日本から約3,000km離れた場所に位置する南の島「パラオ」。日本との時差もないため、日本人が気軽に訪れやすいリゾート地として、人気を集めています。
パラオといえば、誰もが思い浮かべるのが美しい海。島の周辺は珊瑚に囲まれており、大小さまざまな生き物が集まります。 パラオは約20ほどの有名なダイビングスポットがあるという世界屈指のダイビングを楽しめる国なのです。
今回は、その中でも、短期の滞在でも訪れやすいダイバー必見のダイビングポイントと、ダイバーである筆者が利用したおすすめのツアーをご紹介します。各ダイビングポイントの特徴と場所、初級者から上級者までどのレベル感のダイバーが楽しむことができるか、についてもレビューします。
普段ダイビングをしていて、大物が好きな方や珍魚や熱帯魚が好きな方も、地形を楽しみたい方も、ぜひこちらの記事をチェックしてみてください。
※記事内1ドル=108円で記載しています。
パラオは、初級者から上級者まで楽しめる”ダイバーの聖地”
パラオはまさにダイバーの聖地であり、憧れの地です。
初級者にはエメラルドグリーンの広がる透明度の高い「ジャーマンチャネル」でマンタとのダイブがおすすめ。「ビッグドロップオフ」は、シュノーケルでも楽しめるポイントですが、運が良ければサメや大型の回遊魚のような大物に出会えるチャンスもあります。透明度が非常に高く、浅めの水深で大物に出会えることもパラオの魅力で、初心者の方でもストレスなく十分に楽しめます。
ただ、せっかくダイバーの聖地・パラオを訪れるのであれば、中級クラスのポイントにもぜひトライを。難易度の高い海にも潜れるダイビングライセンス「アドバンス(AOW)」を取得しておきましょう。
中級・上級ダイバーは「ブルーコーナー」や「ウーロンチャネル」、「ニュードロップオフ」など、世界中のダイバーなら誰しも憧れるスポットを目当てに集まります。筆者も100本超えの中級ダイバーですが、流れの強いポイントでカレントフックを使い上級ダイバーに少し近づけた気がして感動しました。
また、日本とほぼ同じ経度にあるので、時差ボケ無く潜れることや、片道4時間半(チャーター便の場合)で行けることもおすすめポイントの一つです。
ダイバーがおすすめするパラオのダイビングスポット7選
これから、ダイバーである筆者がおすすめするパラオのダイビングスポットを7つご紹介します。それぞれのダイビングスポットの特徴、レベル、アクセスについてまとめました。
ぜひ参考にしてみてください。
1.ブルーコーナー
パラオといえば「ブルーコーナー」、パラオでの人気ナンバーワンのスポットです。その人気は、ブルーコーナーを目当てに世界中からダイバーが集まるほど。
中級~上級者向けのスポットですが、さまざまなダイビングランキングやダイビング雑誌でもベストダイビングポイントに選ばれた、まさにダイバーの憧れ。パラオに行くなら絶対に外せないポイントです。
ブルーコーナーはガムリス島海域にあり、ダイビングポイントまでは、コロールからスピードボートを利用して50分〜1時間ほどで到着します。流れが強いので、リーフエッジに近づき垂直に落ち込むドロップオフにカレントフックをかけて待機します。
集まる魚群の多さはまさに圧巻で、ナポレオンフィッシュ、アオウミガメ、ギンガメアジの群れ、オグロメジロザメ、ブラックフィンバラクーダーの群れ、ホワイトチップシャークなど、まるで天然の水族館にいる感覚に陥ります。
筆者もこんなに流れの強いポイントは初めてで、ダイビングショップでカレントフックを借りてトライしてみましたが、流されることなく楽に海中を満喫できました。カレントフックがあれば、流れのある場所でもとても楽です。
- 特徴:ダイバーが憧れる、パラオの人気ナンバーワンスポット
- レベル:中級〜上級者向け
