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景色も楽しめるカヤックフィッシング!必要な道具や魅力を徹底解説

景色も楽しめるカヤックフィッシング!必要な道具や魅力を徹底解説

カヌーやカヤックで釣りをする「カヤックフィッシング」は、近年注目を集めている水上アクティビティです。沖縄を中心に全国各地で楽しむことができます。

今回は、そんなカヤックフィッシングを特集。その魅力から必要なアイテム、おすすめの体験ツアーまでをご紹介していきます。

これからカヤックフィッシングにトライしてみたい方は、ぜひ参考にしてみてください!

カヤックフィッシングとは?

カヤックフィッシングとは、カヤック(もしくはカヌー)を用いて、海や湖・川で釣りを楽しむアクティビティを指します。「フィッシングカヤック」「カヌーフィッシング」と呼ばれることもあります。

カヤックは、もともとアラスカやグリーンランドといった寒冷地で、狩猟や漁獲のために用いられてきた歴史があります。最近では、日本でも水上アクティビティの1つとして、釣り好きを中心に広がりを見せています。

レンタルで「カヤック(船体)」や「パドル(漕ぐ棒)」「釣り道具」を貸し出してくれるショップや基本的な動作をレッスンしてくれる体験ツアーも多く開催されており、初心者でも気軽に楽しめるようになりました。

カヤックフィッシングに使われるカヤックの特徴

出典:楽天市場公式サイト

カヤックフィッシングは、ロッドホルダー・パドルホルダー・レール・トランクスペースが搭載されたものカヤックを使用するといいでしょう。これらの機能の特徴をまとめました。

  • ロッドホルダー釣り竿を固定するためのホルダー。カヤックの本体に釣り竿を立てることが可能な機能です。
  • パドルホルダーパドルを固定するためのホルダー。カヤックの本体にカヤックを漕ぐためのパドルを取り付けることが可能です。
  • レール釣りに必要な道具をカヤックに取り付けるためのレール。カヤック本体を改造することなく、フィッシングギアを取り付けることが可能です。
  • トランクスペース大きな荷物などを載せるためのスペース。釣った魚などを入れるクーラーボックスなどを積載し、大きな魚が釣れたときでも持ち帰ることが可能です。

上記4つの機能以外にも、足漕ぎペダル式のカヤックを選ぶことで、両手でカヤックフィッシングを楽しむことができるでしょう。パドルを使うと魚が逃げてしまう可能性もあるので、足漕ぎペダルが搭載されているものもおすすめです。

 

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足漕ぎカヤックについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。おすすめの商品なども紹介しています!

足漕ぎカヤックの選び方!手漕ぎカヤックとの違いやおすすめ商品を徹底解説

カヤックフィッシングの魅力

カープ島のカヤック

カヤックフィッシングに挑戦してみたい方に、かんたんに魅力をお伝えします。

カヤックと釣りを一緒に楽しめる

カヤックフィッシングの最大の魅力は、カヤックと釣りを同時に楽しめることでしょう。

カヤックは、パドル捌き体重移動といった、自分の身体ひとつでコントロールしていきます。体力や技術を必要とする反面、うまくコントロールできたときの快感は何ものにも代え難いものがあります。

そんなカヤックで釣りをすることで、通常の「海釣り」や「堤防釣り」とは全く違う経験を味わうことができます。魚が釣れるポイントまで、カヤックをコントロールし、変わりゆく景色を存分に堪能する。カヤックフィッシングにしかできない魅力と言えるでしょう。

浅瀬や岩場の近くまで近づける

船では決して近くことのできない浅瀬や岩場の近くでも、釣りをすることができます。浅瀬や岩場にはカニやエビ、フナムシといった魚のエサになる生き物が豊富なため、絶好の釣りポイントです。

カヤックであれば、このようなスポットに近づけると共に、数メートル単位でポイントを変更できます。魚をヒットさせる確率を最大限に高められるのも、カヤックフィッシングの魅力と言えるでしょう。

また漁船やボートと違い「エンジン音」がしないので、魚に気づかれることなく距離を詰めていくことが可能です。

カヤックフィッシングの種類

カヤックフィッシングと一言でいっても、場所によって使用するカヤックに違いがあります。

海で楽しむカヤックフィッシング

海でカヤックフィッシングをする場合、「シットオントップタイプ」や「シーカヤック」という種類のカヤックが用いられます。

とくに多いのがシットオントップタイプで、船体の中に座る一般的なカヤックとは異なり、船体の上に座ります。特徴としては、船体が広く使えるので、ロッドホルダーやクーラーボックスを置くスペースが十分に確保できます。

