


水中ドローンで釣りをする方法まとめ|...

ダイビング器材のなかでも「フィン」は欠かせないアイテムのひとつ。しかし、フィンにはさまざまなタイプの製品があるため、選び方のポイントを押さえたうえで慎重に候補を絞らなくてはなりません。
本記事では、フィンの選び方のポイント、おすすめのブランド・製品についてご紹介します。
長くフィンを愛用してもらうために、おすすめの各製品を紹介したあとメンテナンス方法についても解説しているので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
パラオタイムス編集部のおすすめダイビングフィン
前提として、ダイビング用のフィンは大きく「ストラップタイプ」と「フルフットタイプ」の2種類にわけられており、使用するシチュエーションや目的によって選ぶべきタイプが異なります。
自分により適したフィンを選ぶには、各タイプの特徴を理解したうえで購入する製品を決めなくてはなりません。
そのため、以下でご紹介する各タイプのメリット・デメリットもしっかりと押さえておきましょう。
かかと部分のサイズ調整 | 素足で装着 | フィンで陸上移動 | |
ストラップタイプ | ○ | × | ○ |
フルフットタイプ | × | ○ | △ |
“おすすめのフィンをチェック”
“おすすめのフィンをチェック”
ダイビング用のフィンを選ぶ際には、種類以外にも意識しておきたいポイントがいくつかあります。
とくに以下でご紹介するポイントは、ダイビングの安全性や快適性に大きく関わってくるので、購入する製品を選ぶ前にしっかりと押さえておきましょう。
自分の足との「フィット感」は、フィン選びでとくに意識しておきたいポイント。
仮に大きすぎるフィンを選ぶと、足とフィンの間にすき間が生じてしまうので、キックの力を効率的に伝えられません。また、そのすき間に砂利や海藻などが入り込み、不快感につながる点も大きなデメリットです。
一方で、小さすぎるフィンは足を締めつけるため、痛みが生じる恐れがあります。痛みを抱えた状態でのダイビングは危険ですし、ダイビングを長時間楽しむこともできなくなってしまいます。
したがって、フィンを選ぶ際には足のサイズや肌にジャストフィットするものを選ぶようにしましょう。
フィンの長さは、水中での推進力に大きな影響を与えるポイントです。一般的には、フィンの全長が長いほど高い推進力を得られますが、そのぶん重量やサイズが大きくなる点には注意しなければなりません。
重量やサイズが大きいフィンは、水をかく際により強いキックが必要になるため、初心者にとっては扱いづらい特性をもっています。また、装着する器材や道具が多いダイビングでは、持ち運びのしづらさもデメリットになるでしょう。
また、水中写真を撮りたい方には、短いフィンを使用することをおすすめします。長いフィンを使ってしまうと、フィンが写真に映り込んでしまったり、水中の生物を傷つけてしまう可能性があるからです。
こちらの記事では、フィンキックがまだ慣れていない初心者におすすめの手ぶれ補正があるカメラを紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。
ブレードとは、水中でキックをしたときにフィンが水を押す側面部分のこと。一般的には、ブレードの幅が広いほど推進力は高まりますが、水中での抵抗が増すぶん強いキック力が必要になります。
また、自分のスキルにぴったりなフィンを見つけたい方は、「ブレードの形状」にも目を向けることが大切です。たとえば、ブレードの一部に穴が備わっている「ジェットフィン」や、ブレード中央に裂け目が入っている「スプリットフィン」は、水中での抵抗を抑えられるためキック力の弱い方に適しています。
ブレードの幅や形状も、長さと同じく自身のダイビングスキルを意識したうえで選びましょう。
フィンの素材は「ゴム製(ラバー製)」と「プラスティック製」「カーボン製」「グラスファイバー製」に大きくわけられますが、それぞれのフィンには以下のような違いがあります。
上記の特徴から、ゴム製のフィンはダイビングの快適性にこだわりたい方におすすめ。ダイビングを長時間楽しみたい方は、耐久性に最も優れたカーボン製のフィンがおすすめです。
一方で、快適性や耐久性よりもほかのアイテムとの組み合わせやファッション性を重視する方は、プラスティック製のフィンをおすすめします。また、コストパフォーマンスを重視する方は、機能性が安定したグラスファイバー製のフィンを検討してみましょう。
