カヌーは初心者でも楽しめるアクティビティですが、日焼けや低体温症などの深刻なリスクもあるため、準備を万全に整えておくことが大切です。
そこで本記事では、カヌーの服装選びのポイントや季節別の服装選びのポイントを解説します。基本的な服装や用意すべきアイテムを17個紹介しています。
ぜひ最後まで読んで、安全かつ快適にカヌーを楽しみむ準備をしましょう。
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カヌーを安全・快適に楽しむための準備【服装編】をクリックしてみてください。
カヌーの服装選びで大切となる3つのポイント
カヌーをより安全・快適にカヌーを楽しむためには、服装選びのポイントを押さえることが大切です。
まずは用意を始める前に、服装選びの以下のポイントをしっかりとチェックしておきましょう。
1. 「速乾性」のある化学繊維の服装
カヌーの服装では、濡れてもすぐに乾く速乾性のある「ドライシャツ」や、ナイロンやポリエステルが使用された「ラッシュガード」といった化学繊維の服装がおすすめです。
綿のシャツは水を吸収しやすく、蒸発する際に体温が奪われやすいため注意が必要。冬場はもちろん、夏場でも体温・体力を奪われてしまうため、基本的には着用しないようにしましょう。
2. 風を通さない「保温性」に優れた服装
カヌー体験時は、必ず水に濡れてしまいます。楽しむ季節によっては、気温や湿度などの環境が大きく異なるため、季節を意識して服装を選ぶことは重要です。
そこで春や秋などの肌寒い季節は、風から身を守る保温性に優れた「ウィンドブレーカー」などのアウターを着用しましょう。冬場であれば、とにかく着込むことが重要ですが、体を濡らさない「レインコート」の着用もおすすめします。
3.夏場であっても「長袖」は必須!
夏場は気温が高いため、水着だけで楽しみたいと思うものですが、紫外線の影響を強く受けてしまうため、火傷に近い日焼けや熱中症になってしまう危険があります。
そこで、肌の露出を減らすために水着の上から羽織る「長袖のトップス」を用意するようにしましょう。さらに、足の太もも部分の日焼けを防ぐために、「長袖のボトムス」も着用しておくと安心です。
季節別!カヌーの服装選びの注意点
カヌーの服装は、季節によって変わってきます。夏にはより一層紫外線対策を。冬は防寒・防風対策をして体力を温存すること、春秋は季節が変わりやすいため着脱しやすく体温調節しやすい服装を心がけましょう。
季節ごとに服装選びのポイントを記載しているので、快適にカヌーを楽しむためにぜひ参考にしてみてください。
夏|日焼け対策するためにラッシュガードがおすすめ
【夏の服装】
- 水着または化学繊維のトップスボトムス
- ラッシュガード素材のアウター
とくに夏場は気温が高いので、「水着だけで涼しく楽しみたい」と感じる方もいらっしゃるでしょう。しかし、水着だけでは紫外線の影響を強く受けるため、日焼け・熱中症のリスクが上がってしまいます。
仮に日焼け止めをしっかりと塗っても、水に濡れる可能性のあるカヌーではその効果が半減してしまう恐れがあります。少しでも露出部分を減らすために、水着の上からでも衣服を着用するようにしましょう。
そこでおすすめなのが、ラッシュガードのアウターやレギンスなどです。
ラッシュガードの素材はポリエステル・ポリウレタン・ナイロンが使われているので、乾きやすく動きやすいのが特徴です。また、UVカットのものも多く、機能性に優れています。
そのため水着の上から着るのにも適していて、紫外線対策やけが防止にもなるので1枚持って行くといいでしょう。
また、ラッシュガード素材の衣服についてまとめた記事があるので、ぜひ参考にしてみてください。
冬|防寒対策を怠らないようにウエットスーツがおすすめ
【冬の服装】
- ウェットスーツ(フルタイプ)
- 化学繊維のトップス、ボトムス
- レインウェアやウィンドブレーカー
カヌーは、カヤックよりも転覆する確率は低いですが、しっかりと防水対策はしておいた方がいいでしょう。ウエットスーツを着ておくことで、防水、防寒対策になります。
また、ウィンドブレーカーやレインウェアを重ねて着ることで、防風対策になり一層防寒対策をすることができます。
カヌーの体験やツアーでレンタルできるものは、ツアー会社によって変わってきます。ウエットスーツのレンタルはできないところもあるので、確認するようにしましょう。
春、秋|着脱しやすいようにレイン・ウインドブレーカーがおすすめ
【春、秋の服装】
- 化学繊維のトップスとボトムス
- レインウェアやウィンドブレーカー
- 涼しい季節に適したウエットスーツ
春、秋の天候の特徴は、いきなり雨が降ったり、寒くなったり暑くなったりと非常に不安定な点です。そのため、急な天候の変化に対応できる、着脱しやすい服装を心がけましょう。
化学繊維のトップスやボトムスの上に防雨、防風アウターを着用するなど、急な天候の変化に対応できるようにすると理想的です。
