日本から直行便で約4時間半でたどり着く南の楽園・パラオ。日本との時差もなく、到着した瞬間から大自然を満喫できる人気のリゾート地です。そんなパラオを最大限に楽しむには、やはり現地のアクティビティツアーは欠かせません。
そこで、今回は、日本からパラオへの旅行・ツアーを催行する会社をピックアップし、それぞれの特徴とともにおすすめのツアー会社をご紹介します。気になるツアー会社が見つかれば、あとは充実したパラオ旅行計画を立てるだけ。旅行をお考えの方はぜひチェックしてみてください。
この記事の前半部分では、ツアーを申し込む前の注意点と、パラオのことをあまり知らない方に向けたツアーの概要とおすすめな観光シーズンについても触れていきます。ぜひ、パラオのツアー会社を選ぶ際の参考情報にしてください。
※おすすめのツアー会社をすぐに知りたい方は、パラオ旅行でおすすめのツアー会社9社比較 をご覧ください。
パラオ旅行ツアーの予約前に確認したい3つのチェックポイント
パラオにはマリンアクティビティを中心としたさまざまな楽しみ方がありますが、まずは事前に確認しておきたいポイントを押さえておきましょう。
1. 参加条件を確認する
ダイビングやシュノーケリングといった海に潜るアクティビティが多く、ツアーによって参加条件が設けられていることがあります。家族連れの方はお子さまの年齢の確認を、疾患や持病を持っている方、体調がすぐれない方はご自身の健康状態について、事前にツアー会社に参加の可否を確認するようにしてください。
2. ツアーの催行有無を確認する
パラオには乾季と雨季という2つの季節があります。気候の関係上、どこかしらでスコールが降るのが通常ですが、雨季になると熱帯低気圧の関係で天気が荒れやすくなります。
ボートで移動することが多いため、風が強かったり波が大きい場合にはツアー中止の可能性も十分にあります。ちょうど日本で台風が発生しやすい時期と近いので、旅行のタイミングに応じてツアーの催行有無や、最小催行人数などを確認しておきましょう。
3. 服装や必要な持ち物を確認する
<必須な持ち物>
- 水着
- ビーチサンダル
- 着替え
- レインコート
- タオル
- 日焼け止め
- ラッシュガード
基本的にほとんどのアクティビティで水着が必須になりますが、そのほかビーチサンダル、スコールに対応するためのレインコート、濡れた身体を拭くタオルなどを用意しておくと良いでしょう。
また、パラオの紫外線は日本の約7倍とされ、非常に強いです。日焼け止めを用意して入念に塗るか、肌が隠れるようラッシュガードなどを身につけるようにしましょう。その他、ダイビングやシュノーケリングに必要な器具は、持参かレンタルか、ツアー内容によって異なります。着替えのタイミングや場所とあわせて、必要な準備物を確認しておきましょう。
さらにパラオは観光するシーズンが、乾季か雨季かによっても準備物が変わってきます。その点については、下記の記事で説明していますので参考にしてください。
パラオ旅行に欠かせない人気のアクティビティ
グアムの南東、ミクロネシアにある島国のパラオは、美しい海が広がる人気のリゾート地です。なかでも有数のダイビングスポットが点在し、その人気は世界中のダイバーがこぞって訪れるほど。ダイビング目的で何度もパラオに訪れる方も少なくありません。
日本にも馴染み深い身近なパラオだからこそ、最大限に楽しむツアー選びをしていきましょう。
ダイビング
世界中のダイバーが注目するほど、パラオには数多くのダイビングスポットが点在します。初級者から上級者まで、スポットごとに楽しめる難易度はことなりますが、人気のスポットは「ブルーコーナー」や「ブルーホール」、「ジャーマンチャネル」や「ビッグドロップオフ」といったエリアです。
大型のマンタや、サメ、ウミガメといった海の生き物に出会いやすいのもパラオの海の特徴といえます。
シュノーケリング
パラオの海はダイビングだけではありません。ライセンスがなくとも手軽に楽しめるシュノーケリングのスポットも多く存在しています。
外洋に面していない「マリンレイク」は波が立たないため、シュノーケリングにおすすめのスポット。そこには静寂が広がり、その場でしか味わえない独特の雰囲気があります。ほかにもカヤックやスタンダップパドルボードなどのアクティビティも楽しめます。
