サーフィンのロングボードは、長さ270cm(9ft)以上のサーフボードを指します。長くて重いので安定感があり、初心者でもテイクオフしやすいのが特徴です。
本記事では、ロングボードの特徴や乗り方をまとめ、おすすめのサーフボードを厳選紹介しています。
サーフィンの王道ともいえるロングボードに、ぜひ挑戦してみてくださいね。
- スネ〜ヒザの波も乗れる初心者におすすめのボード|LAHAINA(ラハイナ)
- 速い波もトロい波も楽しめる軽量ロングボード |THUNDERBOLT NEO CLASSIC
- 安定感がありテイクオフしやすいロングボード|DONALD TAKAYAMA(ドナルドタカヤマ)MODEL T
サーフィンのロングボードとは
ここでは、ロングボードの特徴についてまとめています。乗りやすさについても解説しているので、ぜひ参考にして下さい。
サーフボードの長さは270cm以上
ロングボードは、長さが270cm(9ft)以上のサーフボードのことをいいます。長いだけではなく、横幅と厚みもあるので、ゆらゆらと揺れる海の上でも安定感があります。
安定感があるのでテイクオフしやすい
ロングボードは長さだけでなく、横幅や厚みもあるので、海の上でも安定感があります。サーフィンは、ボードの上に立つ(テイクオフ)が難しいと言われていますが、ロングボードは初心者もテイクオフしやすいのが特徴です。
ただ、その長さと重さゆえに最初はコントロールしにくいと感じることもあります。練習を重ねてコツを掴めば、女性や子供でも乗りこなすことができます。
サーフィンの始め方については「サーフィンの始め方入門|初心者が知っておきたいマナーと道具を解説」にて紹介しています。参考にして下さいね。
ロングボードの持ち運びは車で
ただ、サーフボードの長さが3m近くあるため、持ち運びに苦労するのがデメリットです。
例えば、電車にはロングボードの持ち込みができません。鉄道会社の規定「旅客営業規則」には、2mを超える物品は車内に持ち込みできないという決まりがあるためです。電車以外の公共交通機関を使用する場合も注意しましょう。
ロングボードの持ち運びは、ミニバンなどサーフボードを積載できる車がおすすめです。また、サーフショップでサーフボードをレンタルできるので活用するも良いでしょう。
ロングボードの乗り方
ロングボードは、サーフボードの長さ、重さを利用してサーフィンをします。浮力があるのでパドリングしやすく、波に乗りやすいのが特徴です。
また、ロングボードには種類があり、フィンの数によっても乗り方が変わってきます。ここでは、それぞれの乗り方を紹介しています。
シングルフィン
フィンが1つ付いたロングボードを「シングルフィン」と呼びます。直進性に優れており、ロングボードならではの重い乗り心地が特徴です。
シングルフィンは、下記のような方におすすめします。
- クラシックスタイルが好きな方
- ロングボードの王道を極めたい方
直進性に優れているので、ショートボードのようなアグレッシブなスタイルは向いていません。シングルフィンは、優雅にサーフィンを楽しみたい方に向いています。
スタビライザー
フィンが3つ付いたロングボードを「スタビライザー」と呼びます。回転性に優れており、コントロールしやすいのが特徴です。
スタビライザーは、下記のような方におすすめします。
- ショートボードにするか悩んでいる方
- アグレッシブなサーフィンがしたい方
回転性に優れているので、ショートボードのようなアグレッシブな技を決めることができます。そのため、ショートボードに乗り換える可能性のある方、ショートボードからロングボードに切り替える方にぴったりと言えるでしょう。
おすすめの人気ロングボードブランド4選
ここからは、人気サーフブランドのロングボードを紹介します。サーフボード選びの参考にして下さいね。
スネ〜ヒザの波も乗れる初心者におすすめのボード|LAHAINA(ラハイナ)
LAHAINAは、4人のプロサーファーが立ち上げた伝説のサーフブランドです。スネ〜ヒザの小波でもしっかり乗れるのが特徴で、初心者におすすめのロングボードとなっています。
ロングボードは20万円以上するものが多いですが、LAHAINAは10万円以下とるコスパの良さも魅力です。ボディカラーも7種類とバリエーション豊富なので、好きな1本に出会えるでしょう。
LAHAINAは、コスパを重視している方、これからサーフィンを始める初心者の方にぴったりのロングボードです。
- 価格:87,120円(税込)
- サイズ: 長さ279.4cm、横幅58.4cm、厚さ7.94cm
- 仕様:シングルフィン
安定感がありテイクオフしやすいロングボード|DONALD TAKAYAMA(ドナルドタカヤマ)MODEL T
DONALD TAKAYAMAは、今は亡きサーフィン界のレジェンド「ドナルドタカヤマ」のサーフブランドです。
