水中世界を楽しむダイビングでは、クリアな視野を確保することがなにより大切です。そのため、ダイビングマスクは必須のアイテムだといえるでしょう。ただし、世の中にはさまざまなタイプやモデルのダイビングマスクが存在するため、とくに初心者の方はなかなか目星をつけられないはずです。
デザイン性などの見た目も重要ですが、きちんとポイントを押さえたうえで製品を選ばないと、水の中での安全性・快適性を損なってしまう恐れがあります。
そこで今回はダイビングマスクの基礎知識に加えて、選び方のポイントやおすすめの製品などをご紹介します。
パラオタイムス編集部おすすめマスク
- フィット感や強度にこだわりがある「アイボックス I – SAS」
- 軽量設計でカラーバリエーションが豊富な「Aqua Lung リヴィールX1」
- 内容積が抑えられた一眼タイプ「Cressi Japan F1 マスク」
- 視力矯正レンズに入れ替え可能な「TUSA M7500/M7500QB – SplendiveII」
- 広い下方視界が特徴的な二眼タイプ「GULL マンティス 5」
- スカート幅が広く着け心地が抜群な「ヘレイワホ MANOA 2+」
- リキッドスキン採用でフィット感に優れた「MARES STAR LIQUIDSKIN」
- 水中写真で重宝する二眼タイプ「バイオメタルマスク APOLLO」
- アジア人の顔にフィットするように開発された「ITALICA ASIAN FIT MASK SEAC」
- 大型一眼レンズのデザインが施された 「クリスタルビュー2マスク SCUBAPRO」
ダイビングマスクをおすすめする理由
ダイビングマスクは、水泳用のゴーグルのように目を覆うことで、水中での視界を確保してくれる道具です。
初心者の方は「水泳用のゴーグルではだめなの?」と感じるかもしれませんが、ダイビングマスクとゴーグルには以下の違いがあります。
【ダイビングマスクとゴーグルの違い】
ダイビングマスク | ゴーグル | |
最大の特徴 | 水圧に耐えられる強度がある | 水圧に耐えられる強度が足りない |
レンズ部分の設計 | 目・鼻を保護する | 目を保護する |
スノーケルと連動 | できる | できない |
水中の視野 | 広い | 狭い |
さらにダイビングマスクには以下の2つの機能が備わっているため、安全にダイビングを楽しむことができます。
- マスククリア:ノーズポケットに入った水を排出する機能。これがないと、水中で鼻がむき出しになり、目や鼻へ水が侵入しやすくなる。
- マスクブロー:息を送り込むことで、マスク内とマスク外の圧力を同じにする機能。水圧による目の充血や、顔へのダメージを軽減する効果がある。
製品選びで押さえておきたい、ダイビングマスクの部位
細かく見るとダイビングマスクにはいくつかの部位があり、各部位には名称がつけられています。そのなかでも、製品選びでとくに意識しておきたい部位を以下でチェックしていきましょう。
フレーム
レンズを固定するために備わっている部位のこと。製品ごとにカラーや形などが異なり、ダイビングマスクのデザイン性を大きく左右しています。
目立ちやすい部位なので、フレーム部分のみ異なるカラーが使用された製品も多く見られます。
スカート
顔と密着する、やわらかい素材で作られている部位のこと。しっかりと水の侵入を防ぐために、顔に当てたときのフィット感が重要になりますが、密着性が高すぎると顔に痕がついてしまいます。
多くの製品ではシリコンが使用されていますが、フィット感を高めるために加工をするなど、製品ごとにさまざまな工夫が施されています。その点を意識してダイビングマスクを選べば、自分の顔により適したものを選べるでしょう。
レンズ
多くのダイビングマスクでは、レンズ部分に「テンパードガラス(強化ガラス)」が使用されています。テンパードガラスは熱や衝撃などに強く、破損しにくい特徴を持っているため、同じものを長く愛用したい方におすすめです。
詳しくは後述しますが、レンズは一眼タイプ・二眼タイプの2種類に大きく分けられており、タイプごとに特徴が大きく異なります。
ノーズポケット
前述でも軽く触れた、鼻を覆うために備わっている部位です。ノーズポケットはマスククリア・マスクブローのしやすさにも関わってくるため、自分の鼻の位置にぴったりなものを選びましょう。
また、レンズやノーズポケットの大きさによって、マスクの内容積(マスクと顔の間のスペース)が変わってくる点も意識しておきたいポイントです。以下のように、ダイビングマスクは内容積によっても快適性が変わります。
