リゾート地へ出かけると、シーカヤックを使って海や湖で釣りをしている方を見かけることがあります。だだっ広い自由な世界でのんびり行うカヤックフィッシングをひと目見て、羨ましいと感じた方も多くいらっしゃるでしょう。
そんなカヤックフィッシングが気になる初心者に向けて、今回はカヤックフィッシングの魅力や楽しみ方、初心者でも始められるよう必要な準備やおすすめのスポットをご紹介します。未経験の方でも手軽に始められるので、ぜひチェックしてみてください。
カヤックフィッシングとは?
カヤックフィッシングとは、シーカヤックに乗りながら楽しむ釣りのこと。シーカヤックは釣りにぴったりな小舟で、もともとは北米の先住民族であるイヌイットが漁の道具として使っていました。
釣りを楽しむ方法は数多くありますが、カヤックフィッシングにはシーカヤックに乗るからこその魅力があります。たとえば、シーカヤックは水面との距離が近いので、小魚の群れやきれいな熱帯魚をはっきりと目視できます。
それだけでなく、自然との一体感を楽したり、初心者でも操縦できる手軽さもあいまって、新鮮さを味わえるのもシーカヤックの大きな魅力です。
シーカヤックとカヌーの違い
シーカヤックはパドルを使って人力で動かすので、エンジンなどの駆動音が気になりません。カヤックのデッキはカヌーとは違い、体を潜り込ませて入るクローズデッキとなっています。魚に気づかれずに近づけますし、スポットによっては波の音だけを聞きながら、ゆったりとした気分で釣りを楽しめます。
それに対してカヌーは、デッキが広くつくられている(オープンデッキ)ためスペースにゆとりがあり、デッキ内に多くの荷物を積むことができるという特徴があります。カヌーは、一般的に「パドルを使って水上を漕ぐ船の総称」のことを意味していることから、厳密に言うと、カヤックもカヌーに含まれています。
カヤックフィッシングの楽しみ方
カヤックフィッシングにはさまざまな楽しみ方があり、とくにフィールド(場所)による違いは事前に知っておくことが大切です。
カヤックフィッシングのフィールドは、大きく以下の3つに分けられます。
海の場合
それぞれのポイントごとにさまざまな魚と出会うことができる。エリアにもよるが、食用の魚を釣りやすい
湖の場合
ルアーを使ったバス釣りなど、豪快な引きを楽しめる。海に比べると水面が穏やかであり、落水するリスクが少ない
川の場合
基本的には急流ではなく、マングローブの近くや穏やかな川などで行われる。海よりも転覆リスクが少ない点や、各エリア特有の川魚を釣り上げられる
シーカヤックは機動性が高いので、ボートでは浅すぎる場所や、ウェーディングでは届かない場所でも釣りを楽しめます。さまざまなフィールドやポイントを選べるので、普段は狙えない生き物との遭遇も期待できるでしょう。
また、仮に大物を釣り上げられなくても、静かな大自然の中でカヤックフィッシングをすれば、ゆったりと流れる時間を感じながら心が癒されます。
カヤックフィッシングで使用する道具と、あると便利なもの一覧
カヤックフィッシングを楽しむには、さまざまな道具が必要です。釣り自体に使用するものはもちろん、安全性や快適性にかかわる道具もあるので、より充実した時間を過ごすために各道具を以下でチェックしておきましょう。
【カヤックフィッシングで使用する道具】
- シーカヤック
- パドル
- アンカー類
- タックル
- ライフジャケット
- カヤックカート
【カヤックフィッシングであると便利なもの】
- ランディングネット
- プライヤー
- パドルフロート
- ビルジポンプ・ビルジスポンジ
- コンパス
- ホイッスル
- 防寒インナーや帽子
これから上記の道具について一つずつ、解説していきます。
シーカヤック
シーカヤックは海や湖などさまざまなフィールドで機動性を発揮する船です。シーカヤックは頑丈にできており浮力も高いので、初心者の方でも安全に水上を移動できます。
シーカヤックにはさまざまな製品がありますが、大別すると以下の2つに分けられます。
シットインカヤック
座ったときに、艇内に下半身が収まるタイプのカヤック。軽量で持ち運びがしやすく、小回りもききやすいが、積載量が限られており、一度転覆すると再乗艇することが難しい。
シットオントップカヤック
船体の上に直接座れるタイプのカヤック。安定性が高く、大きな荷物を詰めるスペースがある。ただし、比較的重量があるため、持ち運びの負担が大きい。
