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おすすめのカヤックパドル3選|種類の違いや選び方のポイントを徹底解説

おすすめのカヤックパドル3選|種類の違いや選び方のポイントを徹底解説

パドルといえば、カヤック上で水をかくために使用する道具。どれも似たような形に見えるため、なかには「どのパドルを使っても同じ」と考えている方もいらっしゃるでしょう。

しかし、じつはパドルは非常に重要な道具であり、パドルひとつでカヤックの安全性・快適性は大きく変わってきます。存分にカヤックを楽しむには、各シーンにぴったりなパドルを用意しなくてはなりません。

そこで今回は、形状や素材による違いをはじめ、カヤックのパドルに関する基礎知識をまとめました。購入をする場合の選び方に加えて、おすすめの定番パドルなどもご紹介しているので、初心者の方でもぴったりな製品を選べるようになります。

ぜひ最後までチェックして、満足できる1本を見つけていきましょう。

「パドル」はカヤックの安全性・快適性を左右する大切な道具!

カヤックの安全性・快適性を高める手段はいくつかありますが、「パドル」にこだわる方法もそのひとつ。どれも同じような形に見えるかもしれませんが、パドルにはさまざまなタイプの製品があり、じつは製品ごとに特徴が大きく異なります。

たとえば、周りに障害物が多いリバーカヤック(川でのカヤック)では、パドルが長すぎると岩にぶつける可能性があります。また、耐久性の低いパドルを使っていると、障害物にぶつけたときに割れてしまう恐れがあります。

ほかにもフィールドの幅や水深、流れの速さなど、カヤックではさまざまな要素によって最適なパドルが変わってきます。そのため、カヤックに乗るシチュエーションを想定し、必要な機能をしっかりと見極めたうえで、各シーンにぴったりなカヤックを用意することが大切です。

パドルの購入は必要?カヤック本体と一緒に購入する方法がおすすめ

カヤックを楽しむ際に必要な道具は、参加するツアーや現地のショップでレンタルすることも可能です。基本的にカヤックとパドルはセットで貸し出されていますし、各シーンに適した道具が用意されているケースが多いので、初心者のあいだはレンタルでも問題はありません。

しかし、何度も楽しんでいるうちに徐々に慣れてくると、やはり自前のカヤックが欲しくなるところ。基本的なスキルが身についたことで、次第に「もっと効率的にカヤックフィッシングを楽しみたい!」「好きなときにカヤックに乗りたい!」と感じ始める方は多いはずです。

ただし、カヤック本体の特性を活かすには、最適なパドルを用意することも重要なポイント。カヤックの種類によって適したパドルは変わってくるので、カヤック本体とパドルは一緒に購入する方法がおすすめです。

カヤックの楽しみ方を広げたい場合やスキルアップを目指したい方は、カヤック本体とパドルの相性を考えながら、ぜひ購入を検討してみましょう。

パドルは製品ごとになにが変わる?種類による違いをチェック

各シーンに最適なパドルを選ぶには、まず「製品ごとの違い」を押さえることが必要です。

とくに意識しておきたいポイントは、パドルは各部位の形状や素材などによって、細かく種類分けがされている点。種類ごとに特徴が大きく変わってくるため、その違いをしっかりと理解しておかないと各シーンにぴったりなパドルは選べません。

そこで次からは、パドルの種類による違いをご紹介していきましょう。

ブレードの形状による違い

「ブレード」とは、パドルの先端にある水をかく部分のこと。基本的には、面積が大きいものほど多くの水をとらえられるため、ブレードの面積と推進力は比例します。

ブレードにはさまざまな工夫が凝らされており、とくに形状の違いはしっかりと理解しておきたいポイント。ブレードはその形状によって、大きく以下の2種類にわけられています。

  • ワイドブレード…水の抵抗力を利用するために、ブレード部分の幅が広くつくられているタイプ。推進力はもちろん、カヤックの方向を変えるなどの操作性にも長けており、おもに急流や激流のフィールドで使用されています。基本的には川下りやホワイトウォーターカヤックで使用するため、ワイドブレードが備わったパドルは「ダウンリバー用パドル」とも呼ばれています。
  • ナローブレード…水の抵抗を抑えるために、ブレードの幅が狭くつくられているタイプ。推進力や操作性の面ではワイドブレードに劣るものの、腕が疲れにくい特性を持っています。そのため、流れが穏やかな海や湖などのフィールドで、長時間にわたって漕ぎつづけるシーンに適しています。

