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ドルフィンスイムを楽しめる海外スポット6選|野生のイルカと泳ぐアクティビティツアー

ドルフィンスイムを楽しめる海外スポット6選|野生のイルカと泳ぐアクティビティツアー

大海原に棲みつくイルカたちと一緒に泳ぐ「ドルフィンスイム」。壮大な海外の海で楽しむドルフィンスイムは、まさに夢の体験といえるものです。

世界中にはドルフィンスイムを楽しめるスポットが点在しているため、具体的なスポットやツアーの目星がつかない方もいらっしゃるでしょう。とくに初心者であれば、情報を収集するだけでも膨大な時間を費やしてしまうことがあります。

そこで今回は、ドルフィンスイムを楽しめる魅力的な海外スポットを厳選してご紹介します。人気のスポット・ツアーをしっかりと押さえられるため、スムーズに旅行の計画を立てられるでしょう。

ドルフィンスイムにもさまざまな楽しみ方があるため、「どんな体験をしたいのか?」をイメージしながら読み進めてみてください。

ドルフィンスイムとは?

ドルフィンスイムとは、人懐っこいイルカと海で一緒に泳ぐアクティビティのこと。イルカにも好奇心が旺盛で人間に対してフレンドリーな種類も存在するため、一緒に楽しく泳げるツアーやスポットが世界各地で見られます。

ドルフィンスイムはダイビングや素潜りが中心ですが、イルカと泳ぐだけであればライセンスは必要ありません。また、イルカは海面の近くにも現れるので、シュノーケリングでも十分に楽しめるでしょう。

ドルフィンスイムの魅力は、可愛らしいイルカと一緒に泳げる点だけではありません。スポットによっては野生のイルカと触れ合えますし、運が良いとイルカが遊ぶ貴重なシーンを撮影できることもあります。広大な海でイルカと触れ合えば、ゆったりと流れる時間を感じながら心が存分に癒やされます。

また、なかにはイルカの生態を学べるスポットもあるので、「イルカと仲良くなりたい!」と感じている方は、ぜひドルフィンスイムの旅行計画を立ててみましょう。

ドルフィンスイムを楽しめる海外のおすすめスポット【6選】

ここからは、ドルフィンスイムを楽しめる魅力的な海外スポットをご紹介していきます。ツアー情報もかんたんにまとめているため、参加したいプランを考えながらチェックしていきましょう。

1. パラオ

パラオは日本の南約3,000kmに位置する、「生物の楽園」や「ダイバーの聖地」と呼ばれる島国。なかでも、キノコのような形をしたロックアイランドは世界遺産に登録されており、遠くから眺めているだけでも大自然の力に圧倒されます。

ほかにも、圧倒的な透明度を誇るカヤンゲル、1日に1時間ほどしか姿を現さない幻のロングビーチや、ターコイズブルーが美しいミルキーウェイなど、パラオには数多くの見どころがあります。

そんなパラオには、ドルフィンズ・パシフィックと呼ばれる研究施設があり、イルカと触れ合えるさまざまなプログラムが用意されています。とくにダイビングのスタイルで一緒に泳げるプログラムが充実していますが、「ドルフィン・シンフォニー」のようにシュノーケリングに近い装備でイルカと泳げるプログラムもあるので、初心者や子どもでも十分に楽しめるでしょう。

もともとが研究施設であるため、イルカの生態や能力を学びたい方にもおすすめ。なお、イルカへの理解を深める「ドルフィン・エンカウンター」には、全員参加が必須となっています。

ダイビングのライセンスを持っている方であれば、イルカと一緒に最大水深10メートルまで潜れる「ドルフィン・ダイビング」がおすすめです。ダイビングのライセンスは無く、泳ぎに自信がある方であれば、「ドルフィン・フリーダイブ」ならライフジャケットを着用せず素潜りで泳ぐことができます。

ぜひ、パラオでイルカと一緒に海の中を自由に泳ぐという貴重な体験をしてみるのはいかがでしょうか。

【基本情報】

  • エリア:ミクロネシア
  • イルカの種類:ハンドウイルカ
  • ベストシーズン:通年

2. ハワイ

ハワイといえば、毎年数多くの日本人が訪れる観光スポット。青い海や多様な海洋生物に恵まれており、街自体も観光化が進んでいるため、現地では幅広いアクティビティを楽しめます。