- アクセス:コロールからスピードボートを利用して約50分〜1時間
2.ブルーホール
とにかく地形が独特でおもしろいのが「ブルーホール」です。水深1m〜3mのリーフに4つの穴が空いており、1つの穴から下に潜っていくと、その下にドーム状の空間が広がります。そこはまさに神秘の世界です。
水深は約26m〜30mあるため、エアーコントロールや中性浮力の技術が求められる初中級以上の方向けのポイントです。
ブルーコーナーの近く、ガムリス島の北西にあり、コロールからスピードボートを利用して1時間ほどで到着します。また、コロール島の南西、「時計のない島」と呼ばれるカープ島にも、ブルーホールはあります。
エントリーしてホールの中へ進んでいくと、上部に空く穴から光のカーテンが水底まで差し込み幻想的で異次元空間にいるかのような錯覚に陥ります。
- 特徴:4つの穴から潜るとドーム状の空間が広がる神秘的な海
- レベル:初級〜中級者向け
- アクセス:コロールからスピードボートを利用して約1時間
3.ジャーマンチャネル
マンタのクリーニングステーション(マンタの体に付着している寄生虫を小魚に食べてもらう場所)にもなっている「ジャーマンチャネル」。珊瑚礁が続くエメラルドグリーンがとても美しいスポットです。
1900年代初めにドイツ軍が内海と外洋を繋いだ人口水路(チャネル)を作り、その水路にマンタや小魚が集まるようになり今のジャーマンチャネルになりました。
コロールからスピードボートで45分~50分程度で到着。水深は5m~20mで、初級者でもマンタに高確率で出会える有名なマンタスポットです。
運が良ければ、5m級の複数のマンタに出会えることも。大物好きにはたまりませんね。
- 特徴:マンタに高確率で出会えるスポット
- レベル:初級者向け
- アクセス:コロールからスピードボートを利用して約45分~50分
4.ウーロンチャネル
「ウーロンチャネル」は、キャベツコーラル(ヨコミゾスリバチ珊瑚)の群生が広がっているのが特徴で、ギンガメアジやオオメカマス、ナンヨウツバメウオなどが群れています。
コロールからはスピードボートで30分程の初中級者向けのポイントです。ミルキーウェイがあるウルクターブル島の西にある、ウーロン島にウーロンチャネルがあります。
海底は白い砂地が広がり、海面からの光が差し込み、とても開放感のある綺麗な景色が広がります。海流が穏やかな地形のためキャベツコーラルはウーロンチャネルに大量に群生しています。
- 特徴:キャベツコーラル(ヨコミゾスリバチ珊瑚)の群生が広がっている
- レベル:初級〜中級者向け
- アクセス:コロールからスピードボートを利用して約30分
5.ニュードロップオフ
とにかく魚影の濃さが特徴的で、ブルーコーナーに近い場所にあるので続けて潜ることも多くあります。透明度も高く比較的穏やかですが、水深があるので中級者以上向けのポイントです。
コロールからスピードボートで約45〜50分の場所に位置します。
断崖絶壁の豪快なドロップオフを潜ると、ウメイロモドキ、カスミチョウチョウウオやカラフルな魚が多数群れており、日によってはブルーコーナーより魚影が濃いと感じることもあります。
- 特徴:魚が多数群れていて、とにかく魚影が濃い
- レベル:中級〜上級者向け
- アクセス:コロールからスピードボートを利用して約45〜50分
6.ビッグドロップオフ
「ビッグドロップオフ」は岩場などの水面に近く、平らになっている部分は水深5~6mと浅いため初心者にもおすすめ。外洋ながらシュノーケリングでも十分に楽しめる人気のスポットです。コロールからスピードボートで約50分〜1時間で到着。
