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おすすめのダイビングフィン5選|必要性や選び方、メンテナンス方法

おすすめのダイビングフィン5選|必要性や選び方、メンテナンス方法

ダイビングではさまざまな機材を使いますが、なかでも「フィン」は安全性・快適性に大きく関わる道具。自分の足や脚力にぴったりなフィンを選ばないと、キックの力を効率的に伝えることが難しくなるため、せっかくのダイビングに集中できません。

フィンはレンタルでも借りられますが、ツアーやショップで用意されている種類には限りがあります。最適なものをいつも借りられるとは限らないので、今後も長く安全・快適なダイビングを楽しみたいのであれば、常にフィットするフィンを用意しておきたいところです。

そこでぜひ検討したいのが、自分専用のフィンの購入。しかし、フィンにはさまざまなタイプの製品があるため、選び方のポイントを押さえたうえで慎重に候補を絞らなくてはなりません。

そこで今回はフィンの概要に加えて、選び方のポイントやおすすめ製品などをまとめました。基本的な部分から丁寧に解説しているので、初心者の方でもフィンの選び方をしっかりと理解できます。

長く愛用できるフィンを見つけるために、ぜひ最後までチェックしてみてください。

 

フィンはダイビングに欠かせない道具のひとつ

ダイビングではさまざまな機材・道具が必要になりますが、今回ご紹介する「フィン」も欠かせないアイテムのひとつ。フィンはいわゆる「足ヒレ」の機能を果たす道具であり、足に装着しながら泳ぐことでキックによる推進力を高められます。

素足でもある程度の深さまでは潜れますが、水中では浮力や潮の流れの影響を大きく受けるため、一気に深く潜ることができません。ファンダイビングは最大40m、体験ダイビングでも最大16mまで潜ることを考えると、フィンがない状態ではダイビングを存分に楽しむことは難しいでしょう。

また、ダイビングの行動範囲をぐっと広げられる点も、フィンの大きな魅力です。とくに推進力の高いフィンは、少ないキック力でスムーズに移動できるため、体力を温存しながら美しい水中世界を楽しめます。

フィンは購入するべき?購入とレンタルの違い

ダイビング用のフィンはレンタルでも用意できますが、自分にぴったりなフィンが用意されているとは限りません。後述でも解説しますが、フィンは「フィット感」が重要になる道具なので、自分の足に合わないものを装着すると安全性・快適性が損なわれてしまいます。

とはいうものの、なかには「いきなり購入するのはちょっと不安…」と感じている初心者もいらっしゃるでしょう。そのような方には、レンタルで実際の装着感などを試しながら、慣れてきた頃にフィンを購入する方法がおすすめです。

長く愛用できるフィンを自前で購入しておくと、安全性・快適性が高まるだけではなく、ダイビングへの思い入れもより一層強くなるはず。ダイビングをより楽しむためにも、ぜひフィンの購入を検討してみてください。

ダイビング用のフィンは大きく2種類!タイプ別の特徴

ダイビング用のフィンは大きく2種類にわけられており、使用するシチュエーションや目的によって選ぶべきタイプが異なります。自分により適したフィンを選ぶには、各タイプの特徴を理解したうえで購入する製品を決めなくてはなりません。

そのため、以下でご紹介する各タイプのメリット・デメリットもしっかりと押さえておきましょう。

1. ストラップタイプ

かかとの部分にストラップやバネが備わっており、多少のサイズ調整ができるタイプです。よほどサイズが外れていない限りは、購入後に「サイズが合わない…」と悩まされることがありません。

フルフットタイプほどの一体感はありませんが、ブーツの上から着用できる点も魅力的なポイント。ブーツと併用すれば、足の裏がしっかりと保護された状態になるため、ゴツゴツとした岩場でも問題なく歩けます。

ドライスーツを着用するダイビングや、移動する機会が多いビーチダイビングでは、基本的にこのストラップタイプを選ぶことが望ましいでしょう。

2. フルフットタイプ

足がすっぽりと入る、「フットポケット」と呼ばれる穴があいているタイプのフィンです。ストラップは備わっていないためサイズ調整はできませんが、ジャストサイズのものを選ぶと抜群の一体感を得られるので、水中での推進力を高められます。