ロックアイランド周遊ツアー
パラオのガイドブックにもよく使われる「ロックアイランド」は、パラオ観光に欠かせない定番スポットです。
旅行客の拠点となるコロール島と、かつては戦争の地となったペリリュー島との間にある200〜300もの島々の総称で、ダイビングスポットのほか、「ミルキーウェイ」や「ジェリーフィッシュレイク」といったパラオの人気スポットが存在します。
ひとたびセスナ飛行ツアーに参加すれば、島と海の美しいコントラストを上空から眺めることができます。多くのツアー会社がロックアイランドを中心にツアーを催行しているため、ぜひチェックしておきましょう。
下記の記事では、オプショナルツアーの紹介と、定番スポットと人気アクティビティについて詳しく解説しています。こちらもご覧ください。
パラオ旅行におすすめの観光シーズン
パラオは、太平洋上のミクロネシア地域の島で構成された観光大国です。日本との時差もなく、直行便(チャーター便)なら移動時間も4時間半と少ないため、時差ボケや移動で困ることはほとんどありません。
何百もの島々で構成されたパラオは、実際に人が住む島の数は、わずか10程度。首都マルキョクや空港のあるバベルダオブ島と、旅行客の拠点となるコロール島は、KBブリッジという橋で結ばれており、それぞれ観光でもメインになる場所です。
熱帯雨林気候で、平均気温は約27度と安定して温暖な気候を保っています。11〜4月は乾季で、5〜10月は雨季の2つの季節にわけられていますが、乾季と雨季に関係なくスコールが降ることの多い国でもあります。
どちらかというと雨季は天候が荒れやすく波が立つことが多いため、ダイビングなど海のアクティビティ目的の方は比較的天候の落ち着いた乾季(11月〜4月)がおすすめです。ダイビング以外の観光やリゾート目的であれば、あまりシーズンに左右されませんが、旅行の繁忙期となる夏休みや年末年始はやはり旅費がやや高額になります。
そのため、少しでも費用を抑えたい方はゴールデンウィーク空けなどのオフシーズンがおすすめです。特にパラオの雨季にあたる5月〜10月は閑散期となるため、ツアー料金が安く設定されています。パラオの乾季と雨季はどちらにもメリット・デメリットがあるので、最終的にどのシーズンに旅行するかは、じっくり考えて決めたいところです。
そこでパラオの天気に関する詳しい情報と、乾季と雨季で異なる過ごし方について一つの記事にまとめました。こちらもぜひ参考にしてみてください。
パラオ旅行でおすすめのツアー会社9社を比較
パラオは観光大国で、日本とも馴染みが深い国であるため、数多くの旅行会社がツアーを販売しています。
これから9つのツアー会社を紹介していきますが、1.ツアーの充実度、2.価格帯(*主に4泊5日プランより)、3.オリジナリティ、といった3つの点から解説しています。
どうぞ参考にしてください。
1. ナイスデイツアー
パラオ旅行を存分に楽しむなら、パラオ旅行に特化した老舗のツアー会社・ナイスデイツアーがおすすめです。パラオ旅行専任のスタッフが対応してくれるため、はじめてのパラオ旅行でも安心して旅行の手配ができます。
ホテルや航空券など、基本料金は4泊5日で約20〜25万円ほど。部屋タイプなど希望にあわせてホテルのタイプも選べ、ツアーでは星空ツアーやサンセットディナークルーズなど、さまざまなアクティビティが揃っています。
2. JTB
老舗旅行会社であるJTBでもパラオの旅行・ツアーを取り扱っています。大手旅行会社ならでの安心感で、海外旅行の不安を消し去ってくれるでしょう。JTBがセレクトしたホテルを基準に、各ツアーの内容を選ぶこともできます。
Webサイトの情報も充実しており、相談口の担当者からもパラオでの過ごし方や旅行に関する情報が集まりやすい点は魅力です。
プール付きの豪華ホテルに宿泊してフリープランで楽しめるプランもあり、まったりとパラオを楽しみたい方におすすめ。価格帯は4泊5日間でおよそ11〜19万円が相場です。
3. 旅工房