ドロップオフの壁には色とりどりのイソバナなどの珊瑚が広がります。リーフにはオヤビッチャやウメイロモドキが群れたり、スミレナガハナダイ、オオテンハナゴイなどのハナゴイが豊富なスポットでもあります。
リーフの境目からは一気に深くなり、崖の側面はほぼ直角の壁の様になっています。
幻想的で神秘的なブルーの海は透明度も非常高く、運が良ければマンタ、カメ、サメなどに出会うこともあります。
- 特徴:シュノーケリングも十分に楽しめる人気スポット
- レベル:初級者向け
- アクセス:コロールからスピードボートを利用して約50分〜1時間
7.ペリリューコーナー
コロール島の港からスピードボートで出発し、約1時間弱で到着するペリリュー島には、「ペリリューコーナー」や「ペリリューエクスプレス」といった有名なダイビングスポットがあります。
その中でもペリリューコーナーは、ダイバーの間で「激流」のある有名なスポットとして知られています。そこは、パラオ在住のインストラクターさえ、まともにガイドできる人が少ないと言われるほど難易度が高めです。その激流ポイントでは、潮読みがとても難しいため、上級者クラスの適切な判断とスキルが求められます。
また、島内の有名なダイビングサービスとして、「ペリリューダイバーズ」というペリリュー島で初めてオープンした老舗のダイビングショップがあります。そこでは、ペリリュー島周辺だけではなく、ブルーコーナーやジャーマンチャネルなどの人気エリアも一緒に催行するツアーが開かれているため、気になる方はぜひ申し込んでみてください。
- 特徴:ダイバーの間で有名な激流のあるダイビングスポット
- レベル:上級者向け
- アクセス:コロールからスピードボートを利用して約1時間
パラオでダイビングにおすすめの季節
パラオのダイビングのベストシーズンは乾季ですが、飛行機の料金が安いのは長期休みの前後のシーズンです。
旅行は費用などについても考えたいですよね。ダイビングをする上で最適なベストシーズンと、料金が安いシーズンを解説していきます。
ベストシーズンは乾季(11月~4月)
パラオの人気のシーズンは、乾季の11月〜4月上旬頃です。パラオの乾季は、1年を通して28℃前後と、温暖な気候で過ごしやすいのが特徴です。平均水温も25℃前後と高めのため、3〜5mmのウエットスーツで年間を通して快適なダイビングを楽しめます。
乾季以外の雨季のシーズンは、夕方近くにスコールが降る可能性も高く、特に7月〜10月頃にかけては台風などの影響があります。海に風や雨でうねりが出て船が出航できず、運悪く潜れなかった話も聞きます。うねりの影響で、海中の透明度が悪くなる、晴れていないので暗く感じる、などの可能性もあります。
ただし、乾季でも雨が降ることはありますし、雨季でも快晴に恵まれることもあります。確率論で晴天率の高い乾季はやはり人気があり、値段も雨季に比べて高額になるため、旅費の安い時期を狙ってあえて雨季を選択するダイバーもいるほどです。
いずれにせよパラオに訪れる際には、スコールなどの突然の雨風に備えて、ラッシュガードや羽織りものが1枚あると重宝します。そのほかのパラオ旅行に必要な持ち物・服装については、下記の記事が参考になります。こちらもあわせてチェックしてみてください。
料金が安いのは長期休みの前後(4月、6月、1月後半)
ダイビングのベストシーズンは乾季(11月~4月)ですが、飛行機のチケット料金が安いのは長期休みの前後(4月、6月、1月後半)です。
11月~4月の乾季が終わると、パラオの気候は雨季に突入します。頻繁にスコールが降る時期ですが、ダイビングができなくなるということはありません。マンタやギンガメアジ、ウメイロモドキなど、たくさんの海の生き物と出会うことができます。
海外旅行は何かと費用がかさむもの。飛行機代を浮かせつつ、ダイビングを楽しむこともおすすめです!