ただし、フルフットタイプは素足もしくは底の薄いブーツの上から着用するので、岩場を歩くとケガにつながる恐れがあります。また、足のサイズが変わるとフィットしなくなる点や、ドライスーツとの併用が難しい点などもデメリットです。

移動を伴わないボートダイビングにはぴったりなフィンですが、とくにサイズ面は慎重に判断する必要があるでしょう。

ダイビング用フィンを選ぶ際の4つのポイント

ダイビング用のフィンを選ぶ際には、種類以外にも意識しておきたいポイントがいくつかあります。とくに以下でご紹介するポイントは、ダイビングの安全性や快適性に大きく関わってくるので、購入する製品を選ぶ前にしっかりと押さえておきましょう。

1. フィット感

自分の足との「フィット感」は、フィン選びでとくに意識しておきたいポイント。

仮に大きすぎるフィンを選ぶと、足とフィンの間にすき間が生じてしまうので、キックの力を効率的に伝えられません。また、そのすき間に砂利や海藻などが入り込み、不快感につながる点も大きなデメリットです。

一方で、小さすぎるフィンは足を締めつけるため、痛みが生じる恐れがあります。痛みを抱えた状態でのダイビングは危険ですし、ダイビングを長時間楽しむこともできなくなってしまいます。

したがって、フィンを選ぶ際には足のサイズや肌にジャストフィットするものを選ぶようにしましょう。

2. フィンの長さ

フィンの長さは、水中での推進力に大きな影響を与えるポイントです。一般的には、フィンの全長が長いほど高い推進力を得られますが、そのぶん重量やサイズが大きくなる点には注意しなければなりません。

重量やサイズが大きいフィンは、水をかく際により強いキックが必要になるため、初心者にとっては扱いづらい特性をもっています。また、装着する機材や道具が多いダイビングでは、持ち運びのしづらさもデメリットになるでしょう。

そのため、自身のダイビングスキルや使用シーンに合わせて、適した長さのフィンを選ぶことが大切です。

3. ブレードの幅や形状

ブレードとは、水中でキックをしたときにフィンが水を押す側面部分のこと。一般的には、ブレードの幅が広いほど推進力は高まりますが、水中での抵抗が増すぶん強いキック力が必要になります。

また、自分のスキルにぴったりなフィンを見つけたい方は、「ブレードの形状」にも目を向けることが大切です。たとえば、ブレードの一部に穴が備わっている「ジェットフィン」や、ブレード中央に裂け目が入っている「スプリットフィン」は、水中での抵抗を抑えられるためキック力の弱い方に適しています。

ブレードの幅や形状も、長さと同じく自身のダイビングスキルを意識したうえで選びましょう。

4. 使用されている素材

フィンの素材は「ゴム製」と「プラスティック製」に大きくわけられますが、両者には以下のような違いがあります。

  • ゴム製のフィン…浮力を抑えやすく、しなりもあるので潜りやすい。プラスティック製に比べると、蹴り心地がよい点も魅力的なポイント。
  • プラスティック製のフィン…浮力が高いためやや潜りづらいものの、全体的にデザイン性が充実している。

上記の特徴から、ゴム製のフィンはダイビングの快適性にこだわりたい方におすすめ。一方で、快適性よりもほかのアイテムとの組み合わせやファッション性を重視する方は、プラスティック製のフィンを検討してみましょう。

おすすめ&定番のダイビングフィン5選

ここまではフィンの選び方をご紹介しましたが、実際に販売されているフィンは非常に数が多いため、とくに初心者の方は「目星をつけられない…」と悩まされがちです。そこで以下では、初心者におすすめ&定番のフィンを5つまとめました。

迷っていて候補をなかなか決められない方は、以下の製品を中心に購入を考えてみましょう。

1. SUPER MEW/GULL(ガル)

 

老舗ブランドのGULLが展開している、足をしっかりと固定・保護してくれるフルフットタイプのフィン。かかと部分にやわらかいゴム素材を使用するなど、素材や構造によって抜群の履き心地を実現しています。

また、部位ごとに異なるゴム素材を使用することで、推進力をしっかりと高めている点も魅力的なポイント。サイズもXSからXLまで全5種類が用意されているので、子どもから大人まで幅広い層にぴったりな製品です。

スーパー ミュー | スクーバダイビング・スキンダイビングはGULL!