- 内容積が大きい…水中での圧迫感がなくなり、お互いの表情を確認しやすくなる。
- 内容積が小さい…視界が広がりやすく、少ない息でマスククリアができる。
たとえば、水中での記念撮影を楽しみたい方には内容積が大きいタイプ、広い視界で水中世界を堪能したい方には内容積が小さいタイプがおすすめです。
ダイビングマスク選びの5つのポイント
自分にぴったりなダイビングマスクを選ぶには、実際に潜ることを想定したうえで、選び方のポイントを押さえることが重要です。ダイビングをする目的や状況、顔の大きさなどによって適した製品は異なるので、以下でご紹介するポイントはしっかりと理解しておきましょう。
1. レンズのタイプ|視力によって使い分ける
ダイビングマスクのレンズには、大きな1枚のガラスで作られている「一眼タイプ」と、2枚のガラスで作られている「二眼タイプ」があります。それぞれのタイプの特徴は以下のとおりです。
- 一眼タイプ…内容積が大きく、広い視界を確保しやすい。表情も確認しやすいが、マスククリアの際に多くの息が必要になる。
→おすすめの商品を見る - 二眼タイプ…一眼タイプに比べると内容積が小さいため、マスククリアがしやすい。また、度付きレンズなど視力矯正レンズを装着できる。
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近視や遠視、老眼などに該当する方は、視力矯正レンズを装着できる二眼タイプが良いです。一方で視力に問題を抱えておらず、広い視野で水中世界を楽しみたい方には、一眼タイプがおすすめです。
2. 顔とのフィット感|しっかり密着する製品を選ぶ
水の侵入をしっかりと防ぐには、顔とのフィット感にこだわることがポイント。製品ごとにダイビングマスクの大きさや形状は異なり、子ども用や女性用などに分けているメーカーも見られるので、さまざまな製品に目を通すことが大切です。
また、なかには部分ごとにシリコンの伸びが異なるもの、シリコンに低摩擦加工を施したものなどが見られます。スカート部分の素材や加工、形状などを意識すれば、さらにぴったりな製品を選びやすくなるでしょう。
3. スカートの色|初心者は透明タイプがおすすめ
スカートは素材やフィット感も重要ですが、よりダイビングを楽しむには「色」も意識しておきたいポイントです。一般的には透明やブラック、ホワイトなどが主流であり、スカートのカラーによって以下のように特徴が異なります。
- 透明…表情がわかりやすいため、記念撮影などを楽しみたい方に適しています。また、広い視野を確保できる点も透明タイプの魅力です。
→おすすめの商品を見る - ブラック…日焼けや汚れが気にならないため、長く愛用したい方におすすめです。また、撮影時に横から入る余計な光をさえぎってくれるので、水中で撮影を楽しみたい方にも適しています。
→おすすめの商品を見る - ホワイト…水中でも見栄えが良いため、ファッション性を求めたい方に適しています。ただし、黄ばみや汚れが目立ちやすいので、保管方法にこだわることが大切です。
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上記のなかでも、透明タイプは外から表情を確認しやすいため、トラブルの発生時に周りに気づいてもらいやすくなります。そのため、初めてのダイビングに不安を感じている方は、透明タイプのダイビングマスクから検討し始めるとよいでしょう。
また、「ダイビングでなにを楽しみたいか?」を意識すると、ぴったりな色を選びやすくなります。
4. デザイン性|写真映えを意識したカラーの選択
ダイビングマスクを長く愛用したい場合には、デザイン性にこだわることも大切です。実際に着用することをイメージしながら、理想とするカラーや形状、大きさなどを考えてみましょう。
また、水中で写真にうつりたい方は、ホワイトなど明るいカラーを選ぶことで写真映えしやすくなります。デザインに関しても、「どんな目的やシーンで使用するか?」を意識することがポイントです。
5. 価格|使用頻度に合わせて購入する
ダイビングマスクは、安いモデルだと2,000円から、高いモデルだと20,000円以上するものまで、幅広く価格が設定されています。中古品の場合は、500円から購入できるモデルもあります。
なかでも、最も一般的なマスクの価格帯は「7,000〜18,000円」とされています。
その理由は、マスクが顔に密着する際の「ゴム部分の質」が関係しています。「ゴム部分の質」は、マスクと顔のズレを防止し、さらにはマスクそのものの寿命に影響を及ぼします。
