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ダイビングマスクの選び方|初心者こそ押さえたいポイントやおすすめの製品

ダイビングマスクの選び方|初心者こそ押さえたいポイントやおすすめの製品

水中世界を楽しむダイビングでは、クリアな視野を確保することがなにより大切です。目や鼻に水が少しでも侵入すると、水中での安全性・快適性は大きく損なわれてしまうので、まずは自分にぴったりなダイビングマスクを用意しなければなりません。

しかし、世の中にはさまざまなタイプやモデルの製品が存在するため、とくに初心者の方はなかなか目星をつけられないはず。デザイン性などの見た目も重要ですが、きちんとポイントを押さえたうえで製品を選ばないと、安全性・快適性を損なってしまう恐れがあります。

そこで今回はダイビングマスクの基礎知識に加えて、選び方のポイントやおすすめの製品などをご紹介します。マスクを選ぶ上でとくに押さえておきたいポイントをまとめているので、初心者の方でも理解できます。

ダイビングマスク選びでお悩みの方は、ぜひ読み進めていきましょう。

水の侵入を防ぎ、視界を確保してくれるダイビングマスク

ダイビングマスクは、水泳用のゴーグルのように目を覆うことで、水中での視界を確保してくれる道具です。ダイビングマスクには鼻を覆える「ノーズポケット」が備わっており、目と鼻への水の侵入をしっかりと防いでくれるため、安全・快適なダイビングには欠かせません。

初心者の方は「水泳用のゴーグルではだめなの?」と感じるかもしれませんが、ダイビングマスクとゴーグルは機能面に違いがあります。とくに大きな違いとしては、ダイビングマスクは「マスククリア」と「マスクブロー」を可能にしている点が挙げられます。

  • マスククリア:ノーズポケットに入った水を排出する機能。
  • マスクブロー:息を送り込むことで、マスク内とマスク外の圧力を同じにする機能。水圧による目の充血や、顔へのダメージを軽減する効果がある。

そんなダイビングマスクにもさまざまな種類があり、なかにはスノーケルを装着できるタイプも。必要に応じてスノーケルを脱着できるため、ダイビングとシュノーケリングの両方を楽しめます。

製品選びで押さえておきたい、ダイビングマスクの部位

細かく見るとダイビングマスクにはいくつかの部位があり、各部位には名称がつけられています。そのなかでも、製品選びでとくに意識しておきたい部位を以下でチェックしていきましょう。

フレーム

レンズを固定するために備わっている部位のこと。製品ごとにカラーや形などが異なり、ダイビングマスクのデザイン性を大きく左右しています。

目立ちやすい部位なので、フレーム部分のみ異なるカラーが使用された製品も多く見られます。

スカート

顔と密着する、やわらかい素材で作られている部位のこと。しっかりと水の侵入を防ぐために、顔に当てたときのフィット感が重要になりますが、密着性が高すぎると顔に痕がついてしまいます。

多くの製品ではシリコンが使用されていますが、フィット感を高めるために加工をするなど、製品ごとにさまざまな工夫が施されています。その点を意識してダイビングマスクを選べば、自分の顔により適したものを選べるでしょう。

レンズ

多くのダイビングマスクでは、レンズ部分に「テンパードガラス(強化ガラス)」が使用されています。テンパードガラスは熱や衝撃などに強く、破損しにくい特徴を持っているため、同じものを長く愛用したい方におすすめです。

詳しくは後述しますが、レンズは一眼タイプ・二眼タイプの2種類に大きく分けられており、タイプごとに特徴が大きく異なります。

ノーズポケット

前述でも軽く触れた、鼻を覆うために備わっている部位です。ノーズポケットはマスククリア・マスクブローのしやすさにも関わってくるため、自分の鼻の位置にぴったりなものを選びましょう。

また、レンズやノーズポケットの大きさによって、マスクの内容積(マスクと顔の間のスペース)が変わってくる点も意識しておきたいポイントです。以下のように、ダイビングマスクは内容積によっても快適性が変わります。

  • 内容積が大きい…水中での圧迫感がなくなり、お互いの表情を確認しやすくなる。
  • 内容積が小さい…視界が広がりやすく、少ない息でマスククリアができる。

たとえば、水中での記念撮影を楽しみたい方には内容積が大きいタイプ、広い視界で水中世界を堪能したい方には内容積が小さいタイプがおすすめです。

ダイビングマスク選びの4つのポイント

自分にぴったりなダイビングマスクを選ぶには、実際に潜ることを想定したうえで、選び方のポイントを押さえることが重要です。ダイビングをする目的や状況、顔の大きさなどによって適した製品は異なるので、以下でご紹介するポイントはしっかりと理解しておきましょう。