ダイビングを本格的にする場合、フィンを含めて約10点以上の器材を自前で揃える必要があります。その器材一式だけでも10kg以上の重さになってしまうので、軽くてコンパクトなフィンを選ぶのは、持ち運びを快適にする上で大切なポイントとなります。
そこで、軽くてコンパクトなダイビングフィンを重視したいなら「プラスチック製」のフィンをおすすめします。デザイン性も良く価格も比較的低めなので、初めてフィンを購入する方にぴったりだといえます。
「プラスチック製」のフィンは、固くてキックしづらい印象もありますが、最近では推進力に優れたフィンも数多く開発されているため、初心者やキック力に自信のない方にもおすすめできます。
ここまではフィンの選び方をご紹介しましたが、実際に販売されているフィンは非常に数が多いため、とくに初心者の方は「目星をつけられない…」と悩まされがちです。
迷っていて候補をなかなか決められない方は、以下の本記事でおすすめするダイビングフィンを中心に購入を検討してみてください
【AVANTI QUATTRO +|mares(マレス)の特徴】
多くのマレスファンから愛用された、「AVANTI QUATTRO」の復刻モデル。「HI-FLEX」と呼ばれる新素材や、水を後ろに押し出すマレス独特の構造によって、ハイレベルな推進力を実現しています。
ストラップタイプのフィンでありながら、足を包み込むようなフットポケットが備わっている点もうれしいポイント。機能性だけではなく、デザイン性にも優れた製品です。
詳細はこちら:AVANTI QUATTRO +|mares
【JET FIN|SCUBAPRO(スキューバプロ)の特徴】
1960年代からダイビング用品を開発している、老舗ブランドSCUBAPROが展開するストラップタイプの製品。流体力学を考慮した形状、そしてほとんどしならない抜群の強度によって、極限まで推進力を高めたモデルです。
キック力を必要とするフィンですが、高い耐久性によって長年使用できる製品なので、多くのダイバーから愛用されています。
初心者の方は最初は使いづらいかもしれません。しかし、使い心地に慣れれば、中級者や上級者になっても使いつづけられる一品でしょう。
詳細はこちら:JET FIN|SCUBAPRO
【ストラップフィン|Zenopligeの特徴】
Amazonで数々のベストセラーを輩出し、マリンスポーツ用品を展開するZenopligeのダイビングフィン。軽くてコンパクトなつくりのストラップタイプのフィンで、持ち運びにとても便利なため、国内外の旅行に利用したい方にぴったりなフィンです。
またブレード横の排水穴により安定した推進力を出せるため、キック力に自信のない方にもおすすめできます。フットポケットには、柔らかいシリコン素材が施されてあるため、履き心地が良いのもうれしいポイントです。
詳細はこちら:ストラップフィン|Zenoplige
【ハイドロ・テック2フィン|Soltec‐swim(ソルテック)の特徴】
Soltec‐swimは、初心者から日本を代表するトップスイマーまで広くサポートする水泳器材を開発してきたブランドです。その中でも「テックスウィムフィン」は、コンパクトな重量とスピードがしっかり出る推進性を兼ね備えたストラップタイプのフィンで、とても人気があります。
フィンのかかと部分のストラップは、適度な収縮性が施されているため、靴ズレの心配が少なくちょうど良いフィット感を実現しています。全体的に機能性が抜群のため、長く愛用したい初心者から上級者まで幅広くおすすめできるモデルです。
詳細はこちら:ハイドロ・テック2フィン|Soltec‐swim
【 Alakai|Helei Waho(ヘレイワホ)の特徴】
ハワイから受けたインスピレーションをもとに製品を開発している、日本国内のブランド。なかでも「Alakai」は、軽量さと機能性を兼ね備えたストラップタイプのフィンとして、多くのダイバーから人気を集めています。
フィンの表側・裏側どちらでも「しなる」構造のため、あおり足・バタ足などさまざまなフィンキックに対応できます。余計な水流を逃がしながら、高い推進力を維持できるため、初心者から上級者まで幅広い層におすすめするフィンとなっています。
詳細はこちら:Alakai|Helei Waho
【 Apeks RK3 フィン/AQUALUNG(アクアラング)の特徴】
アクアラングは、高品質で革新的な製品を生み出してきた世界最大のダイビングブランド。紹介する「Apeks」は、軍人やテクニカルダイバーから定評のある、弾力性と耐久性に優れたストラップタイプのフィンです。
フィンの全面にTPE素材を施すことにより、ゴムのような弾力性と過酷な環境に対応できる耐久性を実現。フットポケット部分は、冷たい水でかじかんだ手でも着脱しやすい構造になっています。
