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ソロキャンプには何が必要?おすすめの道具とキャンプ場をご紹介

ソロキャンプには何が必要?おすすめの道具とキャンプ場をご紹介

実は近年、ソロキャンプが人気になっています。

ソロキャンプの良い点は、誰に気を遣うこともなく、自分だけのキャンプスタイルを実現できる点にあります。

でもこれからソロキャンプを始めたいという方は、何から準備すれば良いかわからないのではないでしょうか?ソロキャンプには様々なスタイルがあって、それによって必要な知識・道具が変わってきます。

そのため今回は、ソロキャンプに必要な道具やおすすめ商品をご紹介します。

後半では、おすすめなキャンプ場の情報も乗せているので、そちらも見てみてくださいね。

ソロキャンプの魅力

(画像:Pixabay)

ソロキャンプの魅力は、なんといってもその自由さにあります。

自分の行きたい場所へ好きなように行動することができます。ルールをしっかり守って、キャンプ場や環境に迷惑をかけなければ、基本的には何しても自由です。

大自然の空気を味わったり、カヤックや登山などをアウトドアアクティビティを楽しんだりするのも良いでしょう。夜はテントを張って、ひとりで焚き火に当たるのも趣があります。

もちろん楽しみ方は人それぞれですが、ある程度は計画的に行いましょう。キャンプ場が開いているシーズンや気候、カヤックのレンタル場や山小屋の営業時間などをリサーチした上で、キャンプの準備を始めましょう。

以下にソロキャンプ(1泊2日)計画の一例を提示してみます。ぜひ、これを参考にソロキャンプの計画を立てていただければ幸いです。

ソロキャンプに必要な道具

(画像:Pixabay)

ソロキャンプに行くにあたって、必要な道具があります。

テントやシュラフ(寝袋)はもちろんのこと、テーブルや照明など、他にもなくてはならない道具はたくさんあります。

現地でレンタルすることができるケースもありますが、一通りのセットは買っておくことをおすすめします。自分の道具を自分で組み立てることは、キャンプの醍醐味の一つです。

特にソロキャンプでは一緒に行ってくれる仲間がいないため、道具を忘れてしまいがちです。一度自分でチェックリストのようなものを作って、持ち物を確認してみると良いでしょう。

テント

(画像:Pixabay)

まずテントは、キャンプをするにあたって絶対に欠かせません。

キャンプ地へ行くのは車なのかバイクなのか、登山用に軽量の方が良いのかなど、テントを持ち運ぶ手段や目的によっても適した製品は変わってきます。

夏場であれば通気性があるテントが良かったり、春・秋など寒い季節では防寒生のあるテントが良かったりと、キャンプへ行く季節で変わってきます

また、ひとくくりに「テント」といっても、大きさや形状など実にさまざまなものがあります。そのため特に初心者は、どれを選んだら良いか分からなくなりますよね。

テントには主に自立型非自立型の2種類があります。次からその2つの違いと、おすすめ商品をご紹介したいと思います。

・自立型

自立型テントとは、テント本体とポールで成り立っているテントです。一人や初心者にも扱いやすい形状になっていて、最も主流なテントといえるでしょう。

テントは張るのが面倒なイメージがありますが、自立型テントはその限りではありません。ポールに本体を吊り下げて組み立てられるものや、宿泊向きではありませんがワンタッチだけで組み立てられるものもあります。

ただポールに重量があるので、テントを持って長距離を歩いたりする人には向かないかもしれません。車で気軽にソロキャンプに行きたい方は、自立型がおすすめです。

・非自立型

非自立型テントとは、「張り綱」と呼ばれる縄を張って、それを「ペグ」と呼ばれる釘で固定するテントです。自立型より面積が大きいので、広い場所で張る必要があります。

 

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張り綱を張ったりペグを打ったりする手間があるので、テントを貼るのに時間がかかってしまいます。撤去するのにも同様に時間がかかってしまうので、作業的なことが好きではない人は面倒に感じるかもしれません

ただ自立型テントよりもポールが少ないため、軽量になります。テントを持ち歩いて行動したい人におすすめです。しかし、高さがあるのと張り綱を張る面積が必要になり、狭い所では張れないので注意が必要です。

シュラフ(寝袋)

(画像:Pexels)

シュラフ(寝袋)もキャンプで必須な道具です。季節や形状に応じて素材や大きさが変わってきます。形は大きく分けて「封筒型」「マミー型」の2種類です。

「封筒型」は横のジッパーを開いて一枚の布団のようにして使えるので、普段の寝心地とあまり変わりません。中が完全に密閉されおらず「マミー型」と比べて肌の密着度が低いので、冬場は寒くなってしまいます。

