カヤックに魚群探知機を取り付けると、魚の数や種類、水深、海底の形状などを見ながら釣りを楽しむことができます。とはいえ種類が多くてどれがいいのか迷ってしまいますよね。
本記事では、魚群探知機の仕組みをはじめ、魚群探知機の選び方、カヤックに取り付ける方法を分かりやすく解説しています。
カヤックフィッシングにおすすめの魚群探知機も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。魚群探知機を使いこなして大物を釣り上げましょう。
魚探(魚群探知機)とは?
魚群探知機は、魚の数や種類、水深、海底の形状などを知ることができる機械です。「振動子」と呼ばれる部分から水中に超音波を発射し、その反射波で水中の様子を分析する仕組みとなっています。
魚群探知機はカヤックに取り付けることができるので、カヤックフィッシングにも活躍します。カヤックと魚群探知機を使って自分だけのポイントを開拓しましょう。
カヤックフィッシングに適した魚探の選び方
カヤックフィッシングは、転覆する可能性があるので、魚群探知機の防水性能を必ずチェックしなければなりません。下記に、魚群探知機を購入する前に知っておきたいポイントをまとめました。
- 相場価格:5,000円〜10万円。精度や防水性能によって値段が異なる
- 防水性能:機械内部に水が侵入しにくい「IPX7」以上を選ぼう
- GPS:カーナビのように位置情報を知ることができる
- バッテリー:乾電池式と充電式(外部バッテリー、内臓バッテリー)がある
- 出力:出力が大きいほど深いところまで超音波を届けることができる。一般的な出力は600W~1kW
- 周波数:音の高さのこと。周波数は主に2種類(50kHz、200kHz)あり、低周波(50kHz)の方が深いところまで届く
- メーカー:海外メーカーは日本語に対応していない場合あるので要注意。初心者は国産メーカーがおすすめ
充電式バッテリーがいい、コスパがよい魚探がいい、など自分のニーズにあった魚群探知機を探しましょう。
カヤックフィッシングにおすすめの魚探5選
ここでは、カヤックフィッシングにおすすめの魚群探知機を紹介しています。魚群探知機選びの参考にしてくださいね。
5,000円以下で買えるコスパ最強の魚探|大漁くんデラックス
大漁くんデラックスは、5,000円以下で購入できるコスパの良さが魅力です。水深99.9mまで探知できる本格派で、魚だけでなく、海藻や海底地形も探知可能です。
付属のフロート(浮き)を使って、振動子を水につけるので、トランデューサーアームマウントも必要ありません。完全防水モデルではありませんが、耐水性があるのでカヤックフィッシングに活躍します。
安い魚群探知機を探している方、試しに魚群探知機を使ってみたい方におすすめです。Amazonレビューも高評価なので、買って損はないでしょう。
- 価格:4,366円(税込)
- 販売元:サカイトレーディング(日本語表記あり)
- 防水性能:耐水性デザイン
- 充電:乾電池、モバイルバッテリー
- 出力:記載なし
- 周波数:記載なし
- GPS:なし
- センサー発信角度:45度
- 動作温度:-20℃〜70℃
- 表示水深:最大99.9m、最小0.7m
- そのほか:魚を探知したらアラームが鳴る機能、節電モード、暗くても画面を見やすいバックライトつき
防水性能に優れた魚探|ガーミン ストライカー4
ガーミンのストライカー4は、防水性能がIPX7と高く、カヤックフィッシングに適した魚群探知機です。魚探出力200W、充電式バッテリー、GPS内蔵と機能性に優れています。
振動子には水温センサーがついているので、水温を見ながら釣りをすることができるのも魅力のひとつ。GPS機能を使ってお気に入りのポイントを記録することも可能です。
高機能・高精度にも関わらず、1万6,000円程度で購入できるので、コスパが良いと口コミで高評価を得ています。
ただ、説明書も画面表示もすべて英語なので、魚群探知機に慣れていない方、英語が苦手な方は使いにくいかもしれません。
- 価格:16,480円(税込)
- メーカー:ガーミン(英語表記)
- 商品モデル番号:010-01550-00
- 本体サイズ:W9.2×H15.1×D4.3cm(マウント部除く)
- 表示画面:3.5型
- 重量:226.8g
- 消費電力:2.8W(12V使用時)
- ドット数:480×320(HVGA)
- 充電:乾電池、モバイルバッテリー
- 防水性能:IPX7
- 出力:200W(RMS)
- 周波数:195-205kHz/72-82kHz
- GPS: あり
- 振動子:HD-ID CHIRP
- そのほか:水温センサー付き
スマホが魚探モニターに|Deeper Pro ワイヤレススマート
Deeper Pro ワイヤレススマートは、スマホのディスプレイを魚群探知機のモニターとして利用します。振動子を取り付ける必要がないので、初心者も使いやすいのが特徴です。
魚影だけでなく、砂泥・岩礁帯・藻場なども把握できる本格派。スマホのGPS機能と連動することができるので、等深線入りの地図を作成することも可能です。さらに、ソナーの感度調整や周波数の選択、水温の表示や水深の表示、魚影アラーム機能もついています。