1. レンズのタイプ

ダイビングマスクのレンズには、大きな1枚のガラスで作られている「一眼タイプ」と、2枚のガラスで作られている「二眼タイプ」があります。それぞれのタイプの特徴は以下のとおりです。

  • 一眼タイプ…内容積が大きく、広い視界を確保しやすい。表情も確認しやすいが、マスククリアの際に多くの息が必要になる。
  • 二眼タイプ…一眼タイプに比べると内容積が小さいため、マスククリアがしやすい。また、度付きレンズなど視力矯正レンズを装着できる。

近視や遠視、老眼などに該当する方は、視力矯正レンズを装着できる二眼タイプが良いです。一方で視力に問題を抱えておらず、広い視野で水中世界を楽しみたい方には、一眼タイプがおすすめです。

2. 顔とのフィット感

水の侵入をしっかりと防ぐには、顔とのフィット感にこだわることがポイント。製品ごとにダイビングマスクの大きさや形状は異なり、子ども用や女性用などに分けているメーカーも見られるので、さまざまな製品に目を通すことが大切です。

また、なかには部分ごとにシリコンの伸びが異なるもの、シリコンに低摩擦加工を施したものなどが見られます。スカート部分の素材や加工、形状などを意識すれば、さらにぴったりな製品を選びやすくなるでしょう。

3. スカートの色

スカートは素材やフィット感も重要ですが、よりダイビングを楽しむには「色」も意識しておきたいポイントです。一般的には透明やブラック、ホワイトなどが主流であり、スカートのカラーによって以下のように特徴が異なります。

  • 透明…表情がわかりやすいため、記念撮影などを楽しみたい方に適しています。また、広い視野を確保できる点も透明タイプの魅力です。
  • ブラック…日焼けや汚れが気にならないため、長く愛用したい方におすすめです。また、撮影時に横から入る余計な光をさえぎってくれるので、水中で撮影を楽しみたい方にも適しています。
  • ホワイト…水中でも見栄えが良いため、ファッション性を求めたい方に適しています。ただし、黄ばみや汚れが目立ちやすいので、保管方法にこだわることが大切です。

上記のなかでも、透明タイプは外から表情を確認しやすいため、トラブルの発生時に周りに気づいてもらいやすくなります。そのため、初めてのダイビングに不安を感じている方は、透明タイプのダイビングマスクから検討し始めるとよいでしょう。

また、「ダイビングでなにを楽しみたいか?」を意識すると、ぴったりな色を選びやすくなります。

4. デザイン性

ダイビングマスクを長く愛用したい場合には、デザイン性にこだわることも大切です。実際に着用することをイメージしながら、理想とするカラーや形状、大きさなどを考えてみましょう。

また、水中で写真にうつりたい方は、ホワイトなど明るいカラーを選ぶことで写真映えしやすくなります。デザインに関しても、「どんな目的やシーンで使用するか?」を意識することがポイントです。

実際に装着してみるのが、ダイビングマスク選びの失敗しないコツ!

上記でダイビングマスクの選び方のポイントを紹介してきましたが、それらのポイントを意識しながら実際にダイビングショップに足を運び、試着してみるのがおすすめです。

最近はネット通販なので、気軽にダイビングマスクを購入できるようになりましたが、試着をせずに自分の顔にフィットしていないものを選んでしまうと、ダイビング中に頻繁に水が入ってきてしまうというトラブルに見舞われます。とくに初心者は、ダイビングマスクに水が入るとパニックになり、とても危険です。

試着する際は、ストラップを顔の前に回して、手でダイビングマスクを顔に当ててみましょう。そして鼻から息を大きく吸い込み、手を放してもしっかりと顔に吸い付いていればOKです。また顔を上下左右に振ってみて、マスクがずれないことを確認しましょう。

ダイビングショップには、経験豊富なプロがいることがほとんどですので、店員さんに意見を聞きながら、最適なものを選ぶようにしましょう。

おすすめのダイビングマスク5選

選び方のポイントを押さえたら、実際に製品をチェックしていきましょう。すでに数多くの製品があるため、初心者の方は迷ってしまうかもしれませんが、ここでは、人気メーカー・ブランドから販売されているおすすめのダイビングマスクをご紹介していきます。