▼封筒型

 

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一方、マミー型は肌の密着度が高く暖かいですが、逆にいえば夏は暑苦しくなってしまいます。夏場は封筒型、冬場はマミー型と使い分けるのも選択肢のうちです。

▼マミー型

 

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またシュラフに合わせて「シート」を買うのがベターです。シートとはシュラフの下に敷くクッションのことで、地面の土や岩の凹凸を吸収します。また冷気を遮る役割もあるので、安眠に繋がります。

テーブル・スツール

意外と忘れがちなのが、このテーブルスツールです。

この二つは食事をしたり、休んだりするときに必要です。そして持ち運ぶことが可能なため、キャンプ場外の海辺や川沿いでくつろぎたい方には必須です。

テーブルは高さ40cm程度の低めの商品がおすすめです。それに合わせて、チェアの高さも決めましょう。見た目もお洒落ですし、足を優雅に伸ばすこともできます。

ダイニングのようなテーブルだと、組み立てるのが大変です。そしてどうしても嵩張ってしまうので、ソロキャンプには向いていません。

照明(ランタン)

(画像:Pexels)

照明(ランタン)もなければなりません。キャンプ場には外灯が少なく、ランタンなどの照明がなければ作業ができません。

また、多くのキャンプ場は22時に消灯します。そのため人が多く、かつ外灯が多いキャンプ場でも22時には光源がありません。もちろん、スマホのライトだけでは厳しいので、照明があった方が格段に便利です。

ランタンにも様々な種類があります。LEDのものやガソリンのもの、灯油のものなど、燃料によって使用期限が変わってきます。もちろん便利なのはLEDですが、ガソリン灯油は実際の火を灯すので趣があります。

熱源(焚き火、バーナー、コンロ)

(画像:Pexels)

熱源は、料理をしたり暖をとったりするために必要です。

焚き火をして、直火で料理するのも良いでしょう。もちろん、キャンプファイヤーのような大きな炎は必要ないので、簡易的な焚き火セットがおすすめです。収納性を意識し、軽量でコンパクトな品を選びましょう。

ただ焚き火をするのは危険を伴いますし、労力もかかります。そのため、ガスバーナーやガスコンロで、最低限の熱源さえ使えれば十分でしょう。

ソロキャンプにおすすめなキャンプ場7選

(画像:PAKUTASO)

キャンプの道具を揃えたら、いよいよキャンプへ出発です。

しかしそもそもキャンプとは、どこに行くのでしょうか? 山や川、湖など様々な選択肢がありますが、基本的にはキャンプ場へ行きます。

次からは、初心者におすすめな全国のキャンプ場を7つご紹介していきます。キャンプ場以外にも、豊富なレジャー施設が揃っている魅力的な場所を厳選しました。

長瀞オートキャンプ場(埼玉)|関東エリア

(画像:長瀞オートキャンプ場 )

埼玉県秩父郡にある長瀞オートキャンプ場は、荒川沿いの広範囲な敷地にあります。近くでは川下りやラフティングなどのアクティビティを行うことができます。

町からも距離が近く、買い出しへもすぐに行けます。レンタルショップも充実しているので、初心者でも安心なキャンプ場です

また女性専用のキャンプサイトやシャワーもあるので、女性の方にもおすすめなキャンプ場となっています。

住所 埼玉県秩父郡長瀞町大字井戸559-1
営業時間 4月15日〜12月31日
公式サイト https://www.nagatoro-camp.com/ 

北軽井沢スウィートグラス(群馬)|関東エリア

( 画像:北軽井沢スウィートグラス )

北軽井沢スウィートグラスは、浅間山の麓にある緑豊かなキャンプ場です。

ここでは「てぶらでキャンプ」を謳っていて、テントやシュラフ(寝袋)などの基本的な備品をレンタルすることができます。

文字通り「てぶら」でキャンプを楽しむことができるので、こちらも初心者や気軽にキャンプを楽しみたい方におすすめです。

またキャンプ場内には「薪焚の湯」という温泉施設もあります。キャンプで疲れた汗を流しながら、ゆったりを自然を堪能したいですね。

住所 群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1990-579
営業時間 通年利用可
公式サイト https://www.nagatoro-camp.com/ 

ホウリーウッズ久留里キャンプ村(千葉)|関東エリア

(画像:ホウリーウッズ久留里キャンプ村)