シーカヤックを選ぶ際には、フィールドや状況を意識することがポイントです。たとえば、湖でのバス釣りのように移動が多い場合は、小回りの利くシットインカヤックがおすすめ。一方で、波がある海では安定性が高く、万が一転覆してもかんたんに乗れるシットオントップカヤックが適しています。
もちろん、製品によってもサイズや重量などは変わってくるので、実際に乗るシチュエーションや持ち運ぶ距離などを想定して、各シーンにぴったりなものを選ぶようにしましょう。
パドル
両手で持って、船の上から水を漕ぐために使用する道具です。カヤックの中には足で漕ぐタイプもありますが、足こぎペダル式には小回りがきかないデメリットがあるので、特に複雑な地形を進む場合はパドルが必ず必要になります。
とくに長い距離を漕ぐ場合は、軽量のパドルを選ぶことが大切なポイント。耐久性も意識すると、より長く愛用できる製品を選べるでしょう。
なお、万が一パドルが流されてしまった場合に備えて、予備のパドルも用意しておくと安心です。また、カヤック本体とパドルをつないでおく「リーシュコード」も、忘れずに用意しておきましょう。
なかでもシーカヤックとパドルは保管に場所をとりますが、セットで借りられるレンタルショップも多く見られます。
アンカー類
重りやイカリとも呼ばれる、船を同じ場所で留まらせるための道具です。風が弱いときなどシチュエーションによっては不要な場合もありますが、強風によって流されやすいときや特定のポイントを狙いたいときに備えて、用意しておくことが望ましいでしょう。
アンカーは使用する場所によって、適したタイプが異なるので注意が必要です。
フォールディングアンカー
水の底に沈めるタイプのアンカー。湖や川など、比較的浅い場所でのカヤックフィッシングに適している。
シーアンカー
パラシュートの部分で風を受けることによって、船を減速させる仕組みのアンカー。アンカーを上げ下げする手間を省けるので、海のように深い場所に適している。
フォールディングアンカーは同じ製品であっても、品番によって重さが異なる場合があります。重いほど安定性は増しますが、移動をする際の上げ下げの負担も増大するため、ご自身の力に適したものを選ぶことが大切です。
アンカーについても、スポットによってはお近くのレンタルショップで借りられる可能性があります。ほかの道具に比べるとレンタル料が安く、500円~1,000円程度で借りられるショップも見られるので、用意が難しい方はレンタルも検討してみましょう。
タックル
タックルとは、魚を釣り上げるために使用する釣り具の総称です。具体的な道具としては、おもに以下が挙げられます。
ロッド
釣竿のこと。軽量なものを選ぶと、腕への負担を抑えやすい。短めで扱いやすい長さが便利なものの、短すぎると魚のコントロールが難しくなるので、竿を伸ばしたときにカヤックの先端より長くなるものを選ぶことも大切。
リール
ロッドに装着して、糸を巻き上げるための道具。基本的にはロッドのスペックに合わせて選ぶが、現地の水深を意識して「糸巻き量」にこだわることも重要。
ライン
釣り糸のこと。基本的には、ロッドやリールとのバランスを意識して選ぶ。また、狙う魚の重さによって、ラインの適した太さは変わってくる。
その他の道具
ルアー針やウキ、オモリなど。狙う魚によって必要な道具は変わるので、自身でそろえる場合は事前のリサーチが必要。
タックルにはさまざまな組み合わせがあり、シチュエーションや狙う魚によって適した組み合わせは異なります。ご自身で用意する場合は、現地の情報をきちんと調べてから選ぶことが望ましいでしょう。
また、「タックルの組み合わせが難しい…」とお悩みの方には、レンタルショップから借りる方法がおすすめ。レンタルショップでは、近くのポイントに適したタックルを貸し出している場合が多いので、特に初心者の方は検討してみてください。
ライフジャケット(フローティングベスト)
カヤックフィッシングでは万が一の転覆などに備えて、ライフジャケットの着用が必須です。釣りをしていると両手が塞がることもあるので、泳ぎに自信があっても必ず着用しておきましょう。
ライフジャケットにもさまざまな種類がありますが、なかでもカヤックフィッシングに適しているのは、肩回りにゆとりがある「PFD」と呼ばれるもの。また、女性用や子ども用なども販売されているため、ご自身のサイズにぴったりな製品を選ぶことが大切です。