また、涼しい季節に適したウェットスーツを着ることで、快適にカヌーを楽しむことができるでしょう。シーガルタイプのウエットスーツは春や秋に適応している、半袖長ズボンのウエットスーツです。
春、秋におすすめのウエットスーツはこちら:RSS SURF ウェットスーツ シーガル メンズ
カヌーを安全・快適に楽しむための準備【服装編】
ここから、カヌーを安全・快適に楽しむための基本的な服装をチェックしていきましょう。
1. 帽子
カヌーは冬場でも強い日差しにさらされ、場合によっては雨にも見舞われるアクティビティ。そのため、どの季節でも帽子は必需品です。
ハットタイプのようにつばが長く、風に飛ばされないヒモつきのものを用意しておきましょう。
- UVカット仕様の広いツバのある帽子
- 型崩れやシワが気にならないシワ加工
- 蒸れ防止のため防止内側にはメッシュ素材を採用
2. サングラス
強い日差しにさらされるシーンでは、サングラスも必需品のひとつ。とくに偏光サングラスを用意しておくと、太陽光が眩しい環境でも快適に過ごせます。
また、カヌーの揺れでサングラスを水中に落とさないように、メガネバンドも合わせて用意しておきましょう。
- 有害な紫外線を99.9%カットするUVカットレンズ
- レンズをつけてもわずか28gしかない軽量設計
- フレーム・ケース2個ずつセット。レンズも5枚付属されてあるため予備用も確保できる
3. 肌着
一般的な下着を着用しても構いませんが、トップスやボトムスの下に水着を着用しておくと便利です。とくに水中に飛び込めるポイントがある場合には、水着の着用を忘れないようにしましょう。
- 撥水性・保温性に優れた全身インナースーツ
- 伸縮性が高く動きやすいエアーヒートを採用
- 寒い冬の海でも対応可能
4. トップス
水上では強い日差しにさらされるため、夏場でも肌を覆えるトップスが必要です。素材としては乾きやすく、水が吸収されにくい化学繊維を選ぶことがポイント。
速乾性が高いドライシャツや、保温性の高いフリース素材のものを選びましょう。
- 撥水性抜群の100%ポリエステル素材
- 紫外線90%のUVカット機能
- 26色から選べる充実したカラーバリエーション
5. ボトムス
日焼けや低体温症を防ぐために、ボトムスもしっかりと用意しておきたい服装です。トップスと同じく、素材選びでは速乾性や保温性を重視し、綿製品のものは避けるようにしましょう。
- 雨の日でも安心な通気性のある撥水加工
- 収納性に優れた4つのジッパーポケット
- 川下り、登山、釣りなど幅広いシーンに使用可能
6. 予備の着替え
濡れたままの服装でいると、風によって一気に体温や体力が奪われるため注意が必要です。万が一転覆した場合などに備えて、着替え一式もしっかりと準備しておきましょう。
- あらゆるシーンで活躍するウェア5点セット(2点〜選択可能)
- 濡れた身体でも安心できる速乾性・伸縮性に優れた着心地
7. ライフジャケット
転覆するリスクに備えて、ライフジャケットも着用しておくと安心です。ライフジャケットは現地で借りられる場合もありますが、事前にレンタルの有無を確認しておく必要があります。
- 優れた浮力と耐久性
- 収納性抜群な11個のジッパー式ポケット
- 7色から選べるカラーバリエーション
8. 防寒具(気温の低い時期)
秋や冬などの気温・水温が低い時期には、防寒具を用意しておくことも大切。たとえば、風を通さないレインウェアやウィンドブレーカーを準備しておくと、寒い環境下でも快適にカヌーを楽しめます。
防寒対策としては、トップスやボトムスの代わりにウエットスーツを着用する方法も効果的です。
- 100%のナイロン素材を採用した防風性
- 撥水加工のある5,000mmの防水ラミネート
- 必要時に使用できる収納性のある帽子付き
9. 靴
カヌーは足元がとくに濡れやすいので、濡れても良い靴を選ぶことが重要。また、底が厚すぎるものは基本的に避けるようにし、マリンシューズやランニングシューズなどの動きやすいものを選びましょう。
サンダルを選んでも問題はありませんが、安全性の高い「かかとを固定できるタイプ」を選ぶことが大切です。
- ポリエステル素材を採用した超軽量のマリンシューズ
- 滑り止め機能のあるゴム素材により、水場・陸上で使用可能
- 波がきても流されにくい安定のフィット感
カヌーに欠かせない準備【持ち物編】
カヌーをより安全・快適に楽しむには、服装以外の持ち物にも目を向けることが大切です。とくに以下で挙げるものは「必需品」ともいえるほど重要な持ち物になるため、当日までにしっかりと準備しておきましょう。
10. タオル
カヌーのように身体が濡れるアクティビティでは、濡れた衣類や身体を拭くためのタオルが必需品です。ほかにも、着替えや地面に敷くときなど幅広いシーンに役立つので、大きめのタオルを2~3枚ほど準備しておきましょう。
- バスタオルよりやや小さめサイズのドライタオル4点セット
- 吸水性と速乾性が抜群のマイクロファイバー素材を採用