金額は約13,000円と比較的高めなため、中級者以上の方におすすめしたいフィンです。
詳細はこちら:Apeks RK3 フィン/AQUALUNG
【 MEW CYPHER|GULL(ガル)の特徴】
ストラップフィンでありながら、フルフットのようなフィット感と着脱の容易さを持ち合わせたブーツポケットです。
これにより、脚力をフィンに伝えやすくなり、粘りのある推進力に。
また、先端のラバーが突起しているため、軽くキックするだけでもしっかりとした推進力を生み出します。
ブレードの長さが短く設計されているため、小回りが効いて軽やかなフィンです。そのため、水中の生物を傷つける事なく、ダイビングを楽しむことができます。
持ち運びもしやすく、陸や船上でも快適にエントリーすることができるのが魅力です。
詳細はこちら:MEW CYPHER|GULL(ガル)
ここからは、フルフットタイプのダイビングフィンを3つご紹介します。フルフットタイプのフィンは、足とフィンの一体感により高い推進力が得られます。
サイズ選びに注意して、自分に合うフィンを探してみましょう。
【 SUPER MEW|GULL(ガル)の特徴】
老舗ブランドのGULLが展開している、足をしっかりと固定・保護してくれるフルフットタイプのフィン。かかと部分にやわらかいゴム素材を使用するなど、素材や構造によって抜群の履き心地を実現しています。
また、部位ごとに異なるゴム素材を使用することで、推進力をしっかりと高めている点も魅力的なポイント。サイズもXSからXLまで全5種類が用意されているので、子どもから大人まで幅広い層にぴったりな製品です。
詳細はこちら:SUPER MEW|GULL
【 SUPER SOFT MEW|GULL(ガル)の特徴】
老舗ブランドGULLが展開している「SUPER SOFT MEW」です。「SUPER MEW」と同じく、部位ごとに異なる硬さのゴム素材を使用しているため、抜群の履き心地です。
また、キック時に最後まで水を補えるためラバーの跳ね返る力を活かして推進力を生み出します。こちらは柔らかく作られているため、脚力の弱い女性や子どもにおすすめの製品です。
サイズはXSからXLまで全5種類が用意されています。カラー展開はブラック×グリーン、ホワイト×ネオンシマー、ホワイト×コーラルオレンジの3種類。機能性とデザイン性に優れています。
詳細はこちら:SUPER SOFT MEW|GULL(ガル)
【KAIL|TUSA(ツサ)の特徴】
TUSAは世界中のダイバーから愛用される、ダイビング用品の王道ブランドです。フィンに限定しても数多くの製品を展開していますが、なかでもKAILは「1ダイブ最後までしっかり、楽に蹴りきれるフィン」をコンセプトにしたフルフットタイプのモデル。
このモデルでは絶妙な硬さのゴム素材を使用することで、適度なしなりと推進力を実現しています。扱いやすいように全長も抑えられているので、負担を少しでも抑えたい長時間のダイビングにぴったりです。
詳細はこちら:KAIL|TUSA
【KF-2118Gドルフィンカラー|AQA(エーキューエー)の特徴】
豊富なサイズとカラーが用意されている、AQAのロングセラー製品「KF-2118G」。このダイビングフィンは、柔らかいゴム製で、かかと全体を包んでくれるフルフットタイプのモデルとなっています。サイズがぴったりなものを選べば、装着時にしっかりと足を固定することもできます。
また、足との一体感がしなやかな「しなり」を生み出す設計なため、キック力が弱くても軽く足を動かすだけで、しなやかに水中を進むことができます。このように、比較的かんたんに推進力が出せるつくりのため、初心者をはじめ力の弱い女性やお子様にもぴったりです。
長さや幅のバリエーションも豊富なので、自分のスキルに最適なものを選ぶようにしましょう。
詳細はこちら:ドルフィンカラー|AQA
【GARA 2000 HF|Cressi(クレッシー)の特徴】
スキンダイビングやスクーバダイビングのプロに人気の「GARA 2000 HF」。
ブレードは軽いですが、バネのように力の変化に反応するのが特徴です。ストリンガーとランナーを内蔵した硬いロングブレードは、水をしっかりと纏って確かな推進力を生み出します。
複数の合成素材を結合させることで、「快適性」「柔軟性」「強度」「剛性」を持ち合わせた製品となっています。
クレッシーのフィンの中でも最も硬いフィンであるので、上級者におすすめです。
詳細はこちら:GARA 2000 HF|Cressi(クレッシー)
ここからは、一味違う機能性に優れたダイビングフィンを3つご紹介します。初心者の方や、キック力の弱い女性でも選べる商品もありますので、自分に合ったフィンを探してみてください。