Deeper Pro ワイヤレススマートは、スマホで簡単に操作したいという方におすすめです。
また、最近は防水性能に優れたスマホが多いですが、防水ケースに入れるとなお良いでしょう。おすすめの防水ケースは「スマホの防水ケースおすすめ6選|水中撮影や海など利用シーン別に紹介」にまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね。
- 価格:2万6,900円(税込)
- メーカー:Deeper(日本語対応)
- 重量:100g
- 充電:microUSB充電ケーブル、110V / 240Vに対応
- 連続使用可能時間:6時間
- バッテリー容量:850mAh
- 対応OS:IOS 8.0以上、Android 4.0以上
- 防水性能:あり
- 出力:記載なし
- 周波数:290 kHz (15°) / 90 kHz (55°)
- GPS:あり
- 表示水深:最大80m
魚探オート機能付きで初心者も使いやすい|HONDEX(ホンデックス)PS-611CN
HONDEXのPS-611CNは、魚探オート機能付きなので、初心者も使いやすい機種となっています。国産メーカーなので操作もしやすく、初めての魚群探知機におすすめです。
魚の反応をアラームで知らせるフィッシュアラーム機能もついているので、魚群探知機から目を離してもポイントを逃すことがありません。5型ワイド液晶と画面も大きく、さらにカラー表示なので見やすいのが特徴です。
また、全国地図を内蔵しているので、気になるポイントを記録することもできます。高精度の魚群探知機が欲しい方、魚群探知機を使ったことがない方におすすめです。
- 価格:44,905円(税込)〜
- メーカー:本多電子株式会社(日本)
- 本体サイズ:W17.3 × D19.1 × H17.3 cm
- 画面サイズ:5型ワイド液晶
- 重量:約0.7kg
- 充電:乾電池(最大稼働8時間)、充電式リチウムイオンバッテリー対応
- 防水性能:防滴構造
- 電源電圧:DC11~14V
- 消費電力、電流:約3.6W、約0.3A/12V
- 周波数:200kHz
- 出力:100W
- GPS:あり
- 表示水深:最大0〜150m、最小0〜2m
- そのほか:全国地図内蔵
水深表示最大300m!深場の釣りにおすすめ|HONDEX(ホンデックス)HE-601GPII
HONDEXのHE-601GPIIは、水深表示範囲が最大300mの魚群探知機です。深いところの魚群を見たい方におすすめの機種となっています。
国産メーカーなのですべて日本語表記、全国地図も内蔵されているのが特徴です。さらに、地図描写の速さは業界トップクラス、カヤックで移動していてもストレスを感じません。
時間を気にせずカヤックフィッシングを楽しみたい方は、バッテリーセットを持ち運ぶのもおすすめです。バッテリーセットは最大20時間連続使用可能なので、心置きなく没頭できるでしょう。
- 価格:5万3,570円(税込)
- メーカー:本多電子株式会社(日本)
- 本体サイズ:W178 × D80 × H164 mm
- 画面サイズ:5型ワイドカラー液晶、横型
- 表示部ドット数:480 × 272
- 本体質量:約0.7kg
- 充電方法:USB電源ケーブル、電池ボックス(乾電池)
- 電源電圧:DC11~15V
- 消費電力、電流:約3.6W、0.3A/12V
- 防水性能:防滴構造
- 周波数:200kHz
- 出力:300W
- GPS:あり
- 表示水深:最大0〜300m、最小0〜3m
- そのほか:オート機能、全国詳細地図内蔵、潮汐グラフ、作図機能
この魚探の反応は全部アブッテカモみたい。(´・_・`) pic.twitter.com/QpEoiDlPIn
— wareni (@5gatsuwo) November 4, 2018
カヤックに魚探を取り付ける方法とは
カヤックに魚群探知機を取り付けるためには、下記2つのアクセサリーが必要です。
魚探マウント(魚探を取り付ける)
トランデューサーアームマウント(振動子を取り付ける)
魚探マウントは、メーカーによって対応可能機種が決まっているので、自分の魚群探知機に合う物を選びましょう。
振動子を取り付けるためのトランスデューサーアームマウントは、様々な種類があります。取り付ける際、船体に穴開け加工をしなければならないトランスデューサーアームマウントもあるので注意が必要です。
船体に傷をつけたくない方、簡単に取り付けたい方はマグネットのトランスデューサーアームマウントをおすすめします。
▼マグネットのトランデューサーアームマウントを取り付けているところ
まとめ|魚探を活用してカヤックフィッシングを楽しもう!
カヤック用の魚群探知機は、防水性能に優れた機種を選びましょう。防水性能が低い機種は、防水加工をしてから使うことをおすすめします。
カヤックだけでなく沖釣りなどでも活躍するので、持っておいて損はありません。魚群探知機を使うとカヤックフィッシングの幅がもっと広がるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
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