- マシュマロのようなふんわりとした肌触り
11. 日焼け止め
顔や首などの肌が露出する部分には、しっかりと日焼け止めを塗っておくことが大切です。当日が曇りであったとしても、カヌーを楽しんでいる最中に天候が変わる可能性もあるので、とくに日差しの強い夏場は日焼け止めを忘れないようにしましょう。
- ミクロUCカットによる徹底した紫外線対策
- 乾燥を防ぐウォーターカプセル配合
- ニキビになりにくい処方
12. 飲み物
とくに気温の高い夏場は、脱水症を防ぐためにこまめな水分補給が必要です。汗をかいたときにすぐに水分補給ができるよう、持ち運びがしやすいペットボトルや水筒を用意しておきましょう。
- 保温保冷性能が抜群の真空断熱構造
- 握りやすさと持ち運びに最適なハンドル
- 氷を入れやすい50mmの口径サイズ
13. 保険証のコピー
カヌーはケガのリスクが高いアクティビティではありませんが、常に万が一の事態を想定しておくことが大切です。転覆の危険性は低くても、濡れた足場で転倒してしまう可能性も考えられるので、すぐに病院へ行けるように保険証のコピーを用意しておきましょう。
あるとより便利!カヌーをさらに楽しむための準備
必需品とまではいえないものの、用意しておくとさらにカヌーの安全性・快適性を高められるアイテムをご紹介します。楽しみ方の幅を広げるため、荷物に余裕のある方は以下のアイテムも準備しておきましょう。
14. グローブ
手に装着するグローブは、紫外線対策やケガの防止として効果があります。動きにくさや暑さが気になる場合は、指先がカットされているタイプのグローブを選ぶとよいでしょう。
- UVカット効果のあるナイロン生地を採用
- 5色から選べるカラーバリエーション
15. カメラなどの撮影できる機器
カメラやスマートフォンなどを用意しておけば、カヌーを楽しんでいる姿や美しい景色などを写真に収められます。ただし、仮に転覆しなくても水に濡れる可能性が高いので、できれば防水機能が備わったものを選びましょう。
以下の記事では、おすすめの防水カメラを7つ紹介しています。ぜひ参考にしてください。
16. 防水バッグや防水ケース
貴重品用の防水バッグを用意しておけば、水しぶきを気にせずにカヌーを楽しめます。また、とくにスマートフォンなどの水に弱い機器を持ち運ぶ際には、小物を入れられる防水ケースがあると便利です。
- スマホ用防水ケースがセットになった防水ドライバッグ
- バッグの持ち方は、肩掛け・手提げが可能な2Wayタイプ
- サイズは5〜35Lで自由に選択可能
17. 水中メガネ
水中に飛び込めるポイントがある場合には、水中メガネを用意しておくと楽しみ方の幅がぐっと広がります。ただし、全てのスポットに飛び込める場所があるわけではないので、事前に現地の情報をチェックしておきましょう。
おすすめの水中メガネについては、以下の記事から詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。
季節やスポット、楽しみ方によって必要な準備はやや異なるため、現地でカヌーを楽しむシーンを想定しながら、必要な服装やアイテムをひとつずつ確認していきましょう。
カヌーを体験するなら、ツアーやレンタルも上手に活用しよう!
カヌーはさまざまな道具やアイテムが必要になるアクティビティなので、荷物の多さに悩む方もいるでしょう。そこで上手に活用したいものが、ツアーやレンタルでの貸し出しです。
なかでもライフジャケットやマリンシューズ、防水バッグなどは、無料で貸し出しているツアーも少なくありません。また、現地にレンタルショップがある場合には、ウェアや防寒着なども借りられる可能性があるでしょう。
ただし、実際に借りられる道具やレンタル料は、参加するツアーやショップごとに異なるため要注意。事前にツアープランや現地の情報を調べたうえで、旅行の計画を立てることが大切なポイントです。
「現地で借りられるもの」と「自前で用意するべきもの」をしっかりと区別し、万全の準備を整えておきましょう。
以下の記事では、初心者がカヌーを体験する方法や、国内外の魅力的なスポットについて詳しく解説しています。ぜひ旅行計画の参考にしてみてください。
まとめ|天候が変わることも想定し、万全の準備を整えよう
カヌーは初心者向けのアクティビティではありますが、日焼けや脱水症、低体温症など、注意しておきたいリスクもいくつか潜んでいます。そのため、必要なものをひとつずつリストアップし、万全の準備を整えておくことが大切です。
また、服装や持ち物を準備する際には、天候が変わる可能性も意識しておきたいポイント。天気予報などで入念にチェックしていたとしても、カヌーを楽しんでいる最中に悪天候に見舞われるかもしれません。
どのような天候になっても安全、そして快適にカヌーを楽しめるように、本記事を参考にしながら必要な服装・持ち物を丁寧に確認しておきましょう。
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