独特のアイデアでさまざまなベストセラー用品を展開する、SASのハイブリッドフィン。フルフットタイプとストラップタイプの「良いとこどり」をした構造が特徴的であり、抜群の履き心地と着脱のしやすさを見事に実現させています。
キック力の弱い女性でも推進力を得られるように、ブレードの長さが抑えられている点も大きな魅力。ゴムとプラスティックを組み合わせるなど、使用する素材にもこだわりが見られる製品です。
詳細はこちら:スウィーレントFX|SAS
【スティングレイ|Omer(オマー)の特徴】
イタリア発祥のダイビングブランドOmerは、高品質のフリーダイビング器材を世界70か国以上で販売するパイオニア企業として広く認知されています。Omerのダイビングフィンにおける最大の特徴は、性能の高い上級者向けのロングタイプフィンを数多く開発してきたことです。
ここで、紹介する「スティングレイ」もその一つ。なんと長さが1メートル近くもあるロングタイプとなっており、性能も申し分ないフルフットタイプのフィンとして人気を集めています。また、水中でキックしたときに、より効率よくブレード面に水が当たる角度を緻密に計算した設計となっているため、まるでイルカになったかのような泳ぎ心地を体験できます。
ただし、初心者では扱いづらいため、上級者のダイバーとして十分な実力を持ってから購入を検討したいモデルです。
詳細はこちら:スティングレイ|Omer
【バイオフィン・プロ SP|Apollo(アポロ)の特徴】
Apolloは、株式会社日本潜水機が開発した、安全で高品質なダイビング器材の国産ブランドです。そのラインナップの中で、ダイバーから絶大な支持を得ている「バイオフィンシリーズ」は、先割れフィンの代名詞として知られており、国内の海上警察やレスキュー隊から世界各国の潜水部隊まで幅広く採用されています。
先割れフィンという構造は、「水を押して進む」のではなく「水を切り分けて進む」という唯一無二の推進原理を実現しています。その切り分けられた水は、やがて高速と低速の2つの速度を持った水流となるため、フィンに大きな力が引き寄せられ、小さなキック力でも大きな推進力を生み出すことができます。
またバイオフィンプロは、フィンストラップをスプリングストラップに変えることで着脱が驚くほど楽になるため、購入を検討する方は事前にチェックしておきましょう。
詳細はこちら:バイオフィン・プロ SP|Apollo
ダイビングフィンを用意する方法は、「レンタル」と「購入」の2つにわけられます。
レンタルについては、マスク、シュノーケル、フィン、ブーツなどがセットで用意されているケースが多く、レンタル料金の相場は1日1,500~2,000円ほどです。一方で購入時の相場は、フィン1本当たり5,000〜20,000円ほどと金額に幅があります。
なかには「いきなり購入するのはちょっと不安…」と感じる初心者の方もいらっしゃるでしょう。そのような方には、レンタルで実際の装着感などを試しながら、慣れてきた頃にフィンを購入するのをおすすめします。
長く愛用できるフィンを自前で購入しておくと、安全性・快適性が高まるだけではなく、ダイビングへの思い入れもより一層強くなるはず。ダイビングをより楽しむためにも、ぜひフィンの購入を検討してみてください。
せっかくフィンを購入するなら、やはり同じフィンを長く愛用したいところ。フィンの耐用年数は製品によって異なりますが、じつは使用者がこまめにメンテナンスをすれば、寿命を延ばしてあげることが可能です。
ダイビングでフィンを使用した後は、真水で汚れや塩分をしっかりと洗い落としましょう。手でなでるようにしながら全体を洗い、とくに錆びやすい金属部分は念入りに汚れを落とします。
きれいに洗い終わったら、以下の3点を守ってフィンをしっかりと乾かします。
また、保管時にも色褪せや劣化を防ぐために、冷暗所に保管することが大切なポイント。型崩れを防ぎたい場合は、メッシュバッグなどに入れて保管しておくと良いでしょう。
フィンはダイビングの安全性・快適性に大きく関わってくる、重要な道具のひとつです。もちろん、見た目などのファッション性も意識しておきたい点ではありますが、集中してダイビングを楽しむには「選び方のポイント」を押さえなくてはなりません。
▼フィンを選ぶ時のポイント
今回ご紹介した内容を参考にしながら、各シーンにぴったりなフィンを慎重に選んでいきましょう。また、少しでも長く愛用するために、フィンの購入後にはこまめなメンテナンスも必要です。
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