カヌーやカヤックに興味はあるけど、初心者でも楽しむことはできるのか、免許や資格は必要なのか、気になりますよね。
本記事では、初心者に適したフィールド(川、湖、海)をまとめ、おすすめの体験ツアーを紹介しています。
免許の有無や、カヌーが使用できる場所についても解説しているので、カヌーに挑戦してみたい方は必見です。
カヌーは初心者も楽しめるウォータースポーツ
カヌーは、四季折々の絶景を楽しめるウォータースポーツです。趣味としての人気が高く、初心者も短時間で乗りこなすことができます。
まずは、カヌーの種類、免許や資格の有無について解説していきます。
カヌーの種類は大きく分けて2つ
カヌーは「カナディアンカヌー」と「カヤック」、大きく2種類に分類されます。
カヤックとカヌーも、混同されることが多いですが、カヤックはカヌーの一種です。一般的に「カヌー」と呼ばれる場合は、カナディアンカヌーを意味することが多くなっています。
カナディアンカヌーとカヤックでは、舟の作りや漕ぎ方が異なります。
カナディアンカヌーは、片側にブレード(水掻き)がついているパドルを用いて漕ぎ、座席部分が開いているオープンデッキタイプを主に使用します。
一方、カヤックは、ブレード(水掻き)が両方についているパドルを用いて漕ぎ、座席部分以外は覆われているクローズドデッキタイプを主に使用します。
違いの詳細は「カヌー初心者必見!基本の漕ぎ方とコツを動画つきで紹介」で解説しています。カヌーの違いを写真や動画付きで説明しているので、ぜひ読んでみてください。
免許や資格は不要
カヌーは、水上バイクのような船舶免許は不要です。免許や資格なしで、誰でもカヌーに乗ることができます。
カヌーを操縦するには、ちょっとしたコツが必要なので、まずは体験ツアーに参加し漕ぎ方を習得しましょう。初心者でもインストラクターの指導を受ければ、短時間で操縦できるようになります。
また、公用地であれば届出や許可証は不要なので、自由にカヌーを楽しむことができます。
海や川、自然湖など、さまざまなフィールドを楽しめるのもカヌーの魅力です。
カヌー初心者におすすめのフィールド
川や海、湖など、カヌーを楽しめるフィールドは数多くあります。水の流れによって、難易度が変わり、初心者は水面が穏やかなフィールドがおすすめです。
また、カヤックは種類が多く、フィールドによって使用する船体が異なります。ここからは、カヌー初心者におすすめのフィールド、使用する船体の種類を紹介していきます。
1.湖や池
湖や池は、水の流れが少ないので、初心者に最もおすすめなフィールドです。カナディアンカヌーとカヤック、どちらも楽しめます。舟を漕がずに湖畔の景色や生き物を眺めるなど、ゆったりとした時間が過ごせるのが魅力です。
国内では栃木県の中禅寺湖や群馬県の奥四万湖、山梨県の本栖湖、滋賀県の琵琶湖、北海道の支笏湖など、全国各地で楽しむことができます。
湖や池でよく使用されているカヤックは、下記2種類です。
- フォールディングカヤック
持ち運びに便利な組み立て式のカヤック。総重量が10kg以下のモデルもあり、車だけでなく電車移動でも運ぶことができます。
- シットオントップカヤック
上に座るタイプのカヤック。艇が幅広く安定感があり、転覆しにくいため、カヤックフィッシングにもよく使用されます。
2.川
初心者には、流れの穏やかな川がおすすめです。カナディアンカヌーとカヤック、どちらも楽しめます。川を下るので、ちょっとした旅ができ、流れがあるところではスリルや爽快感を味わえるのが魅力です。
国内では、東京都の多摩川、埼玉県の秩父長瀞、大阪府の道頓堀川、高知県の四万十川、鹿児島県の屋久島、北海道の釧路川、など全国各地で楽しむことができます。
初心者におすすめ、かつ、川でよく使用されているカヤックは下記2種類です。
- インフレータブルカヤック
ゴムボートのようなカヤックで、空気を入れて船体を膨らませます。安定感があり、持ち運びも便利なので初心者に人気です。
- フォールディングカヤック
持ち運びに便利な組み立て式のカヤック。総重量が10kg以下のモデルもあり、車だけでなく電車移動でも運ぶことができます。
上級者になると、急流を下るために作られた「リバーカヤック」という種類で、急流下りを楽しむこともできます。
リバーカヤックは、艇が短く、回転性・操作性に優れているのが特徴です。
3.海
初心者は、湾内など流れの穏やかな海がおすすめです。カナディアンカヌーとカヤック、どちらも楽しめますが、カヤックの方が人気があります。
海と距離が近いので、水面に浮かんでいるような気分になり、熱帯魚やサンゴ礁など海の生き物を水に濡れることなく観察できるのが魅力です。