安い金額のマスクであれば、ゴム部分が比較的固いため、顔にフィットしづらくマスクの内部に水が侵入しやすくなります。それに対して、高い金額のマスクであれば、ゴム部分が柔らかく顔としっかりとフィットするため、水の侵入を防ぐことができます。
また、「ゴム部分の質」が安定していると、月に1回以上ダイビングをするヘビーユーザーであっても、大きな劣化することなく「平均3〜4年ほど」マスクの寿命を保たせることができます。それに対して、年に1回しかダイビングをする予定がないライトユーザーであれば、安い金額のマスクでも十分かもしれません。
マスクの価格を考慮する際には、ダイビングを楽しむ頻度を判断基準にしながら、ぴったりな金額のマスクを選ぶようにしてください。
低価格(〜¥8,000)で買えるおすすめダイビングマスク2選
選び方のポイントを押さえたら、実際に製品をチェックしていきましょう。すでに数多くの製品があるため、初心者の方は迷ってしまうかもしれませんが、ここでは、人気メーカー・ブランドから販売されているおすすめのダイビングマスクをご紹介していきます。
1. M7500/TUSA【約3.5千円〜】
軽量・コンパクト化にこだわられた、TUSAの超ロングセラーモデル。日本人のフェイスラインに合わせた形状であり、ソフトな顔当たりも重視しているため、フィット感を得やすい一品です。
また、装着痕が残りにくく、カラーバリエーションも6種類と豊富なので、写真写りにこだわりたい方にもぴったり。二眼タイプなので、視力矯正レンズに入れ替えることも可能です。
ブランド名 | TUSA |
おすすめのダイビングマスク | 「M7500」 |
特徴 | コンパクト化にこだわられた、TUSAの超ロングセラーモデル。日本人のフェイスラインと合う |
価格帯 | 3,500〜5,000円 |
レンズの種類 | 二眼 |
カラーバリーション | 6種 |
購入はこちら | M7500/TUSA |
2. F1マスク/CRESSI【約6千円】
コンパクトなサイズ感にこだわられた、一眼タイプのシンプルなモデル。スカートには高品質シリコンが使用されており、スカートとレンズを直接つなげることによって、フレームレスの形状を実現しています。
フレームレスの製品は水の抵抗を受けづらいので、スムーズに移動したい場合に役立ちます。また、マスククリアなどがしやすいように、一眼タイプでありながら内容積が抑えられている点も魅力的です。
ブランド名 | Cressi Japan |
おすすめのダイビングマスク | 「F1 マスク」 |
特徴 | コンパクトなサイズ感にこだわられた、内容積が抑えられた一眼タイプのシンプルなモデル |
価格帯 | 6,000円〜 |
レンズの種類 | 一眼 |
カラーバリーション | 10種 |
購入はこちら | F1マスク/CRESSI |
高価(¥8,000〜)高品質のおすすめダイビングマスク6選
次に、ある程度予算が確保できて、かつ高品質の素材や質感にこだわりたい方向けに、おすすめダイビングマスクをご紹介していきます。
1. クリスタルビュー2マスク/SCUBAPRO【約1万円〜】
世界を代表するダイビング器材のメーカーSCUBAPROが誇る、一眼タイプのマスク。特許技術の「クリスタルビュー(大型一眼レンズ)」のデザインにより、継ぎ目がない「サイドウィンドウ」が実現し、水面下での横広いパノラマ視界を作り出します。
レンズ部分は透明性の高い無着色ガラスになっているため、クリアで鮮明な水中世界を映し出します。
充実した機能性に加えてデザイン性にも優れているため、初心者から上級者まで幅広い層におすすめしたいマスクです。
ブランド名 | SCUBAPRO |
おすすめのダイビングマスク | 「クリスタルビュー2マスク」 |
特徴 | 水面下でのパノラマ視界を実現させるダイビングマスク |
価格帯 | 10,000円〜 |
レンズの種類 | 二眼 |
カラーバリーション | 2種(ブラックオレンジ、ブラックシルバー) |
購入はこちら | クリスタルビュー2マスク |
2. STAR LIQUIDSKIN/mares【約1万円〜】
世界各国の専門誌から評価される「リキッドスキン」が採用された、二眼タイプのダイビングマスクです。「リキッドスキン」は、性質の異なる2種類のシリコンを融合して作られた「mares」の特許素材のことで、人によって異なる顔の形状に対応できる絶妙なフィット感を実現しています。
また、マスクのノーズ部分とレンズの位置を調整することで、目とレンズとの距離を最短にした設計にしています。そのため、全体の視野が広がり、水中世界での距離感をよりリアルなものにしてくれます。