また、ライフジャケットを貸し出しているショップは多く、「カヤック・パドル」とセットでレンタルできる場合も多いので、検討中の方は各スポット周辺のショップ情報もチェックしてみましょう。
カヤックカート
おもに海で使用されるシットオントップカヤックなど、シーカヤックには重量が20kgを超える製品もあります。そのような重いカヤックをご自身で購入される場合は、車から現地へ運ぶための「カヤックカート」も購入しなければなりません。
カヤックカートは製品によって積載量や大きさが異なるので、購入するシーカヤックに適したタイプを選ぶようにしましょう。
その他、あると便利なもの
ここまでご紹介したものは必需品ともいえる道具ですが、カヤックフィッシングではそれ以外にも用意することが望ましい道具があります。
具体的にどのような道具が該当するのか、以下でかんたんにチェックしていきましょう。
ランディングネット
かかった大物を水中から船にあげるための網。狙う魚の大きさを意識して、適切なサイズの製品を選ぶことが大切。
プライヤー
大物を狙う場合は必須となる、魚から針を安全に外すための道具。ほかの工具の機能が備わっている、「マルチプライヤー」と呼ばれる製品もある。
パドルフロート
万が一転覆した際に、再びカヤックに戻るために使用する浮きのこと。
ビルジポンプ、ビルジスポンジ
カヤックのコックピット(内部)が浸水した場合に、その水を排出するための道具。
コンパス
携帯電話のGPS機能を使えない場所では、方角を確認するためにコンパスを持っておくと安心。
ホイッスル
緊急事態が発生したときに、周りの人に異常を知らせるための笛。
防寒インナーや帽子
場所や季節によっては、負担を減らすために服装にこだわることも大切。現地の環境を事前にチェックし、その環境に合わせた服装を選ぶ。
その他カスタマイズパーツ
魚群探知機やロッドホルダーなど、カヤック本体に設置するパーツ類。ほかにも、作業台として機能するベイトボード、周りからの視認性を高められるシーフラッグなどがある。
上記のなかでも、コンパスやホイッスルなど安全性に関わるものは、基本的に用意しておくことがおすすめです。
そのほかの道具については、狙う魚や気候状況などを踏まえて、必要なものを事前に見極めておきましょう。
初心者におすすめ!カヤックフィッシングを体験できるスポット&ツアー【10選】
いきなり道具をそろえるのではなく、「もう少し気軽に始めたい!」と感じている方にはツアーへの参加がおすすめです。ツアーでは道具が用意されているケースが多く、事前の練習や説明が含まれた体験型のプランもあるので、初心者でも安心して参加できます。
国内・海外で楽しめるカヤックフィッシングのスポットとおすすめのツアーをご紹介していきましょう。
1. 小笠原(東京都)
小笠原諸島は、東京から南へ約1,000kmの場所に位置している島々。島には緑があふれており、周囲は海に囲まれているため、全身で大自然を感じられます。
小笠原にはさまざまなお魚が棲みついており、食用の海洋生物も少なくありません。カヤックフィッシングで釣ったお魚をバーベキューで食べられるツアープランもあるので、味覚でも楽しませてくれるでしょう。
小笠原の大自然と味覚を楽しみたい方は、ぜひ検討してみてください。
ツアーの基本情報
- エリア:東京都小笠原村父島
- 価格帯:12,000円~
- 所要時間:6時間以上
- ホームページ:https://activityjapan.com/publish/plan/3998
2. 淀川周辺(大阪府)
淀川といえば、大阪の中心地を流れる一級河川。淀川の水質は改善が進んできており、現在では多くのお魚が棲みついています。
お魚を釣り上げることはもちろんですが、淀川でのカヤックフィッシングでは都会の景観も楽しめます。ふと視線を上げればビル群が見えるので、水上から都会を見る貴重な体験ができるでしょう。
また、大阪湾などの淀川周辺エリアでは、1年中開催されているカヤックフィッシングのツアーも。手ぶらで参加できるツアーもあるので、初心者~上級者まで幅広く楽しめるでしょう。
ツアーの基本情報
- エリア:大阪府泉南郡
- 価格帯:8,500円~
- 所要時間:3時間~4時間
- ホームページ:https://activityjapan.com/publish/plan/25506
3. やんばる(沖縄県)
やんばる(山原)は多くの自然が残されている、沖縄本島北部のエリアです。連なっている山々には亜熱帯照葉樹林が広がっており、緑や大自然に囲まれながらのカヤックフィッシングを楽しめます。