1. アイボックスL-1/SAS

全体的にスッキリとしたデザインの、一眼タイプのモデルです。レンズ部分が大きく作られているため、視野を広げやすい特徴を持っています。

また、スカート部分にはやわらかいシリコン、レンズには強化ガラスが使用されており、フィット感や強度にもこだわられた一品。ホワイトを基調とした製品ですが、ピンクやブルーなど4つのカラーが用意されているので、デザイン性も意識して選べます。

  • ブランド名:SAS
  • おすすめのダイビングマスク:「アイボックスL-1」
  • 特徴:全体的にスッキリしたデザイン、一眼タイプで視野を広げやすい。フィット感や強度にもこだわりが
  • Webサイト:アイボックスL-1 – SAS

2. リヴィールX1/AQUA LUNG

快適性やフィット感を重視した、一眼タイプのダイビングマスク。スカートには高品質のシリコンが使用されており、人間工学を意識した形状になっているため、徹底的に水の侵入を防いでくれます。

また、頑丈なフレームが備わっているものの、全体的に軽量である点も魅力的なポイント。定番のホワイトやブラックをはじめ、全7種類のカラーがそろえられています。

3. F1マスク/CRESSI

コンパクトなサイズ感にこだわられた、一眼タイプのシンプルなモデル。スカートには高品質シリコンが使用されており、スカートとレンズを直接つなげることによって、フレームレスの形状を実現しています。

フレームレスの製品は水の抵抗を受けづらいので、スムーズに移動したい場合に役立ちます。また、マスククリアなどがしやすいように、一眼タイプでありながら内容積が抑えられている点も魅力的です。

  • ブランド名:Cressi Japan
  • おすすめのダイビングマスク:「F1 マスク」
  • 特徴:コンパクトなサイズ感にこだわられた、内容積が抑えられた一眼タイプのシンプルなモデル
  • Webサイト:F1 マスク – Cressi Japan

4. M7500/TUSA

軽量・コンパクト化にこだわられた、TUSAの超ロングセラーモデル。日本人のフェイスラインに合わせた形状であり、ソフトな顔当たりも重視しているため、フィット感を得やすい一品です。

また、装着痕が残りにくく、カラーバリエーションも6種類と豊富なので、写真写りにこだわりたい方にもぴったり。二眼タイプなので、視力矯正レンズに入れ替えることも可能です。

5. マンティス5/GULL

ソフトな顔当たりや視界の広さなど、さまざまなポイントにこだわられている二眼タイプのマスク。広い下方視界が特徴的であり、ダイバーの操作が多い胸元までの視界をしっかりと確保してくれます。

内容積を抑えるローボリューム化も実現しているため、初心者でも扱いやすい製品でしょう。カラーが非常に豊富であり、シリコン部分もホワイトとブラックの2タイプが用意されています。

ダイビングマスクのお手入れ方法

ダイビングマスクは、長い期間に渡り使用していると、レンズが曇りがちになってきます。視界が遮られて景色を楽しめないだけでなく、岩場との接触など危険を招く恐れがありますので注意が必要です。

ダイビングマスクの曇り止めには、レンズ専用として販売されているジェルタイプや液体タイプの曇り止めを使用しましょう。ダイビングショップで販売されていることがほとんどです。それらをダイビング直前に使用することによって、効果を得ることができます。

また、レンズとスカートの隙間には砂やゴミが溜まりやすくなります。定期的にブラシでお掃除をする必要があるでしょう。この際にレンズをゴシゴシと磨かないように気をつけてください。

実際のダイブをイメージしながら、選び方のポイントを押さえよう

ダイビングをする目的・状況はケースごとに異なるため、ぴったりなダイビングマスクも装着する人によって変わります。まずは実際に潜るシーンをイメージし、そのうえで今回ご紹介した、レンズのタイプやフィット感、スカートの色など、ポイントを意識することが大切です。

また、マスク全体のデザインだけではなく、レンズやノーズポケットなど各部位にも目を向けると、よりぴったりな製品を見つけやすくなります。各部位の形状や素材、機能性などを意識しながら、集中してダイビングを楽しめるマスクを見極めていきましょう。