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ダイビングライセンスの取得費用まとめ!期間や種類、おすすめシーズンも解説

ダイビングライセンスの取得費用まとめ!期間や種類、おすすめシーズンも解説

海の中を自由気ままに泳ぎ、サンゴや魚を間近で鑑賞できるダイビング。そんな非日常的な体験を存分に味わうためには、ダイビングライセンスの取得が必要です。

今回は、ダイビングライセンスの取得にかかる費用について解説していきます。取得するライセンスの種類によって価格は異なってきますので、自分に合ったライセンスの種類を選び、相場をしっかりと把握しましょう。

ダイビングライセンスの必要性

ダイビングを楽しむのに、ライセンスは必ずしも必要ではありません。初心者の方でも「体験ダイビング」であれば、かんたんなレクチャーを受けた後にインストラクターと海に潜ることができます。

ただしこの体験ダイビングは、水深が浅い場所でインストラクターの手の届く範囲でのダイビングに限られます。ダイビングが初めての方にはおすすめですが、より深くそして自由に泳ぎたい方には、少し物足りなく感じてしまうでしょう。

本格的にダイビングをしたいという方に必要になるのが、ダイビングライセンス(Cカード)です。ライセンスを取得することによって、インストラクターの同伴なしで、自分自身が設定したコースを泳ぐことができます。体験ダイビングで、ダイビングの魅力にハマったという方は、是非ライセンスの取得にトライしてみましょう。

自分に合ったダイビングライセンスの種類

ダイビングライセンスは1種類ではなく、潜ることのできる水深やインストラクターの有無によって、いくつかランクが分かれています。またライセンスを発行する団体によっても、基準や名称が若干異なります。

ここでは世界最大のダイビング教育機関である「PADI(パディ)」の例を参考に、代表的なダイビングライセンスの種類を見ていきましょう。

  • PADIスクーバ・ダイバー:PADIのダイバーと一緒に水深12mまで潜ることができる。
  • オープン・ウォーター・ダイバー:水深18mまで潜ることができる。世界で最も人気なライセンス。
  • アドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバー:水深30mまで潜ることができる。中上級者向けのライセンス。

この他にも、上級者向けのライセンスはいくつかありますが、初心者〜中級者が取得を目指すダイビングライセンスは上記の3つがメインです。

とくにオープン・ウォーター・ダイバーのライセンスは、インストラクターなしで深くまで自由に泳げるので、初心者のライセンス取得で選ばれることが多くなっています。

ダイビングライセンスの種類|Cカードの費用やランクについて徹底解説

ダイビングライセンスの取得にかかる費用

Cカード取得の相場は、オープン・ウォーター・ダイバーの取得を目指す場合、4万円〜6万円が目安になっています。しかし、宿泊費や食事、交通費が別途必要になるので、近場で取る場合でも最低5~7万円は用意するようにしましょう。

また、ライセンスのランクが高くなるにつれて、インストラクターの高い指導技術が求められ、結果的に費用も上がる傾向があります。

ライセンス取得にかかる費用の内訳

ダイビングのライセンスを取得するには、近場に通って取得する方法・沖縄などリゾートで取得する方法・海外で取得する方法などがあります。

なおダイビングショップの提供するライセンス取得プランによっては、宿泊代、食費が料金に含まれている場合があります。また、器材のレンタル料は講習費用に含まれていない場合があるので、予約の際には必ず費用の内訳を確認するようにしましょう。

下記の表は、3日間で取得する際のライセンスにかかる費用の一例です。ぜひ参考にしてみてください。

都市型ショップ リゾート現地型ショップ(沖縄など) 海外
講習費用 約4万~6万円 約4万~6万円 約4万~6万円
宿泊費  

なし

約3万円(1泊約1万円) 約5万円(1泊約1.5万円)
食費 約3,000円(1日約千円) 約5,000円(1日1500円) 約5,000円(物価により変動)
交通費(電車や飛行機の往復料金) 約1,500円(1日約500円) 約1万円~3万円 約5万円~10万円
合計 約4万4,500~6万4,500円 約8万1,500~12万1,500円 約14万5,000~19万円

▼講習費用(4〜6万円)の内訳

  • 教材費:教科書や教材ビデオにかかる費用
  • 講習費:学科・施設・海洋での指導料
  • ライセンス申請料:ダイビングライセンスの発行申請料
  • 施設使用料:プールや海などの使用料
  • 器材のレンタル料:酸素ボンベ・ウェットスーツなどのレンタル料