ブランド名 | mares |
おすすめのダイビングマスク | 「STAR LIQUIDSKIN」 |
特徴 | リキッドスキン採用でフィット感に優れた二眼タイプのダイビングマスク |
価格帯 | 10,000〜14,000円 |
レンズの種類 | 二眼 |
カラーバリーション | ブラック |
購入はこちら | MARES STAR LIQUIDSKIN |
3. MANOA 2+/Hele i Waho【約1万2千円】
ダイバーが愛用するブランド「Hele i Waho」が提供する「MANOA 2+」は、安定した着け心地が特徴的な二眼タイプのダイビングマスク。マスクのフィット感に悩みを抱えるダイバーのために、通常のマスクよりスカート幅を広く設計することで、今までにない深い着け心地を実現させました。
またレンズの傾斜が10°に設定されているため、ダイバーが頻繁に見ることが多い下方視界が、よりクリアに映し出されます。さらに、透明度の高い度付きレンズも装備されているため、自分の視力に合わせて最適なマスクを選ぶことができます。
ブランド名 | Hele i Waho |
おすすめのダイビングマスク | 「MANOA +2」 |
特徴 | 深い着け心地のあるフィット感と、より下方視界がクリアに映し出されるレンズの傾斜が特徴的な二眼タイプのマスク |
価格帯 | 12,000円〜 |
レンズの種類 | 二眼 |
カラーバリーション | 4種 |
購入はこちら | ヘレイワホ MANOA 2+ |
4. ITALICA ASIAN FIT MASK/SEAC【約1万3千円】
イタリア発祥のブランドSEACが、日本人をはじめとしたアジア人の顔にフィットするように開発された一眼タイプのマスク。シリコンスカートに、部分的に厚みの変化を加えることで抜群のフィット感を生み出します。
シリコン素材が施された鼻や頬の部分には、凸凹の付いた加工がされているため、グローブをした手指でもつまみやすい構造になっています。フレーム部分は、6本のネジでしっかり固定されているため、誤って外れる心配もありません。
カラーバリエーションも充実しているため、長く愛用したいマスクを選びたい方におすすめできるマスクです。
ブランド名 | SEAC |
おすすめのダイビングマスク | 「ITALICA ASIAN FIT MASK」 |
特徴 | アジア人の顔にフィットするように開発されたダイビングマスク |
価格帯 | 13,000円〜 |
レンズの種類 | 一眼 |
カラーバリーション | 多数 |
購入はこちら | ITALICA ASIAN FIT MASK |
5. マンティス5/GULL【約1万4千円〜】
ソフトな顔当たりや視界の広さなど、さまざまなポイントにこだわられている二眼タイプのマスク。広い下方視界が特徴的であり、ダイバーの操作が多い胸元までの視界をしっかりと確保してくれます。
内容積を抑えるローボリューム化も実現しているため、初心者でも扱いやすい製品でしょう。カラーが非常に豊富であり、シリコン部分もホワイトとブラックの2タイプが用意されています。
ブランド名 | GULL |
おすすめのダイビングマスク | 「マンティス5」 |
特徴 | ソフトな顔当たりや視界の広さなど、広い下方視界が特徴的な二眼タイプのマスク。初心者でも扱いやすい |
価格帯 | 14,000〜19,000円 |
レンズの種類 | 二眼 |
カラーバリーション | 多数 |
購入はこちら | GULL マンティス 5 |
6. バイオメタルマスク/APOLLO【約2万円】
高品質な「アルミ合金削り出しフレーム」を採用した、APOLLOが誇るマスクシリーズ。従来のプラスチック製マスクより10%以上の軽量化を実現しながら、頑丈な強度も持ち合わせた二眼タイプのマスクです。
マスクの内容積が小さく、眼球とレンズ面の距離が近い構造のため、水中で写真を撮る際のファインダーの視野をしっかり確保できます。水中写真をたくさん撮りたいダイバーからプロの写真家まで、幅広く重宝するマスクとなっています。
ブランド名 | APOLLO |
おすすめのダイビングマスク | 「バイオメタルマスク」 |
特徴 | 軽量性と耐久性に定評あり。水中写真でも重宝する二眼タイプのダイビングマスク |
価格帯 | 20,000円〜 |
レンズの種類 | 二眼 |
カラーバリーション | 8種、シリコン4種 |
購入はこちら | バイオメタルマスク |
ダイビングマスクを用意する際は、「レンタル」と「購入」どっちが失敗しない?