旅工房のツアーは、追加料金などで通常のツアーにアレンジを加えられる点が最大の特徴です。価格帯はリーズナブルなツアーだと5日間で約13万円からあり、ダイビングメインのツアーでは約15〜29万円が相場となります。
リーズナブルな価格でパラオを楽しめるツアーでは、フリープランで手続きが面倒なホテルや航空券の手配を行ってくれ、ホテルのランクも追加でアレンジ可能です。
4. STW
STWはダイビングに強い旅行会社として、パラオ旅行のプランも充実しています。日本の旅行会社では唯一、パラオに直営店があり、現地でスタッフに頼ることができる点もメリットです。
ツアーは5日間で約25万円ほどの価格帯で、航空会社はチャーター便を催行しているJALが選べます。パラオ最高と呼ばれるリゾートホテルで、充実したパラオ旅行を楽しめます。
5. 近畿日本ツーリスト
近畿日本ツーリストは、90日・60日前までの早期予約でホテルの部屋のグレードアップや夕食が付くなど、細かいところまで配慮された特典が多いのがうれしいところ。価格帯は5日間で約15〜27万円ほどで、世界遺産であるロックアイランドツアーのプランが組まれています。
ツアーに組み込まれているスペシャルロックアイランドでは、ライトブルーの海が輝くミルキーウェイやロングビーチなどパラオらしい大自然を感じられます。
パラオ旅行の海外旅行・ツアーを検索【ホリデイ | クリッキー】 | 近畿日本ツーリスト
6. 日本旅行
幅広いプランが選べる点が日本旅行のツアーは、パラオ旅行では数少ないひとり旅に特化したプランが多く、ひとり旅を計画している方におすすめできます。
4日で約16〜25万円ほどが基本的な料金です。ひとり旅向きで島内を運行するシャトルバスで移動に自由が利きます。
7. H.I.S.
大手旅行会社のH.I.S.は、シーズンやイベントごとに頻繁にセールを行っており、多少時期を限定されてもお得に旅行を楽しみたい方におすすめです。
ツアー料金の幅は広く、5日間で約18万のツアーもあります。フリープランである程度自由に、かつ格安で回りたい方に魅力的なプランです。
8. マリンジャック
「マリンジャック」もJALを使った直行便プランを選べるツアーの一つです。パラオ専門店だからこその、こだわりのパラオスタイルを提唱しており、基本的なツアー料金は5日間で約22〜25万円です。
「パラオ パシフィック リゾート」や「パラオ ロイヤル リゾート」など、パラオでもグレードの高いリゾートホテルを選択でき、リゾートで自然を楽しむガーデンビューや、青い海を見ながらくつろぐオーシャンビューなどを選択できます。
2019年夏 日本航空 パラオチャーター直行便/パラオ専門旅行会社マリンジャック
9. ダイナスティーホリデー
チャイナエアライン(中華航空)は、台湾を拠点におく航空会社です。台湾路線に強いチャイナエアラインのツアーでは、成田国際空港(東京)、関西国際空港(大阪)、名古屋国際空港、広島国際空港の計4ヶ所から、週4便ものパラオ線が確保されています。
このツアーの最大の特徴は、パラオだけではなく台湾も一緒に観光ができるという点です。5日間のコースだと、最初の3日間はパラオでマリンアクティビティやオプショナルツアーを満喫して、最後の2日間は台湾に滞在して観光を楽しみます。
またツアーの料金は、約8万〜16万と比較的安い金額に設定されています。パラオと台湾、2つの国をコスパ良くまわりたいという方にはオススメのツアーです。
【日本各地発】2020年4~9月 チャイナ エアライン パラオ&台北 ☆安心の送迎付き | チャイナエアライングループのダイナスティーホリデー
まとめ|パラオに行くなら旅行ツアー会社を活用しよう
ツアー会社を通して旅行計画を立てることで、初めてのパラオ旅行でも充実した行程を組むことができます。小さな国とはいえ、魅力的なスポットが数多く点在するため、ツアー担当者とともに旅行プランを立ててみましょう。
自力で手配をする個人旅行は自由が効くメリットがありますが、すべて手配をすることは時間も掛かり、どうしても不安も残ります。旅行会社のツアーならすべて一括でおまかせもでき、現地でのサポートも充実しています。
ぜひ、ツアーを使って快適なパラオ旅行を楽しんでみてください。
(執筆:蓮池ヒロ)