やんばるのツアーは、東村の海で開催されるプランが中心。海には色とりどりのお魚が生息しており、カラフルな見た目で視覚的にも楽しめます。美しい大海原ときれいなお魚を見れば、沖縄に来たことを強く実感させてくれるでしょう。
子どもや初心者に向けられたプランもあるので、未経験者の方でも心配する必要はありません。
ツアーの基本情報
- エリア:沖縄県国頭郡東村
- 価格帯:6,000円~8,000円
- 所要時間:2時間~3時間
- ホームページ:https://activityjapan.com/publish/plan/15765
4. 石垣島(沖縄県)
石垣島は沖縄本島の南西約400kmの場所に位置する、手つかずの自然が残された島。明るい時間には美しい緑や海、夜には満点の星空や静寂を楽しめるスポットであり、自然と触れ合えるさまざまなアクティビティが充実しています。
カヤックフィッシングのツアーもいくつか見られ、フィールドは海やマングローブに近い川などが中心です。いずれのフィールドも大自然に囲まれているため、癒しの時間をゆっくりと過ごせるでしょう。
ルアー釣りが基本となりますが、初心者レクチャーが含まれたプランもあるので未経験者でも安心です。
ツアーの基本情報
- エリア:沖縄県石垣市
- 価格帯:3,500円~8,500円
- 所要時間:2時間~3時間
- ホームページ:https://activityjapan.com/publish/plan/25452
5. 利尻島(北海道)
北海道稚内の西に位置する日本海に浮かぶ、利尻島。日本百名山の一つに選ばれ、お菓子「白い恋人」のパッケージにも描かれている利尻山がある島で有名です。利尻島周辺の海域には、豊かな海洋生物が生息しており、カヤックフィッシングができるスポットとして多くの観光客が訪れます。
カヤックフィッシングのツアーでは、ブリなどの大型回遊魚から、ソイ、エゾメバルなどの根魚まで、とにかく豊富な魚を釣る機会に恵まれています。とくに9月~11月の利尻島の海は、ブリの大物をはじめ、鮭、クロガシラといった根魚が多く釣れます。
利尻島で魚の釣れるポイントを熟知したガイドが案内してくれるので、大物釣りに挑戦したい人におすすめです。
ツアーの基本情報
- エリア:北海道利尻島
- 価格帯:9,720円
- 所要時間:3時間~4時間
- ホームページ:https://activityjapan.com/publish/plan/16073
6. 南伊豆(静岡)
静岡県伊豆半島の最南端にある、南伊豆エリア。南伊豆の最大の特徴は、透明度の高い水質のある海が広がり、南国リゾートを彷彿させるような海水浴場が多くある点です。もちろん、カヤックを使ったアクティビティも人気で、例年多くの観光客で賑わいます。
南伊豆のポイントで良く釣れるのは鯛、イサキ、アカハタ、青物、シイラ、サバ、アジなどです。天気や潮汐などにより状況は変わりますが、オールシーズン釣りを楽しみやすいスポットなので、安心できます。ツアーでは、釣った魚は持ち帰るのが基本なので、クーラーボックスの用意が必須です。
さらに、今回紹介しているツアーでは、希望に合わせてプラン内容を変更できるとのこと。釣りには自信があるけどカヤックは初めてという方や、親子で海釣りをチャレンジしたいという方まで、幅広く楽しめるツアーとなっています。
ツアーの基本情報
- エリア:静岡県南伊豆町
- 価格帯:12,000円
- 所要時間:4時間
- ホームページ:https://www.minamiizu-adventure.com/blank-3
7. セントーサ島(シンガポール)
シンガポールはマレー半島の南に位置する、美しい街並みが広がる国です。マリンアクティビティのイメージは少ないかもしれませんが、シンガポールには50以上の島々が点在しており、美しいビーチや海を楽しめるスポットも。
なかでもシンガポール島の南にある「セントーサ島」では、専門の釣りガイドが同行するカヤックフィッシングのツアーに参加できます。熱帯特有のお魚と出会えるのはもちろん、絵のように美しい風景の中で釣りを楽しめるので、まさに非日常を体感できるでしょう。
海のアクティビティを取り入れられれば、シンガポール旅行がさらに楽しいものになるはずです。
ツアーの基本情報
- エリア:シンガポール
- 価格帯:9,700円~
- 所要時間:4時間