固有種が多く棲みついており、さまざまな海洋生物と触れ合えるツアープランが充実している点も、ハワイならではの魅力でしょう。

ハワイのドルフィンスイムツアーは、軽装備で潜れるシュノーケリング・クルーズが中心です。初心者向けのプランが充実しており、なかには5歳のお子様から楽しめるプランも。

青く美しい海で野生のイルカに出会うことは、国内ではなかなか体験できません。また、運が良ければジャンプや宙返りといった、イルカの大迫力なパフォーマンスを見られる可能性もあります。

さらに、イルカはもちろんウミガメと遭遇できるプランもあるので、可愛い生き物や大型生物に興味を持っている方にはぜひおすすめです。

【基本情報】

  • エリア:太平洋
  • イルカの種類:ハシナガイルカ
  • ベストシーズン:乾季にあたる4月~9月(イルカは通年現れる)

3. ジープ島

ジープ島はグアムの南西に浮かぶ、ミクロネシア連邦のチューク州に属するスポットです。1周が約100mと非常に小さな島ですが、島の周りには透明度抜群の美しい海が広がります。

周辺の海も含めて手つかずの自然が残されているため、大自然に囲まれながらゆったりと流れる時間を過ごせるでしょう。

ジープ島にはドルフィンスイム単体のツアーはありませんが、ダイビングツアーの最中にイルカと出会える可能性があります。遭遇率は約8割といわれており、日によっては赤ちゃんイルカと遭遇できることも。

また、ミナミハンドウイルカとハシナガイルカの2種類が生息している点も、ジープ島の大きな魅力です。抜群な透明度を誇る海なので、イルカが気持ちよく泳いでいる姿もじっくりと観察できるでしょう。

【基本情報】

  • エリア:ミクロネシア
  • イルカの種類:ミナミハンドウイルカ、ハシナガイルカ
  • ベストシーズン:通年

4. オーストラリア

オーストラリアといえば「グレートバリアリーフ」が有名ですが、じつはそれ以外にも海のアクティビティを楽しめるスポットは点在しています。とくに南オーストラリア州は海の観光資源が豊富であり、イルカ以外にもジンベエサメやクジラなど、さまざまな大型生物と遭遇できる可能性があります。

都会から離れた静かなビーチや、イルカやクジラが飛び跳ねるエリアなどがあるため、まさに海の大自然を体感できるスポットでしょう。

オーストラリアのドルフィンスイムツアーはアデレートやパースなど、南オーストラリア州の都市から出発するプランが中心。近くにあるセントビンセント湾には1,000頭以上のイルカが棲みついており、世界で10頭ほどしかいない「ジェイド」と呼ばれる、人懐っこいイルカと出会える可能性もあります。

また、西オーストラリア州のモンキーマイアも、野生のイルカが現れるスポットです。こちらのスポットではビーチにイルカが現れるため、小さなお子様でも触れ合いを楽しめるでしょう。

本格的なドルフィンスイムを楽しみたい方には南オーストラリア州、安全に楽しみたい方にはモンキーマイアがおすすめです。

【基本情報】

  • エリア:オセアニア
  • イルカの種類:ハンドウイルカ
  • ベストシーズン:通年

5. バハマ

バハマはカリブ海の北に位置する、700を超える島々によって形成されている国です。周辺の海には数多くの珊瑚が自生しており、その光景はまさに「珊瑚礁に浮かぶ島」。

また、バハマのイルカは「世界一フレンドリー」といわれるほど好奇心が旺盛であり、大海原で遊んだり泳いだりする姿を見せてくれます。海面に反射して輝く朝日や夕日、さらに夜の星空も美しいスポットなので、神秘的な体験を1日中楽しめるでしょう。

バハマでは大海原でイルカと出会える、ドルフィンスイムクルーズが開催されています。クリアな海でイルカと出会えることはもちろん、このクルーズでは夜に潜る「ナイトドルフィン」も用意されているため、より貴重な体験ができます。

また、大海原を自由に泳ぐイルカやヒトに興味を示す親子のイルカなど、イルカのさまざまな姿を見られる点も魅力的。1日中を海で過ごすプランなので、高い確率でイルカと遭遇できるでしょう。

【基本情報】

  • エリア:大西洋
  • イルカの種類:ハンドウイルカ、タイセイヨウマダライルカ
  • ベストシーズン:5月~7月

6. メキシコ

メキシコはリゾートが点在している国であり、クルーズからリゾートステイまで幅広く楽しめます。イルカやクジラなどの大型生物も数多く生息しており、なかでも東部に位置するカンクンは年間300万人のリゾート客が訪れる人気スポット。

