シュノーケリングは、気軽に誰でも海中絶景を楽しめるマリンアクティビティです。
水着だけでいいのか、ウェットスーツは必要なのか、何を持って行ったらいいのか。どんな服装でシュノーケリングすべきなのか迷いますよね。
本記事では、シュノーケリングの服装について解説しています。持参すべき持ち物、レンタルできるものもまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね。
【男女共通】シュノーケリングの服装とは
シュノーケリングの服装は、水温によって変わります。夏など海水温が高い時期(26℃〜)は「水着+ラッシュガード(上下)」がおすすめです。
- 水着
- ラッシュガード(上着)
- ラッシュガード(レギンス)
海水温が25℃になると、少し肌寒さを感じるので「水着+ウェットスーツ」を着て保温対策を行いましょう。
- 水着
- ウェットスーツ
下記に地域別の平均海水温をまとめました。
常夏と呼ばれるハワイでも、冬から春にかけては海水温が下がるので、ウェットスーツをレンタルするのも良いでしょう。
また、シュノーケリング後は身体が冷えるので、バスタオルや上着など防寒着を持参すると安心です。
シュノーケリングに必要な服装・持ち物
ここでは、シュノーケリングに必要な服装・持ち物をまとめています。マリンショップでレンタルできる服もあるので、すべて持参する必要はありませんが確認しておきましょう。
水着
シュノーケリングをするときは必ず水着を持っていきましょう。ウェットスーツを着る場合も、下に水着を着用する必要があります。
どんな水着でも問題ないのですが、上下が繋がっているワンピースタイプはあまりおすすめできません。ワンピースタイプを着ていると、着替えやトイレのときにすべて脱がなければならないので不便なのがデメリットです。
そのため、シュノーケリングには、ビキニなどセパレートタイプをおすすめします。体型カバーをしたい方は、タンキニタイプ(タンクトップ+ビキニ)が最適です。
ラッシュガード(上着)
シュノーケリングをしていると、日焼けしてしまったり、クラゲなどの生き物に刺されたりする恐れがあります。そのようなトラブルを避けるためにおすすめなのが「ラッシュガード」と呼ばれるマリンウェアです。
ラッシュガードは、もともとサーフィン用語で「擦り傷から守る」という意味があります。現在はサーフィンだけでなく、日焼けや怪我などから身体を保護するためのマリンウェアとして、幅広いシーンで使われています。
シュノーケリング中は、水着の上にラッシュガードを着て身体を守りましょう。UVカット性能もあるので日焼け対策としても活躍します。
紫外線対策を重視したい方は、日焼けを防ぐ指標である「紫外線遮蔽率」または「UPF」をチェックしましょう。詳しくは「サーフィンにおすすめのラッシュガードを紹介!種類や選び方も解説」をご一読ください。
レギンス・ショートパンツ
シュノーケリング中、クラゲや岩などに当たり、足を怪我する可能性があります。そのため、水中でも使えるレギンスを履いて足を保護しましょう。
水中でも使えるレギンスは「水陸両用」や「ラッシュガードレギンス」と書かれていので、購入するときはチェックしてください。水陸両用タイプが多いので、ヨガやトレーニングウェアとしても活躍します。
なお、レギンスは水着の上に着用しましょう。ただ、レギンスだけだと体型カバーできないので、レギンスの上にショートパンツ(サーフパンツ)を履くスタイルも人気です。
レギンス同様、ショートパンツも水陸兼用タイプが多いので、普段使いができます。そのため、どちらも持っておいて損はない便利アイテムと言えるでしょう。
マリンシューズ
海底が岩のビーチでシュノーケリングを行う場合、マリンシューズを履いて足を保護しましょう。海の岩は鋭いので、足が少し当たった程度でも怪我をする恐れがあります。
海にはさまざまな微生物が生息しており、足を怪我すると細菌感染症を発症する可能性もあるので注意が必要です。安全にシュノーケリングを楽しむためにもマリンシューズは必ず着用してください。
マリンシューズには、滑り止め加工がされているので、ビーチ散策や海水浴にも活躍します。また、水陸両用のシューズが多いので、日常的に履くこともできます。