ダイビングマスクを実際に用意しようとするなら、おもに「レンタル」と「購入」の2つの方法があります。
ダイビング初心者であれば、どっちの方法にすべきか迷ってしまいますよね。
もし、初めてのマスク選びに失敗したくなければ、まずはレンタルを試してから、実際にダイビングマスクの感覚に慣れてみるのをおすすめします。マスクのフィット感や使用感などは、実際に体験してからこそわかるものです。一度、マスクの使用を試しておけば、どのマスクが自分に合っているのか検討できるので、購入する際の失敗を未然に防ぐことができます。
そこでダイビングマスクをレンタルする方法は、おもに2つあります。
- 現地の関連ショップでレンタルする:旅行先のダイビングショップやスポーツショップでレンタルすることができる
- ツアーに参加してレンタルする:ツアー会社のパッケージにレンタル料金が組み込まれている(一部例外あり)
レンタルについては、マスクやフィン、ライフジャケットなどとセットで用意されているケースが多く、レンタル料の相場は1日1,500~2,000円ほど。年に1回しかダイビングをしない場合には、レンタルのほうがコストを押さえられる可能性があるでしょう。
これからダイビングを思い切って頻繁に楽しみたいという方は、自分に最適なマスクを選んで購入するのをおすすめします。価格帯は、前述したとおり、2,000~20,000円ほどの幅広い金額がされているため、必要な機能や仕様面を十分に考慮してから選ぶようにしてください。
ダイビングマスクのお手入れ方法と曇り止め対策
ダイビングマスクは、長い期間に渡り使用していると、レンズが曇りがちになってきます。視界が遮られて景色を楽しめないだけでなく、岩場との接触など危険を招く恐れがありますので注意が必要です。
ダイビングマスクの曇り止めには、レンズ専用として販売されているジェルタイプや液体タイプの曇り止めを使用しましょう。ダイビングショップで販売されていることがほとんどです。それらをダイビング直前に使用することによって、効果を得ることができます。
“おすすめのマスク曇り止め”
また、レンズとスカートの隙間には砂やゴミが溜まりやすくなります。定期的にブラシでお掃除をする必要があるでしょう。この際にレンズをゴシゴシと磨かないように気をつけてください。
下記の記事では、本記事で紹介しきれていない、マスクを曇りにくくするコツからおすすめの曇り止めや代用アイテムまで詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
ダイビングマスクが曇ってしまったら「マスククリア」を実践しよう!
ダイビングを安全に楽しむには、マスクが曇ったときの正しい対策をチェックしておく必要があります。
そこで、ノーズポケットに入った水を排出する「マスククリア」を実践できるようにしておきましょう。これは、ダイビングライセンスを取得する際の講習にも組み込まれているダイバーにとって必須のスキルです。
具体的に、下記の動作を実践していきます。
- まずマスク内に水を入れて、曇りをなくす
- マスクの上部を下向きに押さえながら、斜め45°の角度で上を向く
- その体勢のまま、鼻から息を吐いて水を押し出す
- ノーズポケット部分の水がしっかりと抜ければ完了
いきなり海で実践するのが不安な方は、プールや家のお風呂などで練習しておくとよいでしょう。
まとめ|実際のダイブをイメージしながら、選び方のポイントを押さえよう
ダイビングをする目的・状況はケースごとに異なるため、ぴったりなダイビングマスクも装着する人によって変わります。まずは実際に潜るシーンをイメージし、そのうえで今回ご紹介した、レンズのタイプやフィット感、スカートの色など、ポイントを意識することが大切です。
また、マスク全体のデザインだけではなく、レンズやノーズポケットなど各部位にも目を向けると、よりぴったりな製品を見つけやすくなります。各部位の形状や素材、機能性などを意識しながら、集中してダイビングを楽しめるマスクを見極めていきましょう。
これらのポイントを意識する重要性を理解できたら、実際にダイビングショップに足を運んで、マスクを試着してみるのをおすすめします。一度も試着をせずに、自分の顔にフィットしていないものを選んでしまうと、ダイビング中に頻繁に水が入ってきてしまうなどのトラブルに見舞われて、「間違ったものを買ってしまった…」と後悔しかねません。
その点、ダイビングショップには、経験豊富なプロが在中していることが多いので、店員さんの意見を聞きながら、自分に合ったマスクを選ぶことができるでしょう。
ぜひ、この記事で紹介したことを実践しながら、最適なマスクを見つけ出し、充実したダイビングライフを送ってくださいね。
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