千葉県君津市にあるホウリーウッズ久留里キャンプ村は、樹齢100年を超えた広大な樹林に囲まれています。

かなり緑が深い場所なので、本格的なキャンプを行うことができます。周りに人が少ない分、一人だけで静かに過ごすことができます。

そしてこの場所は、ツリーハウス(¥20,000〜)に宿泊できることでも有名です。またテントをレンタルできるうえ、多数のキャンプ用品を取り揃えています。

住所 千葉県君津市芋窪282
営業時間 通年利用可(臨時休業あり)
公式サイト https://holywoodscamp.jimdo.com/ 

青川峡キャンピングパーク(三重県)|関西エリア

(画像:青川峡キャンピングパーク)

青川峡キャンピングパークは、三重県いなべ市にあります。名古屋から1時間(車)、大阪から2時間(車)とアクセスがとても良いです。

キャンプ場内は「オープンサイト」「水辺サイト」「プライベートサイト」「ライダース」のエリアに別れています。水辺を好む方、一人で過ごしたい方、バイクや自転車で訪れた方など、それぞれのニーズに合わせたエリアを選ぶことができます。

施設内には、ログハウスやバーベキュー場もあるので、キャンプ以外の目的でも訪れることが可能です。「スモーク」や「火起こし」の体験セットもあるので、ぜひ堪能してみてくださいね。

住所 三重県いなべ市北勢町新町614
営業時間 4月下旬〜11月上旬
公式サイト https://www.aogawa.jp/service/ 

天滝公園キャンプ場(兵庫県)|関西エリア

(画像:天滝公園キャンプ場)

兵庫県にある天滝公園キャンプ場は、1980年に運営が開始された老舗のキャンプ場です。日本の滝100選の一つである天滝の麓にあり、キャンプサイトは小さな棚田を利用しています。

周りは高台になっていて、森や谷に囲まれています。視界が開けた広大な景色で、澄み渡った空気を吸いながらキャンプを楽しむことできます。

またキャンプ場周辺には川魚がつかみ取りが出来る「あゆ公園」や源泉掛け流しの「とがやま温泉」、そして夜行のリフトなどの施設があります。キャンプと並行して、楽しめると良いですね。

住所 兵庫県養父市大屋町筏822
営業時間 通年営業
公式サイト https://tendaki.jp/ 

十和田市営宇樽部キャンプ場(青森)|東北エリア

(画像:十和田市)

宇樽部キャンプ場は、青森と秋田にまたがる十和田湖にあります。

民営のため、安心して施設を利用することができます。料金も安く、湖を眺めながらキャンプを楽しむことができます。

施設内にはコテージもあり、シャワーや洗濯機も完備されています。ただキャンプ場全体はとても静かで、ただ波のさざめきだけが響いています。

大自然に囲まれた東北の大地で、ぜひ至福のひと時を過ごしてみませんか?

 

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住所 青森県十和田市大字奥瀬字宇樽部国有林十和田市営宇樽部キャンプ場
営業時間 4月下旬〜11月上旬
公式サイト https://camprsv.com/11713/rsv_list/ 

RV Resort猪苗代湖モビレージ(福島県)|東北エリア

(画像:RV Resort猪苗代湖モビレージ)

最後に紹介するRV Resort猪苗代湖モビレージは、福島県の猪苗代町にあります。

オートサイトは湖畔・林間あわせて全100個あり、キャンピングカーやバイクを止める区画も広くなっています。周りには湖水浴に来た観光客で賑っていて、遊覧船である「スワンボート」も海を進んでいます。

キャンプ場内にはコテージや売店、炊事場、シャワーなどの設備が整っています。ボートやカヌーをレンタルして使うこともできるので、とても魅力的です。

 

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住所 福島県会津若松市湊町大字赤井字笹山原408
営業時間 4月下旬〜11月上旬
公式サイト http://www.inawashiroko-mv.com/camping/index.htm 

ソロキャンプの注意点

(画像:PAKUTASO)

行きたいキャンプ場が決まったところで、次にキャンプをする上で注意しなければならない点を解説していきたいと思います。

特にソロキャンプは自分だけが判断基準なので、どうしても危機管理能力が下がりがちです。ちょっとした不注意で、重大な事故に巻き込まれるケースだって想定できるのです。

たまのキャンプを充実したものにするためにも、次のことは意識しましょう。

  • 野営はNG
  • 天候に気を付ける
  • ケガ・病・火事に気を付ける

野営はNG

キャンプ場以外の場所で泊まる「野営」は基本的に推奨されません。私有地で無断のキャンプしたら、土地の「無断使用」「不法侵入」に当たります。私有地か公営地かは詳しく調べなければわかりませんが、誰が管理しているかわからない場所で火を焚いたり、テントを張ったりするのは近隣住民に迷惑になります。