- ホームページ:https://activities.easyjet.com/ja-jp/sentosa-l401/singapore-4-hour-kayak-fishing-tour-t228127/
8. スナイフェルスネス半島(アイスランド)
スナイフェルスネス半島はアイスランドの西部に位置している、火山や氷河などの大自然に囲まれているスポット。自然の力や神秘を感じさせる光景は、日本にはないダイナミックなものばかりです。
そんなスナイフェルスネス半島の海では、道具をすべて用意してくれる初心者向けのツアーが開催されています。アイスランドを象徴する山「キルキュフェットル」や「ウェストフィヨルド」を見ながら、タラなどの海水魚を釣り上げられるツアーなので、まさに全身で大自然を体感できるでしょう。
ほかにも海鳥のさえずりが聞こえたり、運がよければアザラシに会えたりなど魅力が多いスポットであるため、海外旅行の予定を立てている方はぜひ検討してみましょう。
ツアーの基本情報
- エリア:アイスランド
- 価格帯:13,600円~
- 所要時間:3時間
- ホームページ:https://guidetoiceland.is/ja/book-holiday-trips/kayak-fishing-adventure-by-mt-kirkjufell
9. パラオ
パラオはミクロネシア地域に位置する、数百の島々で形成されている島国です。手つかずの自然が多く残されており、「ブルーコーナー」や「ブルーホール」など、神秘的な絶景や多種多様な生き物と出会えるスポットが点在しています。
そんなパラオの魚影の濃さは、まさに世界トップレベル。可愛らしい根魚からロウニンアジなどの大物まで幅広く生息しているので、さまざまなスタイルでカヤックフィッシングを楽しめるでしょう。
パラオには航空券やホテルもセットになっている、「フィッシングツアー旅行」のプランがあります。大体の予定や宿泊先が決まっているツアーであれば、ご自身で細かい情報収集や調整をする必要がないので、特に初心者の方にはおすすめです。
ツアーの基本情報
- エリア:パラオ(ミクロネシア)
- 価格帯:ツアープランによって異なる
- 所要時間:ツアープランによって異なる
- ホームページ:https://isa-travel.com/fishing/palau.html
このほかに、パラオタイムズ編集部がおすすめするパラオのツアー会社については、下記の記事からご覧ください。
10. ランカウイ島(マレーシア)
東南アジアのマレーシアに属する、ランカウイ島。ここは、島全体に広がる美しい自然が残ったリゾートアイランドとして、ユネスコが認定する世界ジオパークに選定されている場所です。緑いっぱいの島の周辺は、美しい海に囲まれて、さまざまな種類の魚たちが生息しています。
ランカウイ島で一番人気のあるツアーは、カヤックツアーです。フィッシング体験コースでは、ランカウイ湾にいる新鮮なイカやエビ、かになどを釣って、獲れたてのまま調理してもらいます。ツアーの夕食では、釣った魚を調理したシーフード料理と、現地の有名なニョニャ料理を一緒に食べることができます。
カヤックフィッシングをして、釣った魚もそのまま美味しく食べてみたいという方には、とくにおすすめのツアーです。
ツアーの基本情報
- エリア:ランカウイ島(マレーシア)
- 価格帯:約8,860円~
- 所要時間:約7時間
- ホームページ:https://www.mybus-asia.com/malaysia/tour.php?id=1943
初心者はツアーを利用して、カヤックフィッシングを手軽に体験してみよう!
カヤックフィッシングは魅力的なアクティビティですが、初心者の方がいきなり道具一式をそろえるのはハードルがやや高いでしょう。そのため、まずは道具を用意してもらえるツアーに参加し、カヤックフィッシングを手軽に体験する方法がおすすめです。
また、シーカヤックの操作に慣れてきたら、釣り以外のツアーに参加することもぜひ考えてみましょう。たとえば、パラオにはロックアイランドの島々をカヤックで廻ったり、透明度抜群の海でゆったりとカヤックを楽しめたりするツアーがあります。
シーカヤックにはさまざまな楽しみ方があるので、今回の内容を参考にしながらぜひチャレンジしてみてください。
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