シーズンによる費用の違い

シーズンによっても、ダイビングライセンスにかかる費用が異なってきます。

初心者の方がダイビングを楽しむには、海水温の比較的高い6月〜11月がおすすめです。海水温が高いので、体温が奪われにくく、快適にダイビングをすることができます。

ただし、7月〜9月は夏休みと重なり、繁盛期にあたります。そのためダイビングショップが提供するプランが、通常よりも10,000円〜20,000円ほど高く設定されている場合があります。加えて、航空券やホテル代も高くなる傾向があります。

費用を安く済ませたいと考えている方は、梅雨明け前の6月や夏休みと重ならない10月〜11月が狙い目です。

場所による費用の違い

ダイビングライセンスには、「日本国内で取得する方法」と「海外で取得する方法」の2つがあります。海外では、リゾート気分を味わいながらライセンスを取得することができますが、どうしても交通費やホテル代が高くなりトータルで費用が膨らんでしまいます。

日本国内での取得

日本国内では、沖縄や伊豆・小笠原諸島をはじめ、房総半島や湘南・伊豆半島・紀伊半島など太平洋側を中心に多くのダイビングスポットがあります。

国内でダイビングライセンスを取得するメリットは、日本語での講習や指導を受けることができる点です。また海外で取得する場合と比べて、交通費を抑えることができるので、トータルの費用が割安になる傾向があります。

海外での取得

海外でダイビングライセンスを取得する場合は、ハワイ・サイパン・パラオ・グアムなどが人気のスポットです。これらのスポットでは、現地に日本人インストラクターがいる場合が多く、日本語で講習や指導を受けることができます。

最大の魅力は、南国リゾート気分を味わうことができ、旅行を楽しみながらライセンスを取得できるという点です。透明度が50mを超える綺麗なスポットもあり、マンタやイルカといった生き物を間近で見ることもできます。

ダイビングライセンスを海外で取得する方法を解説|おすすめの国も紹介

ダイビングライセンスの取得にかかる期間

水深18mまで潜ることのできるオープン・ウォーター・ダイバーの場合、取得には2日〜4日の期間が必要になってきます。ダイビングライセンスのランクが上がると、その分かかる期間も長くなります。

  • PADIスクーバ・ダイバー:1日間〜3日間
  • オープン・ウォーター・ダイバー:2日間〜4日間
  • アドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバー:3日間〜5日間

お仕事などで忙しく長期の休みを取れないという方は、学科講習やプール講習などをお近くのダイビングショップで事前に済ませ、海洋実習のみを現地で行うプランもあります。土日でライセンスの取得が可能になるので、検討してみると良いでしょう。

ダイビングライセンスの取得に必要な講習内容

ダイビングライセンスの取得には、「学科講習」と「プールおよび海洋での実習」の2つの受講が必要です。講習についていけるのか不安な方も多いと思いますが、専門のインストラクターが初心者にも分かりやすく指導してくれるので、安心して臨みましょう。

学科講習

学科講習は、教材ビデオとテキストを使って進めていくのが一般的です。海中での器材の取り扱い方やコントロール方法をはじめ、トラブルの対処法など安全にダイビングをするための知識を身につけていきます。

一見難しそうにも聞こえますが、安全に関わる事柄なので、インストラクターが丁寧にわかりやすく解説してくれます。

ビデオ教材を使用して、自宅で学習できるようなプランを用意しているダイビングショップもあります。直接講習を受けるよりも価格が安い傾向にあり、忙しい方におすすめですが、不明点などをすぐに質問することができません。

初心者の方はなるべく、インストラクターにすぐに質問することができる講習プランを選ぶと良いでしょう。

プールおよび海洋での実習

学科講習が終わると、次にプールでの実習が行われます。実際に器具やウェットスーツを装着して、水に慣れてもらうプロセスです。ダイビングショップによっては、プールではなく波が穏やかな浅瀬で実習を行うケースもあります。

そしてプールでの実習が終われば、いよいよ海洋での実習になります。潜行と浮上を繰り返すことや水中でナビゲーションといったより実践的な練習をしていきます。

ライセンスの取得にかかる費用を知り、存分にダイビングを楽しもう!

ダイビングライセンスの取得にかかる費用の相場は、4万円〜6万円になります(オープン・ウォーター・ダイバーの場合)。決して安くない金額ですが、ライセンスを取得し安全にダイビングをする技術を身につけることによって、より楽しく自由に海中を泳ぎまわることができるようになります。

神秘的な海中の景色と出会うためにも、ダイビングライセンスの取得を目指し、世界中でダイビングを楽しみましょう!

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