推進力を重視するのであればワイドブレードが適していますが、カヤックを長時間楽しむ際には「腕への負担」も意識する必要があるので、ブレードは面積が大きいからといって優れているわけではありません。実際にカヤックを楽しむ状況を意識して、各フィールドにぴったりなブレードを選ぶことが大切です。

シャフトの形状による違い

2つのブレードをつなぐパドルの軸となる「シャフト」も、その形状によって以下の種類にわけられています。

  • ストレートシャフト…名称のとおり、シャフトが真っ直ぐの棒になっているタイプ。機能面ではとくに優れた部分はないものの、全体的にリーズナブルな製品が多い傾向にあります。
  • ベントシャフト…水をかく際の負担を抑える目的で、ブレードに近い部分が曲がっているタイプのシャフト。手首の疲労感を抑えられるだけではなく、操作性の面でも優れています。

オーソドックスなパドルを求めている初心者の方や、コストパフォーマンスを重視したい方には「ストレートシャフト」がおすすめ。ただし、ストレートシャフトは持ったときに手首の角度がつきやすいため、手首に負担がかかる点はある程度覚悟しなければなりません。

その点が気になる方や、長距離を移動するケースが多い場合には、快適性や操作性の面で優れている「ベントシャフト」を検討してみましょう。

各シーンに最適なパドルを選ぶ3つのポイント

パドルの種類による違いを理解したら、いよいよ選び方のポイントを確認していきましょう。パドルはカヤックの安全性・快適性に大きく関わる道具なので、以下のようにさまざまなポイントを意識する必要があります。

1. 素材による違いを理解する

上記で解説したブレードとパドルは、じつは使用されている素材によっても特徴が変わります。製品ごとに素材はさまざまですが、とくに使われることが多い以下の素材については、しっかりと違いを理解しておきましょう。

  • カーボン…素材のなかでも最高級にあたる、強度面で優れた素材。水中でもしなりにくい特性を持っているため、水をかいたときに高い推進力を得られます。ほかの素材に比べて軽量ですが、障害物にぶつかると割れてしまうこともあります。
  • グラスファイバー…ナイロン樹脂とガラス繊維を組み合わせた、耐久性の面で優れた素材。カーボンほどではありませんが、グラスファイバー性のパドルも全体的に軽量なものが多い傾向にあります。岩などにぶつかっても割れにくいので、初心者でも安心して扱えます。
  • プラスティック…コストパフォーマンスの面で優れた素材。とくに機能面が優れているわけではありませんが、障害物にぶつけたときの耐久性がそれなりに高く、全体的に安価な製品がそろえられています。
  • アルミ…シャフトにのみ使用される、もっとも価格が安い素材。強度や耐久性の面ではほかの素材に劣りますが、プラスチック製に比べても安価な製品が充実しています。

推進力などの機能性を重視したい場合には、カーボンやグラスファイバーがおすすめです。ただし、これらの素材を使った製品は高価なものが多いため、コストを少しでも抑えたい方にはややハードルが高いかもしれません。

コストパフォーマンスを重視する方は、プラスティック製やアルミ製のパドルから検討してみましょう。

2. フィールドに合わせた種類・素材を選ぶ

カヤックのパドルを選ぶうえで、フィールドを意識することは非常に重要です。使用する状況を想定するだけで、パドルの望ましい種類や素材は自然と決まってくるので、各フィールドに適したパドルはしっかりと理解しておきましょう。

  • シーカヤック、レイクカヤック…流れが穏やかな海や湖でのカヤックは、基本的に長距離移動が目的になります。そのため、腕の負担を減らしやすいナローブレード、かつカーボン素材のパドルがベストでしょう。
  • リバーカヤック…海などに比べて流れがやや速い川では、操作性の面で優れているワイドブレードがおすすめです。また、川は水深が浅く、周辺に岩などの障害物が存在する可能性があるため、割れにくい素材は避けたほうが無難でしょう。とくに初心者のあいだは、グラスファイバー製やプラスティック製がおすすめです。
  • 激流(ホワイトウォーター)でのカヤック…激流での川下りに挑戦する場合は、さらに幅が広いワイドブレードを選ぶことが必須です。また、機能性・耐久性の面ではグラスファイバー製が理想ですが、障害物にぶつけたり落としたりするケースも想定しなければなりません。激流でのパドリングに慣れるまでは、紛失・破損を想定して安価なプラスティック製のものを選ぶと良いでしょう。