こちらの記事では、パラオへ向かう飛行機についての2021年最新版フライト情報をまとめています。ぜひ参考にしてみてください。
パラオでダイビングを楽しむための準備
パラオのダイビングで必要な持ちもの
パラオのダイビングで必要な持ちものを、必ずいるものと、あると便利なもので分類しました。
【ダイビングに必ず必要なもの】
- ダイビングのライセンスカード
- 水着
- 着替え
- バスタオル
【あると便利なもの】
- 日焼け止めや酔い止め
- サングラス
- ラッシュガードなどの防寒グッズ(風に吹かれると寒くなることもある)
- 帽子(風に飛ばされにくいタイプ)
- 防水バッグ(小さなボートの場合もあるので濡れる可能性も)
- 防水カメラ
- 飲料水
- ダイビング後の着替えや化粧品シャンプーなど
- コンタクトレンズの替え(流れてしまったときの予備)
- マスク/フィン/シュノーケルの3点セット(慣れているものを使うと安心)
- ウェットスーツやグローブ(別途1,000円〜2,000円を請求されることも)
【レンタルできる持ちもの】
ここまで紹介したとおり、ダイビングにはさまざまな器材・道具が必要です。
ただし、ツアーやショップによっては、レンタルの利用もできるので、全ての道具を自前でそろえる必要はありません。長期的に器材を使用しない予定の方は、レンタルを上手に活用しておいたほうがいいでしょう。
そこで、ツアーやショップによってレンタルできる器材は異なるため、事前の確認をしておくのをおすすめします。
ダイビングを楽しむために必要な日数と注意点
せっかくのパラオ旅行なので、十分にダイビングを楽しむために少なくとも2日〜3日はダイビングに充てたいところ。筆者も4泊6日の旅にして、3日間で8本分のダイビングを楽しみました。
なぜ、日本と時差がないパラオの国で、4泊6日の旅になったかというと、下記の理由が関係しています。
減圧症を防ぐため、最終日は飛行機に乗るまで最低でも24時間空けることが推奨されています。そのため最終日はジェリーフィッシュレイクやミルキーウェイの観光や街歩きに充てました。
このように、パラオへの旅行期間を、目いっぱいダイビングに充てるのは危険なので、くれぐれもご注意ください。
パラオのダイビングはポイント毎に海の色さえ変わって見えるほど異なる魅力があるので、さまざまなポイントにチャレンジしましょう。
ダイビングを効率的に楽しむにはコロールを拠点に
パラオでのダイビングの拠点で便利なのはコロールです。コロール島と同名の都市コロールはパラオ最大の都市で、いまなおパラオの文化や経済の中心地となっています。
そのため、ダイビングを効率的に楽しむには宿泊場所はコロール市内のホテルが良いでしょう。コロールからはダイビングポイントに行くためのボートがたくさん出ており、中心街とあって移動手段も多いので、非常に利便性が高いです。
また、コロールには数多くのダイビングショップが集まります。ショッピングできる場所も充実しているので水やかんたんな食べ物を調達するのも便利です。
パラオでおすすめのダイビングツアー5選
パラオは世界有数のダイビング天国なので、ダイビングツアーも豊富にあります。ツアーであれば、ホテルからの送迎、アクティビティに参加するチケット、必要な機材のレンタル、ガイドによるレクチャーなどがセットで付いてくるので、手間なく気軽にダイビングを楽しめます。初めてのパラオ旅行者や、ダイビングの経験が浅い方には、とくにツアーに参加するのがおすすめです。
今回は、その数あるダイビングツアーの中でも、おすすめのツアーをご紹介します。気になるツアー会社が見つかれば、あとはパラオ旅行の計画を立てるだけ。旅行をお考えの方はこの機会にチェックしてみてください。
1. 日本人観光客に人気なツアー会社「ベラウツアー」
- 安心できる日本人観光客へのサポート体制
- 初心者から上級者まで幅広く楽しめる
- 日本人ガイドが同行
べラウツアーのポイントは上記のとおり。ベラウツアーは、パラオに訪れる日本人観光客にとても人気で、年中よく利用されているツアー会社のひとつです。
ベラウツアーでは、体験ダイビングのツアーが多く催行されているため、ライセンスはないけどダイビングをしてみたい人にとって最適です。
訪れる場所は、パラオの名所「ロックアイランド」をはじめ、「ミルキーウェイ」、「ジェリーフィッシュレイク」などがあり、全部で7時間〜9時間もダイビングを楽しめます。
ツアー代金は平均して120ドル〜140ドル(約12,960円〜15,120円)がかかり、これにロックアイランドの許可証(もしくはジェリーフィッシュレイク許可証)の発行手数料と、人によっては機材のレンタル料金(一部有料)が発生します。