安定感がありテイクオフしやすいので、初心者におすすめのロングボードとなっています。頭サイズの高波まで対応しているので、上級者になっても楽しめるでしょう。
またこのボードは、プロサーファー「ジョエルチューダ」が世界最長ノーズライドを記録したとき、ギネスブックに記載されたことでも有名です。
安定感のあるボードを探している方、クラシックを極めたい方におすすめのロングボードとなります。
- 価格:229,000円(税込)
- サイズ: 長さ289.5cm、横幅58.42cm、厚さ7.66cm
- 仕様:シングルフィン
速い波もトロい波も楽しめる軽量ロングボード |THUNDERBOLT NEO CLASSIC
ワールドチャンピオンである「CJネルソン」がデザインし、オーストラリアの一流シェイパーが作りあげたロングボードです。
ロングボードにしては珍しく、6.9kgの超軽量タイプとなっています。そのため、ハイパフォーマンスなサーフィンが可能で、速い波からトロい波まで幅広く楽しむことができます。
NEO CLASSICは、軽いロングボードを探している方、ハイパフォーマンスが好きな方におすすめのロングボードです。
- 価格:227,810円(税込)
- サイズ: 長さ287cm、横幅59.6cm、厚さ7.9cm
- 重さ:6.9kg
- 仕様:シングルフィン
女性も乗りやすいロングボード|WATER FLASH(ウォーターフラッシュ)
WATER FLASHは、伊豆の老舗サーフボードブランドであり、日本のトップブランドでもあります。サーフボードは、ひとつひとつ「ハンドシェープ」で作られているのが特徴です。
シングルフィンとスタビライザーの両方を楽しめるので、クラシックスタイルからアグレッシブなサーフィンまで幅広く対応可能。男女問わず乗りやすいので、初心者にも最適なロングボードとなっています。
ショートボードへ変更する可能性のある方、ショートボードからロングボードに乗り換える方にもおすすめです。
- 価格:183,400円(税込)
- サイズ:長さ274cm、横幅57.15cm、厚さ7.3cm
- レベル:初心者〜上級者
- 仕様:シングル+スタビライザー
ロングボードとショートボードの違い
ロングボードとショートボードは、体の使い方から楽しみ方まで大きく違います。
【特徴の違い】
- ロングボード:長さが275cm以上で、厚みがあり幅が広いサーフボードです。安定感があり直進する力が働くため、一般的には初心者向けといわれています
- ショートボード:長さが213cm以下で、厚みがなく幅が狭いサーフボードです。細やかな動きが可能ですが、安定感はなく波に乗るのが難しいとされています。
【力の使い方の違い】
- ロングボード:陸上競技でいうところの「長距離走」。体重をできるだけ軽くして持久力付けるとより楽しむことができます。
- ショートボード:陸上競技でいうところの「短距離走」。パドリングの際の腕力や、波に乗るための脚力を付ける必要があります。
【楽しみ方の違い】
- ロングボード:角度の緩い波でのサーフィンに向いています。漕ぎ始めは大変ですが一度加速したら失速せずに安定して進むことができます。
- ショートボード:角度がある波でのサーフィンに向いています。速度は付きやすいですが失速しやすいため、細やかなパドリングにより安定した速度を保つことが可能です。
普段行くスポットが緩い角度の波で、持久力に自信がある方はロングボード。角度のある波が特徴の海によく行く方で、腕力と脚力に自信がある方はショートボードがおすすめです。
こちらの動画では、実際にロングボードとショートボードに乗っている様子を見ることができます。どのように体を動かしているかについても注目しながら、見てみてください。
- ロングボード
ロングボードは一度スピードが上がると、波の力によって止まることなく走り続けることができます。また、長く重たいボードにより、躍動感のあるグラインドが楽しめるのが特徴です。
- ショートボード
ショートボードはこまめにターンをすることより、スピードを上げことができます。波の力に左右されずに、ターンの技術により波に乗ることが特徴です。
まとめ|サーフィンのロングボードで波乗りしよう
ロングボードは、その長さや重みを利用するので、ショートボードでは味わえない重圧感のある乗り心地を楽しむことができます。
ゆったりと優雅なクラシックスタイルを極めたい方はシングルフィンのロングボードを、アグレッシブなサーフィンを楽しみたい方はスタビライザーがおすすめです。
おすすめのサーフスポットは「国内外のおすすめサーフィンスポットを紹介!初心者向けの穴場も解説」で紹介しているので参考にして下さいね。ロングボードで波乗りをしましょう。
アクティビティの関連記事
PC_ART_Recomend