国内では、千葉県の南房総、神奈川県の葉山、沖縄本島や宮古島、鹿児島県の奄美大島、北海道の知床半島など、全国各地で楽しむことができます。
海でよく使用されているカヤックは下記3種類です。
- シーカヤック
船体が長く作られており、スピードが出やすいカヤック。海で乗るために設計されています。
- フォールディングカヤック
持ち運びに便利な組み立て式のカヤック。総重量が10kg以下のモデルもあり、車だけでなく電車移動でも運ぶことができます。
- シットオントップカヤック
カヤックの上に座るタイプのカヤック。艇が幅広く安定感があり、転覆しにくいため、カヤックフィッシングにもよく使用されます。
カヌー初心者でも楽しめる人気アクティビティ
カヌーは、海や川、湖などフィールドによって楽しみ方が変わってきます。ここでは、カヌー初心者でも挑戦できる人気アクティビティを紹介します。
ナイトカヤック&カヌー
ナイトカヤック、ナイトカヌーは、夜の景色を楽しむアクティビティです。日中に見ることができない絶景や、生き物などを観察でき、主なフィールドは川となります。
国内で楽しめるナイトカヤック、カヌーの体験ツアーをまとめました。
- 沖縄本島|ナイトカヤックツアー
- 沖縄・石垣島|サンセット&星空ナイトカヤックツアー
- 沖縄・西表島|ナイトカヌーツアー
- 東京・江戸川|スカイツリーカヌー夜景ツアー
- 北海道・十勝|ナイトリバークルージング
体験ツアーの詳細は「ナイトカヤックのおすすめ体験ツアー10選|魅力や必要な持ち物・服装について解説」にて紹介しています。費用や所要時間などをまとめているので、ぜひ参考にしてください。
クリア(スケルトン)カヤック
クリア(スケルトン)カヤックは、船底が透明のカヤックを用いたアクティビティです。カヤックに乗ったまま、ウミガメや熱帯魚、美しいサンゴ礁を観察できるので、泳ぐのが苦手な方にも人気があります。
国内で楽しめるクリア(スケルトン)カヤックの体験ツアーをまとめました。
- 鹿児島・奄美大島|クリアナイトカヤックツアー
- 沖縄・恩納村|青の洞窟シュノーケル&クリアカヤックツアー
- 宮古島|クリアカヤック&ウミガメツアー
- 北海道・支笏湖|クリアカヤックツアー
- 北海道・積丹美国|青の洞窟クリアカヤックツアー
クリアカヤックは、透明度の高い海や湖を満喫できるのが魅力です。SNS映えも間違いなし。
カヤック&カヌーフィッシング
カヤックフィッシング、カヌーフィッシングは、カヤック(またはカヌー)を使用し、釣りを楽しむアクティビティです。海、川、湖など、さまざまなフィールドで楽しむことができます。
通常、カヤックは手で漕ぎますが、釣りがしにくいデメリットがあるので「足漕ぎ式カヤック」が人気です。
初心者におすすめの国内ツアーをまとめました。
- 沖縄・石垣島|マングローブを見ながらルアーフィッシング
- 沖縄・本島|本格的な海釣りで大物が釣れるツアー
- 大阪・和歌山|丁寧なレッスンが受けられるツアー
カヤックフィッシングや、体験ツアーの詳細は「カヤックフィッシング入門ガイド!カヤックやカヌーで釣りをする魅力をご紹介」で解説しています。何が釣れるのか、費用などを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
カヌーを楽しむために最低限必要なもの
カヌーは、初心者でも安心して楽しめるウォータースポーツですが、日焼けや転覆などのリスクがあります。快適に楽しむためにも、しっかり準備しておくことが大切です。
ここでは、カヌーに必要最低限の持ち物をまとめました。
- 濡れてもOKな服や靴
- 帽子
- 着替え
- サングラス
- 日焼け止め
- タオル
- 飲み物
また、安全のためにはライフジャケットが必須です。レンタルできるのか、ツアーを予約する際に必ず確認をしておきましょう。
「カヌーに必要な服装・準備まとめ|安全、快適に楽しむための道具や必要なアイテム」で詳しく紹介しています。カヌーを体験する前に読んでみてくださいね。
まとめ|カヌー初心者は体験ツアーに参加しよう
カヌーを楽しむのに、免許や資格は必要はないので、初心者にも人気のあるアクティビティです。公用地であれば許可証や届出なしで、自由にカヌーを使うことができます。
カヌーは、漂流や転覆などのリスクも高く、漕ぐのにもコツがいるので、まずは体験ツアーに参加しましょう。初心者でも、短時間でカヌーを操縦できるようになりますよ。
大自然の中をカヌーで進むのは、爽快感があります。ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。
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