2. AVANTI QUATTRO +/mares(マレス)

 

多くのマレスファンから愛用された、「AVANTI QUATTRO」の復刻モデル。「HI-FLEX」と呼ばれる新素材や、水を後ろに押し出す独特の構造によって、マレスならではのハイレベルな推進力を実現しています。

ストラップタイプのフィンでありながら、足を包み込むようなフットポケットが備わっている点もうれしいポイント。機能性だけではなく、デザイン性にも優れた製品です。

AVANTI QUATTRO + │ イタリアのダイビング器材メーカー マレス │ MARES

3. JET FIN/SCUBAPRO(スキューバプロ)

 

1960年代からダイビング用品を開発している、老舗ブランドSCUBAPROが展開するストラップタイプの製品。流体力学を考慮した形状、そしてほとんどしならない抜群の強度によって、極限まで推進力を高めたモデルです。

キック力を必要とするフィンですが、高い耐久性によって長年使用できる製品なので、多くのダイバーから愛用されています。使い心地に慣れれば、中級者や上級者になっても使いつづけられる一品でしょう。

SCUBAPRO – JET FIN

4. KAIL/TUSA(ツサ)

 

TUSAは世界中のダイバーから愛用される、ダイビング用品の王道ブランドです。フィンに限定しても数多くの製品を展開していますが、なかでもKAILは「1ダイブ最後までしっかり、楽に蹴りきれるフィン」をコンセプトにしたフルフットタイプのモデル。

このモデルでは絶妙な硬さのゴム素材を使用することで、適度なしなりと推進力を実現しています。扱いやすいように全長も抑えられているので、負担を少しでも抑えたい長時間のダイビングにぴったりです。

FF16Z – KAIL| ダイビングフィン | TUSA

5. スウィーレントFX/SAS(エスエーエス)

 

独特のアイデアでさまざまなベストセラー用品を展開する、SASのハイブリッドフィン。フルフットタイプとストラップタイプの「良いとこどり」をした構造が特徴的であり、抜群の履き心地と着脱のしやすさを見事に実現させています。

キック力の弱い女性でも推進力を得られるように、ブレードの長さが抑えられている点も大きな魅力。ゴムとプラスティックを組み合わせるなど、使用する素材にもこだわりが見られる製品です。

スウィーレントFX – SAS

長く愛用するにはメンテナンスも重要!フィンの正しいお手入れ方法

せっかくフィンを購入するなら、やはり同じフィンを長く愛用したいところ。フィンの耐用年数は製品によって異なりますが、じつは使用者がこまめにメンテナンスをすれば、寿命を延ばしてあげることが可能です。

ダイビングでフィンを使用した後は、真水で汚れや塩分をしっかりと洗い落としましょう。手でなでるようにしながら全体を洗い、とくに錆びやすい金属部分は念入りに汚れを落とします。

きれいに洗い終わったら、以下の3点を守ってフィンをしっかりと乾かします。

  • 直射日光を避けて、陰干しをする
  • フィン先を上に、フットポケットを下にすることで型崩れを防ぐ
  • 色移りを避けるために、ほかの機材と接触しないようにする

また、保管時にも色褪せや劣化を防ぐために、冷暗所に保管することが大切なポイント。型崩れを防ぎたい場合は、メッシュバッグなどに入れて保管しておくと良いでしょう。

各シーンに最適なフィンを選び、こまめなメンテナンスを

フィンはダイビングの安全性・快適性に大きく関わってくる、重要な道具のひとつです。もちろん、見た目などのファッション性も意識しておきたい点ではありますが、集中してダイビングを楽しむには「選び方のポイント」を押さえなくてはなりません。

今回ご紹介した内容を参考にしながら、各シーンにぴったりなフィンを慎重に選んでいきましょう。また、少しでも長く愛用するために、フィンの購入後にはこまめなメンテナンスも必要です。