パドルの種類・素材の組み合わせは自由ですが、フィールドに合わないパドルを選ぶと、快適性だけではなく安全性も損なわれてしまいます。集中してカヤックを楽しむためにも、上記のようにフィールドに合わせたパドルを選びましょう。

3. 身長とカヤック幅でパドルの長さを決める

パドルは使用する人によって、適した「長さ」も変わります。一般的には220cm~240cmのパドルが多く使用されていますが、身長が高い方は長いパドルを、身長が低い方は短いパドルを選ばないと扱いづらさを感じてしまいます。

また、カヤックと一緒にパドルを購入する場合は、「カヤック幅」も意識しておきたいポイント。たとえば、幅が広いカヤックと短いパドルを選ぶと、水をかく際にパドルがカヤックにつっかえるので、うまくパドリングをすることができません。

しかし、じつはパドルの長さに決まった正解はなく、その人にとって「使いやすい長さのもの」を選ぶことが基本となります。220cm~240cmをひとつの基準として、レンタルなども活用しながら自身にぴったりな長さを慎重に見極めましょう。

初心者におすすめのパドル3選!定番から人気の製品まで

近年では数多くのメーカーがパドルを製造しているため、選び方のポイントを理解しても「なかなか候補を絞れない…」と迷ってしまう方は多くいらっしゃるはず。そこで以下では、初心者におすすめしたい定番のモデルや人気のパドルをまとめました。

各製品の違いを意識しながら、自分にとって必要な機能性などをじっくりと考えてみましょう。

1. ホワイトウォーターカヤックパドル/Coleman(コールマン)

引用元:ホワイトウォーターカヤックパドル(ブラック)|キャンプ用品やアウトドアならコールマンオンラインショップ

アウトドア商品の総合メーカーであるコールマンが展開する、アルミ製のリーズナブルなパドル。アルミ製でありながら耐久性にもこだわっているため、さまざまなシーンで活躍する製品です。

通常時は全長230cmと一般的な長さですが、収納時には4つに分割できる点が魅力的なポイント。ブレードとシャフトが外れる仕様になっており、分割をすると長さを77cmまで抑えられます。

ホワイトウォーターカヤックパドル(ブラック)|キャンプ用品やアウトドアならコールマンオンラインショップ

2. アルミニウム カヤック パドル/AquaMarina(アクアマリーナ)

引用元:ALUMINUM KAYAK PADDLE(アルミニウム カヤック パドル) : アクアマリーナ公式サイト

世界60ヵ国以上でカヤックやゴムボートなどを展開する、AquaMarinaが製造しているパドル。こちらの製品もシャフトにはアルミが使用されており、リーズナブルな価格で販売されているため、初めての1本としておすすめです。

最大の特徴は、4セクションからなる分割式の構造になっている点。収納時にも便利ですが、多少のサイズ調整が可能なモデルなので、複数人で使いまわすこともできるでしょう。

ALUMINUM KAYAK PADDLE(アルミニウム カヤック パドル) : アクアマリーナ公式サイト

3. スカジッツ フック 2ピース ストレート/WERNER(ワーナー)

引用元:スカジッツ フック 2ピース ストレート230 MC-6007

WERNERはアメリカで誕生した、40年以上の歴史をもつ信頼性の高いブランド。WERNERのパドルは全体的にやや高価ですが、このモデルは比較的リーズナブルに買い求められます。

素材にはグラスファイバーが使用されており、上位モデルのデザインや構造が引き継がれている影響で、ファンからは操作性の高さが評価されています。さらにナローブレードが採用されているため、初心者の方でも問題なく扱えるモデルでしょう。

長く愛用できる1本を求めている方や、初心者からスキルアップを目指したい方にぜひおすすめしたい製品です。

スカジッツ フック 2ピース ストレート230 MC-6007

予算も意識しながら、納得できるパドルを見つけよう

今回ご紹介したように、パドルはカヤックの楽しみ方に大きく関わってくる道具です。より安全・快適にカヤックを楽しむには、目的やシチュエーションに合わせたパドルを選ばなくてはなりません。

しかし、パドルにもさまざまなタイプも製品があるので、とくに初心者の方は種類や選び方のポイントはしっかりと理解しておきたいところ。また、現時点での予定だけではなく、「将来的にどんなフィールドで楽しみたいか?」や「どこまでスキルアップを目指したいか?」などを意識すると、長く愛用できる1本を選べるでしょう。

予算とのバランスも考えながら、ぜひ納得できるパドルを見つけてみてください。