パラオの美しい海の世界を満喫してみたい方は、ぜひベラウツアーの申し込みを検討してみてください。
ツアー会社:ベラウツアー
2. 日本人ガイドのいるツアー会社「パシフィックダイバーズ」
- 一人旅で3日間集中して潜りたい
- 英語に100%の自信がない
- 今までにトライしたことのない流れの強いスポットに行ってみたい
パシフィックダイバーズを選んだポイントは上記のとおり。これらを踏まえて、鉄板ポイントである「ブルーコーナー」「ブルーホール」「ジャーマンチャネル」に潜りました。
ボートダイブ2本で約110USドル~130USドル(約11,880円〜14,040円)で、ダイブ1本追加毎に50USドル~65USドル(約5,400円〜7,020円)がかかります。器材をフルレンタルする場合は、35USドル〜50USドル(約3,780円〜5,400円)を目安にしてください。
筆者は器材を全て持参したのでレンタル代は省けました。もし長期で何度も潜れる方は、ダイビンググッズを持参することで節約になります。
一人旅のためスタッフも積極的に話しかけてくれて、ホテル近くのレストランや観光スポットも紹介してもらいました。一度スタッフの方々の夕食会にも混ぜてくれるなどの気配りも。
ダイビング中も日本人ならではの細かい気配りや注意深さもあり、安心して任せられました。
ツアー会社:パシフィックダイバーズ
3. イルカと一緒に泳げるツアーを催行する会社「ネコマリン」
- イルカと一緒にダイビングができる
- イルカの生態について深く知れる
- お子様も楽しめる
ネコマリンのポイントは上記のとおり。このツアーでは、「ドルフィンズ・パシフィック」に訪れて、イルカと一緒に触れ合えるのが特徴的。ドルフィンズ・パシフィックとは、イルカの生態や能力を研究している総合研究施設のことで、イルカと一緒に泳ぐことができる世界有数の場所です。
ここでは、イルカを見学しながら、イルカの生態や能力、環境保全について学ぶ「ドルフィン・エンカウンター(はじめての方は必ず受講)」、素潜りでイルカと一緒に泳ぐことができる「ドルフィン・フリーダイブ(ライセンス不要)」、水深10メートル以上の海の中をイルカと一緒に泳ぐ「ドルフィン・ダイビング(ライセンス必要)」といった3つのアクティビティに参加できます。
はじめての方が受講するドルフィンエン・カウンターは30ドル(約3,240円)、イルカと一緒にダイビングするドルフィン・ダイブは120ドル(約12,960円)でツアーを申し込めます。
イルカと泳ぐという貴重な体験をパラオでしてみたい方には、ぜひこちらのツアー申し込んでみてはいかがでしょうか。
ツアー会社:ネコマリン
4. パラオの老舗ダイビングサービス「デイドリーム」
- MarineDiving誌の海外ダイビングサービス部門に掲載
- 体験ダイビングのコースが豊富
- 大型クルーズ船のツアーがある
デイドリームは、ダイビングショップを経営している東京にオフィスを構える会社で、「より多くのダイバーとより大きな夢の共有」をスローガンをもとに、ダイビングツアーをパラオ各地で開催しています。
その想いがお客様に伝わっている証拠として、デイドリームは、MarineDiving誌の海外ダイビングサービス部門で表彰されるほど顧客満足度の高いサービスを提供しています。そのサービスの中でも、熟練したスタッフによる、丁寧なヒアリングとフォローアップに定評がある「体験ダイビング」が非常に人気です。
また、毎年催行している「龍馬クルーズ船」による「パラオ周遊コース」や「マンタの捕食観察コース」が、今年も(2020年10月分)予約受付を開始(2020年6月現在)。パラオ周遊コースは、4泊5日のスタンダード料金で1人1,770ドル〜(約191,160円)の金額で、デイドリームの公式HPから申し込むことができます。
参加費は高額ですが、一生の思い出になることまちがいなしです。
ツアー会社:デイドリーム
5. 世界3拠点でダイビングツアーを展開する会社「スーパーフィッシュダイビング」
- パラオ、サイパン、沖縄3拠点で展開するダイビング会社
- ライセンス取得のサポートも有り
- 日本人スタッフのサポート
世界3拠点で展開するスーパーフィッシュダイビングのパラオ支社は、2018年3月にオープンしたばかりの、新しくて綺麗なダイビングショップです。この施設は、ダイバーのためだけに作られたという特徴があり、ダイビングツアーだけではなく、ダイビングライセンスを取得できる環境が整っています。