カンクンは1年を通して晴天が多く、雨季にも問題なく泳げます。ショッピングや遺跡探索など、さまざまな旅行計画を立てやすい点もこのスポットの魅力でしょう。

メキシコのドルフィンスイムツアーといえば、イスラ・ムヘーレスで開催される「スイム・ウィズ・ドルフィン」が挙げられます。透明度が抜群な海でイルカと遭遇できるため、可愛らしい姿を存分に観察できます。

また、イルカに足を押してもらって泳ぐなど、より近い距離で触れ合える点も魅力的なポイント。生態も勉強できるため、イルカと仲良くなりたい方にぜひおすすめしたいツアーです。

【基本情報】

  • エリア:北アメリカ
  • イルカの種類:ハンドウイルカ
  • ベストシーズン:通年

ドルフィンスイムのツアーを手配するには?

これから実際に、ドルフィンスイムに行ってみたいと思っている方は、具体的にどうすればいいでしょうか?

基本的な手配の流れとしては、まずは現地までの航空券とホテルをご自身で用意して、現地で開催されているオプショナルツアーを事前に申し込んでおく必要があります(日本国内から”イルカと泳ぐ”というパッケージツアーは、現在開催されていないようです)。

パラオを例に取り上げてみましょう。

すでに紹介したとおり、パラオでは、さまざまな形でイルカと泳ぐことができる「ドルフィンズ・パシフィック」のプログラムに参加するのがおすすめです。

ドルフィンズ・パシフィックは、パラオの中心地であるコロール島から車で約10分、マラカル島の入り口にあります。ドルフィンズ・パシフィックのオプショナルツアーに申し込んでいれば、追加料金で現地のホテルから、マラカル島入り口のチケットセンターまでの往復送迎を手配することができます(事前申し込み必要)。

ドルフィンズ・パシフィックに参加できる代表的なツアー会社として、べラウツアーST WORLDの2社がよく利用されています。

各Webサイトの予約申し込みフォームから事前に予約することができるので、一度チェックしてみてください。さらに詳しい価格帯や申し込み方法については、下記の記事からもご覧いただけます。

ドルフィンズ・パシフィックの観光ガイド|イルカと触れあう体験ツアーの魅力

ドルフィンスイムの注意点

ドルフィンスイムは海に潜りながら楽しむアクティビティなので、水中メガネやスノーケル、フィンなどの道具が必要になります。ツアーによっては必要な道具がそろっていない可能性も考えられるため、各ツアーでレンタルできる道具は事前にチェックしておきましょう。

また、イルカは人の行動によって、警戒心を強めたり怒ったりすることもあります。そのため、イルカを無理に触ったり追いかけたりするべきではありません。

「体に直接触れない」「フラッシュ撮影をしない」など、ドルフィンスイムは場所ごとにルールが設けられています。ツアーなどに参加する場合には、各プランの概要をしっかりと確認した上で、ルールの範囲内で楽しむようにしましょう。

ポイント

  • 水中メガネやスノーケル、フィンなどの必要な道具をチェックする(ツアーによって異なる)
  • イルカを無理に追いかけたり、直接触ったりしない
  • フラッシュ撮影をしない

実際のドルフィンスイムの楽しみ方やシチュエーションを意識して計画を立てよう

今回ご紹介したように、参加するツアーによって遭遇できるイルカや楽しみ方が少し異なります。ドルフィンスイムにもさまざまなスタイルがあるので、「イルカとどんな触れ合い方をしたいか?」や「どんなシチュエーションで会いたいか?」などを意識しながら計画を立てると良いでしょう。

海外ならではの壮大で神秘的な体験をするために、ぜひ本記事を参考にしながら計画を立ててみてください。

ドルフィンスイムをより楽しむために、ダイビングライセンスを取得しよう

別名「Cカード(Certification Card)」と呼ばれるダイビングライセンスは、ダイビングの知識・技能の習得を示す認定証のことで、体験ダイビングでは潜れない水深まで自由にダイビングを楽しむことができます。

ドルフィンスイムも、ダイビングライセンスがあれば最大水深10メートルの海の世界をイルカと一緒に泳ぐことができます。

そこで、初心者でもダイビングライセンスに興味がある方のために、ライセンス取得の必要な準備からライセンスを取得できる団体やその種類まで、細かく一つの記事にまとめました。

初心者だけど、ドルフィンスイムをダイビングで楽しみたいと考えている方は、ぜひチェックしてみてください。

ダイビングライセンスの種類|Cカードの取得メリットや特徴の違いとは

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