また、ペダルが装着されておりパドルを使わずに、足で漕ぐことによって進むタイプがあります。両手が開くので、釣りにより集中することができますよ。

シーカヤックは、潮流や波の影響を受けにくい設計になっています。船体が狭いツーリング用のモデルが多いですが、体験ツアーなどではこちらが用いられることもあります。

足漕ぎカヤックの選び方!手漕ぎカヤックとの違いやおすすめ商品を徹底解説

湖で楽しむカヤックフィッシング

湖でカヤックフィッシングを楽しむこともできます。潮流や波で流されやすい海とは違い、比較的穏やかなので、初心者でもカヤックをコントロールしやすいのが魅力です。

海でも使用する「シットオントップタイプ」を始め、ポンプで空気を入れることで船体を膨らます「インフレータブルカヤック」が用いられます。また正確にはカヤックではありませんが、ボードの上に立ってパドルを漕ぐ「SUP(サップ)」でのフィッシングも盛んです。

川で楽しむカヤックフィッシング

川でのカヤックフィッシングはあまり盛んではありません。流れが早く、転覆の危険が大きいため、釣りに集中できないためです。

しかし、比較的川の流れが緩やな河口付近では、カヤックフィッシングが行われます。使用するカヤックは、「シットオントップタイプ」や「シーカヤック」といった海で行うカヤックと同様の場合が多くなっています。

カヤックフィッシングに必要な道具

「カヤック(船体)」や「パドル(漕ぐ棒)」の他に以下のようなアイテムが必要です。体験ツアーではレンタルが可能な場合もあるので、事前に確認すると良いでしょう。

フローティングベスト

カヤックを楽しむためには必須とも言えるアイテムです。とくにカヤックフィッシングは、魚を釣り上げる際にバランスを崩し、海中に投げ出されるケースがあります。

安全を確保するためにも、必ず装着するようにしましょう。フローティングベストは体にはフィットしたものを選ぶ必要があります。サイズに注意して、適切なものを購入しましょう。

またカヤックフィッシングでは、小物が入るポケットがたくさんあると便利。仕掛けやハサミといった道具をすぐに取り出すことができます。

パドルリーシュ

水上でのパドル紛失を防止するためのアイテムです。カヤックとパドルを繋げることで、流されることを防ぎます。パドルが流されると自力で陸に戻るのが困難になるので、初心者はぜひ持っておきたいですね。

ビルジポンプ・ビルジスポンジ

カヤックに侵入した水を掻き出すために必要なアイテムです。ポンプタイプとスポンジタイプがありますが、ポンプの方がより素早く水を排出できます。

ホイッスル

緊急時に助けを呼ぶためのホイッスル(エマージェンシーホイッスル)です。首から下げていつでも使えるようにして置きましょう。体験ツアーでレンタルができないことがあるので、事前にご自身で確保することをおすすめします。

初心者におすすめのカヤックフィッシング体験ツアー

カヤックフィッシングを始めてみたい方は、まずは全国各地で開催されている体験ツアーに参加してみましょう。

沖縄・石垣島|マングローブを見ながらルアーフィッシング

沖縄県石垣島に流れる宮良川(みやら川)の河口でカヤックフィッシングを楽しむことができるルアーです。九州南部や沖縄に生息する「ゴマフエダイ(通称、マングローブジャック)」という魚を釣り上げることができます。引きが強い魚なので、興奮すること間違いなし!

  • エリア:沖縄県石垣島宮良
  • ツアー費用の目安:7,800円〜(レンタルロッドは別途2,000円〜)

沖縄・本島|本格的な海釣りで大物が釣れるツアー

沖縄本島の中部に位置する国頭郡からカヤックで海に出るツアーです。1月〜4月中旬と10月〜12月末までの期間限定で開催されています。

シットオントップタイプのカヤックで沖に出るので、大物を釣り上げることに期待できます。「アーラミーバイ」や「タマン」といった沖縄特有の魚が豊富です。

  • エリア:沖縄県国頭郡
  • ツアー費用の目安:大人12,000円〜、子供6,000円〜(レンタル込)

大阪・和歌山|丁寧なレッスンが受けれるツアー

大阪湾・和歌山湾でカヤックフィッシングを楽しめるツアーです。ベテランのスタッフがパドリングから丁寧にレクチャーしてくれるので初心者でも安心して参加できます。

開催実績も豊富で、初心者から上級者までが利用しています。

  • エリア:大阪府泉南郡
  • ツアー費用の目安:大人9,000円〜、子供2,000円〜(レンタル込)

カヤックフィッシングで普段とは違う釣り体験を!

カヤックフィッシングは、普段の釣りとは異なる体験をすることができます。

フローティングベストホイッスルといったアイテムやインストラクターからの正しい操作方法をレクチャーした上で、安全に楽しんでください。

ツアーによってはお子様も参加できるものもありますので、家族のアクティビティとして挑戦してみるのも良いでしょう。

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