スーパーフィッシュダイビングでは、おもに3つのツアーが用意されています。
はじめてダイビングする方には、パラオの綺麗な海を満喫しながら楽しめる「体験ダイビング(1人130ドル:約14,040円)」がおすすめ。ダイビングに慣れた方には、ボートダイビングを楽しめる「ファンダイビング(1人180ドル:約19,440円)」や、夕暮れのロマンチックな海を満喫できる「サンセット&ナイト(1人65ドル:約7,020円)」のツアーもおすすめです。
どのツアーも日本人スタッフによるサポートに評判が高いため、はじめての海外旅行の方にもぴったりなツアー会社です。
ツアー会社:スーパーフィッシュダイビング
この他に、日本からパラオまでパックで催行するおすすめなツアー会社についてを下記の記事から紹介しています。こちらもあわせて参考にしてみてください。
日本からパラオへの行き方!直行便と経由便のフライト情報
もし日本からパラオまで、ツアー会社ではなく自分で航空チケットを用意して行く場合、直行便や経由便のフライト情報を確認しておくべきです。なぜなら、ツアー会社に航空チケットの手配をしてもらうと、代行費などの別途料金が発生してしまうため、どうしても通常より金額が高くなってしまうからです。
例年だと、日本からパラオまで運航する経由便(グアム・ソウル・台北経由)は3社、季節限定のチャーター便が3社運航しています。一見少ないように感じますが、経由地での滞在時間や、発着時間などを考えると組み合わせは広がります。
ここでは、日本からパラオへ向かう行き方で必要となるフライト情報にスポットを当ててご紹介します。
【確認:新型コロナウィルスの影響について】
2020年6月現在、新型コロナウィルスの影響で、パラオを含む全世界を対象として「不要不急の渡航を止めてください」を示す危険情報(レベル2)が発出されています。
また、3月27日のパラオ発グアム行き(ユナイテッド航空)、3月28日のパラオ発成田行き(JALチャーター便)以降、パラオ発着便の運航予定が確定していない状況です。
参考:パラオでの新型コロナウイルス関連情報(3月25日付) | 在パラオ日本国大使館
直行便
直行便であれば、日本ーパラオの飛行時間は約4.5時間と、経由便とは違って大幅に時間を短縮できますが、その分チケットの金額が高くなるため(約15万前後)注意が必要です。
各社の運航スケジュールは以下の通りです。
- 【JAL】ゴールデンウィークや7〜9月に数便
- 【ANA】2月に数便
- 【スカイマーク】2020年2月より就航決定(近い将来に定期便化を予定)
2020年2月より、スカイマークが新たに成田ーパラオのチャーター便の就航を開始。2月〜3月で6往復の就航をしています。
ANAとJALのチャーター便に加えて、パラオ旅行への新たな選択肢ができました。将来的には定期便化を目指しており、夏季・冬季などシーズンに限らず、パラオへ直行できる可能性がでてきました。
経由便
経由便の場合、トランジットの時間は購入する航空券によって異なりますが、時間が長いチケットの方が安い傾向にあります。
3カ所の経由便で利用する際に必要な、代表的な航空会社、フライト時間、運行スケジュールについて下記にまとめました。
【グアム】
- 航空会社:ユナイテッド航空
- グアム経由のフライト時間:5.5時間
- 運航スケジュール:週6便
- ESTAは不要
【ソウル】
- 航空会社:アシアナ航空
- ソウル経由のフライト時間:7.5時間
- 運航スケジュール:週4便
【台北】
- 航空会社:チャイナ航空
- 台北経由のフライト時間:8.5時間
- 運航スケジュール:週4便
なるべく旅費を安く抑えたい方は、日本から経由地までの便をLCCなどを利用して、ご自身で航空券を手配するのがおすすめです。
パラオに行く際には、これらの情報をもとに、旅行の日程や予算、発着時間や経由地などを考慮し、ご自身にあった航空券を購入するようにしましょう。
まとめ|世界中のダイバーが集結するダイビング天国・パラオ
ダイナミックで幻想的で自然が織りなす地形から、バラクーダ、マンタ、ホワイトチップシャークやカメなどの大物、マクロ系の珍しい魚や、色とりどりの珊瑚とその周りに生息する可愛い幼魚たち。パラオは、ダイバーなら一生に一度は必ず訪れてほしい場所です。
一度訪れたダイバーは、必ずもう一度訪れたくなること間違いなし。ダイビング天国のパラオをぜひ体験してみてください。
(執筆・写真協力:Amy)
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