帽子(サーフキャップ、ビーニー)
シュノーケリングをしていると、頭皮が日焼けしやすいので、帽子で保護することをおすすめします。水中で使える帽子には、キャップタイプやニット帽タイプなどさまざまな種類があり、お洒落なものが多いのが特徴です。
また、日焼け対策だけでなく、海中で髪の毛がユラユラと揺れるのを防止するために着用する方も多くいます。髪の毛がまとまっていると、快適にシュノーケリングを楽しめますよ。
ウェットスーツ
海水温が25℃になると、少し肌寒く感じます。冬や春は海水温25℃を下回る海が多いので、ウェットスーツを着用してシュノーケリングすることをおすすめします。
ウェットスーツはマリンショップでレンタルできるので、購入する必要はありません。ただ、ウェットスーツの下には水着を着るので、水着の持参は必須です。
ウェットスーツの種類が気になる方は「ダイビングスーツの選び方|機能性や種類ごとの特徴、正しい扱い扱い方まで」をご一読ください。
ライフジャケット
シュノーケリングは気軽に楽しめるアクティビティですが、毎年行方不明者や死者が伴う事故が多く発生しています。安全にシュノーケリングを楽しむためにもライフジャケットを着用しましょう。
シュノーケリングツアーでは、ライフジャケットを無料貸し出ししているので、用意する必要はありません。また、ツアーは海を熟知したガイドの方が案内してくれるので、シュノーケリング初心者はツアー参加が安心です。
個人でシュノーケリングを楽しむ場合は、マリンショップや海の家でレンタルしましょう。なお、ウェットスーツには浮力があるので、ウェットスーツ着用の場合はライフジャケットは不要です。
バスタオル、フェイスタオル
シュノーケリングにはタオルを持参しましょう。シュノーケリング後は身体が冷えるので、すぐにタオルで水分を拭き取ることが大切です。
特に、船でシュノーケリングスポットに向かうツアーに参加する方は、船内にバスタオルを持ち込むことをおすすめします。船での移動があるので、シュノーケリング後すぐにシャワーを浴びることができません。バスタオルで身体を保温しましょう。
タオルはレンタルがないことも多いので、持参することをおすすめします。シュノーケリング前後に使うタオル、シャワー後のタオルなど、複数枚持っていくと便利です。
シュノーケリングセット
下記に、シュノーケリングに最低限必要な道具をまとめました。
- シュノーケリングマスク(水中メガネ)
- スノーケル(口にくわえて息をする道具)
- フィン(足ヒレ)
これらは、マリンショップや海の家、ホテルなどさまざまな場所でレンタルできるので購入する必要はありません。ただ、スノーケルは口にくわえる道具なので、衛生面が気になる方は購入することをおすすめします。
道具に関する詳細は「シュノーケリングに必要な道具まとめ|初心者でもわかる正しい選び方とおすすめの製品を紹介」にて解説しています。ぜひ参考にしてください。
シュノーケリングを楽しむコツ4つ
1. 視力が悪い方は度付きマスクがおすすめ
普段コンタクトやメガネを使っている方は、海中景観をはっきり見ることができるのか不安ですよね。視力が悪い方は、度付きのシュノーケリングマスクをおすすめします。自分の視力に合ったマスクを使うと、クリアな視界が手に入ります。
なお、コンタクトを装着したままシュノーケリングも可能ですが、マスク(水中メガネ)に海水が入ることは多々あるので注意が必要です。シュノーケリング中にコンタクトが外れてしまうケースも珍しくありません。
海中で突然視界がぼやけるとパニックに陥る方が多いので、安全に楽しむためにも度付きのシュノーケリングマスクを選びましょう。大抵はどこのマリンショップでもレンタルできますが、貸し出ししていない場合もあるので予め確認しておくと安心です。
「シュノーケリング中にコンタクトは使える?おすすめの度付きマスクや注意点を紹介」にて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
2. シュノーケリングマスクの着用をマスターしておこう
初めてシュノーケリングをする人は、マスク(水中メガネ)に水が入ったり、鼻に海水が入ったりと辛い思いをすることがあります。