厳密に野営が禁止されている場所は少ないです。しかし浜松市の天童区など、一部の地域ではキャンプ禁止区域が設定されています。土砂崩れや落石などが起きるような場所では、もちろんキャンプをするべきではありません。

法律的にはグレーなのは確かですが、辞めておくほうが無難でしょう。もし仮にするとしても決して現場復帰の努力を怠らず、テントを張る周りの環境には最低限の注意を払うようにしましょう。

天候に気を付ける

キャンプをする時は、天候に細心の注意を払わなければなりません。

特に冬のキャンプは天候が荒れがちです。防風シューズや、ネックウォーマー・マフラーなどの準備はもちろん、冬用のテントを用意したり、湯たんぽを用意したりなどの工夫をする必要があるでしょう。

また、テントを張る場所を工夫しましょう。少しの地形の差でも天候は微妙に異なります。例えば小高い丘は風当たりが強くなり、中洲は夜に氾濫します。また木の下も落雷の恐れがあるので、テントを張るべきではありません。

仮にキャンプ当日が強い雨や風に見舞われていたら、キャンプを諦める決断も辞すべきではありません。安全第一に考え、天候の優れた日を選んでキャンプを行うようにしましょう。

ケガ・病気・火事に気を付ける

ケガ・病気・火事に気を付けるという当たり前なことを怠らないようにしましょう。

キャンプ中にテントを貼ったり、火を焚いたり、自然の中を探索したりするに際して、普段よりケガをするリスクは高くなっています。山登りや川遊び、その他レジャースポーツなど普段は行わないアクティビティもケガのもとです。

そして天候の影響を大きく受けるキャンプでは、寒暖差で病気になりがちです。テント内部の温度調整は難しく、急に風邪を引いてしまうということも茶飯事です。病院が近くにないので医療セットは常備し、いつでも不測の事態に対応できるようにしましょう。

ランタンや焚き火など普段は使わない火気を扱えば、必然的に後始末にも苦労します。IHが進んでいる現代ならなおさらです。ランタンの火がテントに燃え移って火事になってしまったという事態を防ぐためにも、常に火には気を払っていきましょう。

場合によっては海外も?ソロキャンプにおすすめなパラオ

今回の記事では、国内のキャンプ場を紹介してきました。

ですが、場合によっては海外でのソロキャンプもおすすめです。

海外では日本よりも美しい景色が広がっていて、より充実したソロキャンプ を行うことができると思います。

そこで紹介するのが、南の国パラオです。

日本から南へ約3,000キロの場所にあるパラオは「ダイビングスポットの定番」とも称されていて、島々はきれいな珊瑚礁に囲まれています。なかでも「ロックアイランド」は、世界遺産にも認定されるほど有名なスポットです。

最近、パラオの美しい無人島でソロキャンプをする人が増えています。最近では芸人のヒロシさんがソロキャンプを行ったことで注目を集めました。

最近、パラオの美しい無人島でソロキャンプをする人が増えています。最近では芸人のヒロシさんがソロキャンプを行ったことで注目を集めました。

パラオは英語と一部の日本語でコミュニケーションが可能で、言葉の壁が不安で海外へ行けないという方にも安心です

ぜひ幻のロングビーチや、ターコイズブルーが美しいミルキーウェイなどの絶景を堪能しながら、ソロキャンプを楽しんでみてください。

【パラオの基本情報】

  • パラオの特徴:世界を代表するダイビングスポットの聖地
  • おすすめスポット:ブルーコーナー、ブルーホール
  • 他にできるアクティビティ:シュノーケリング、カヤックなど
  • 鑑賞できるおもな魚:ナポレオンフィッシュ、サメ、オオテンハナゴイ、マンタなど

【日本からパラオまでのおもなアクセス】

  • 成田空港からグアムやソウル、台北などを経由しパラオへ(約8時間~10時間)
  • 一部、チャーター便による直行便あり(約5時間)

パラオに関してもっと詳しく知りたい方は、下記の記事もぜひ参考にしてみてくださいね。

パラオ国旗の意味や由来|歴史から分かる日本との関係性を解説

まとめ|ソロキャンプの準備は万全に!

この記事ではソロキャンプに必要な道具と、おすすめなキャンプ場についてご紹介しました。

ソロキャンプに必要なものを全て忘れずに揃えた上で、当日を臨みましょう。重要なものはを何か一つでも忘れると苦労します。

また特に一人は危険を伴います。最低限のマナーを守りながら、ケガ・病気・火事には気をつけていきましょう。

楽しいキャンプになることを祈っております。

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