初心者でもコツさえ知っておけば、マスクに水が入りにくくなるので、シュノーケリングをより快適に楽しむことができます。
ここでは、シュノーケリング前に知っておきたいコツを紹介します。
- マスクストラップは後頭部の上、つむじのすぐ下あたりを意識して装着する:ゴムバンドの位置が下過ぎる、もしくは耳が折れる位置に装着すると、シュノーケリング中にゴムバンドがずるずると下がってしまい水が侵入する要因となります。しっかりと頭の上部に装着する必要があるので、鏡を見ながら適切な位置を確認してみてください。
- マスクストラップは少し緩めにサイズ調整する:ストラップのサイズが緩すぎたり、きつすぎたりすると、マスクの中に水が入ってしまいます。水中では水圧がかかるのを見越して、マスクストラップを絶妙な締め具合に調整しておくことで水の侵入を防ぐことができます。
- マスクに髪の毛が入らないように装着する:マスクと顔の間に髪の毛が挟まったまま水中に入ると、マスクと顔の間にできた隙間から水が入ってきてしまうため、注意が必要です。
- 口呼吸を意識する:鼻呼吸をしてしまうとマスクの中に空気がたまってしまうため、マスクの装着位置がズレてしまい、そこから水が入ってしまいます。口呼吸が不安な方は、水中に入る前に、鼻を手でつまんで口呼吸する練習をしておきましょう。
- 日焼け止めは適度に塗る:顔に日焼け止めクリームをたっぷり塗っていると、マスクのフィット感に影響が出てしまい、水が入りやすくなります。シュノーケリング前に日焼け止めを塗る際には、適度な量に抑えるようにしましょう。
自分に合ったマスクでシュノーケリングしたいという方は「シュノーケリングマスクの定番12選!失敗しない選び方や種類を徹底解説」にて紹介しているので参考にしてください。
3. スマホに防水ケースをつけよう
シュノーケリング中、スマホなどの貴重品はロッカーやホテルで保管するか、肌身離さず持ち運ぶかのどちらかになります。
貴重品を持ち運びたい方は、防水対策をしっかり行うことが大切です。特に、スマホなどの精密機器は、海水に濡れると故障してしまう恐れがあるので防水ケースを活用しましょう。
防水ケースの性能によっては海の中に持ち込めるので、シュノーケリングしながらスマホで水中撮影したい方にもおすすめです。また、海底に沈む心配のない「水に浮かぶタイプ」など、さまざまな防水ケースがあります。
「スマホの防水ケースおすすめ6選|水中撮影や海など利用シーン別に紹介」でも紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
4. 水中撮影をして思い出を残そう
シュノーケリングは、普段はなかなか見られない海中絶景を楽しむことができます。フォトジェニックな写真が撮れるので、思い出に残すことをおすすめします。
サンゴ礁や魚たちが織りなす色鮮やかな海中絶景、ウミガメやジンベイザメなど大型生物とのツーショット、シュノーケリングでしか撮影できない景色がたくさん。ツアーであれば、海を熟知したガイドの方が案内してくれるので、珍しい生き物を撮影するチャンスもあります。
水中撮影できる防水カメラは、マリンショップでレンタル可能なので活用するのも良いでしょう。画質に拘りたいけど、カメラの購入に踏み切れないという方は、Rentioのような家電レンタルサービスがおすすめです。
どんな防水カメラがあるのか気になる方は「シュノーケリングに最適な防水カメラ7選!選び方のポイントも解説」をご一読ください。
まとめ|シュノーケリングの服装は水温に合わせて選ぼう
シュノーケリングの服装は、男女共に「水着+ラッシュガード+レギンス+サーフパンツ」が基本です。海水温が25℃以下になる冬や春は、少し肌寒く感じるので「水着+ウェットスーツ」をおすすめします。
シュノーケリングは服装を変えれば年中楽しめるマリンスポーツです。特に冬は、夏より海の透明度が高いため自然のままの澄んだ海中絶景を楽しむことができますよ。
おすすめのスポットは「国内・海外のおすすめシュノーケリングスポット12選|魅力やベストシーズン」にて紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。
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